『楽に死ねると思うなよ 国の犬ども』
※この記事にはアニメ未放送分のネタバレが含まれております。
プロフィール
解放軍に仇なす者を狩る氷使い
全ての異能を鍛錬に捧げる狂言者
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
解放コード | 外典 |
---|---|
本名 | 不明 |
異能 | 氷操 |
性格 | 強さ至上主義 |
CV | 山下誠一郎 |
概要
『異能解放軍』解放軍潜伏解放戦士の1人。解放戦士の中では最強格の存在。
人物
水色のフード付きロングコートを羽織り、フードで顔を隠している。一人称は「僕」。
リ・デストロからの寵愛を受け、忠誠でそれに応える少年。学校に通わず長い期間の中で異能を鍛え、理想の未来に備え磨き抜いてきた異能の力は絶大。
解放主義の影響したことへの歪み、リ・デストロから戦闘兵器として育てられたためか解放軍の食事会ではハンドサインはとらない、手掴みで料理を食い散らかすなど行儀作法にはかなり疎く、義務教育すらまともに受けていない可能性がある。
リ・デストロ以外の他の同志との仲間意識は低く、自身の異能に巻き込まれようがお構いなしである。
荼毘から「氷男」呼ばわりされていたが『超常解放戦線』の式典ではフードを脱ぎ、中性的な顔つきでロングヘアーであることが判明している。
異能
異能は『氷操』。
氷を自在に操るもので、遠隔操作で近場の氷を持ってくることが可能。竜の様な巨大な氷塊を作ることができる。
外典本人は低温への耐性が強く、氷を纏い打撃力や防御力を高められる。
氷が溶けて水となったものは再び操ることは出来ないが、異能を鍛えた結果氷の温度も変えるようになっており、水のある場所を凍結させて氷を増やすことが出来るようになっている。
過去にリ・デストロが少し火傷を負い、慌てて治療したときに使えるようになったのが覚醒のキッカケである。
鍛えぬいた異能の威力は街一区画を丸ごと強大な氷の剣山で覆うほどで一時期トゥワイスによって追い詰められかけた戦況を一気に引き戻した。Mr.コンプレス曰く「規格外過ぎる」。
動向
再臨祭では荼毘の足止め役として交戦し、合流してきたギガントマキアにも迎撃を仕掛けるも覚醒した死柄木共々力及ばずに、リ・デストロが降伏したことで再臨祭は終結した。
『超常解放戦線』結成後は荼毘と共に開闢行動遊撃連隊『VIOLET』の隊長に任命される。
プロヒーローによる群訝山荘急襲では遅れて参戦し、Mt.レディを氷塊で跳ね飛ばすなどして形勢の立て直しを図ろうとするが、セメントスと彼を援護する他のプロヒーローを相手取るには難航を極め、激戦の末に両者相討ちとなり、セメント漬けにされ逮捕された。
余談
未だ解放軍メンバーの中で本名や素性は不明のままである。
一部でその「氷を操る」異能とその強さ、明らかになった素顔からある人物と関係があるのではないかと囁かれている。
とはいえ作中世界において火関連の個性でもピンキリであるため、血が繋がっているとは言い切れないが…。
最新話で外典の口からMr.コンプレスに語られた話によると、外典は轟冷と同じ氷叢家の人間であり、そして氷叢の血は濃いと言う事。外典によると元々氷叢家は古くから庄屋を営んでおり、農地改革後も分家を増やすことで、財とプライドを保っていたとのこと。だが超常現象が起き始めると共に氷叢家は急速に零落をし始める事になった。血が混ざるのを嫌った氷叢家は遠縁の分家同士での結婚が相次いだ。だが自ら閉塞環境に置いたことで氷叢家は縮小の一途を辿り、ついに本家が身売りを始めたことで氷叢家は事実上の終焉を迎えたとのこと。残っていた僅かな氏族も離散をして、その中の1人であった外典はリ・デストロに拾われたことで異能解放軍へと加入することになった。
個性は世代を重ねることで複雑に深化していく中で血の濃い氷叢家の血を持つ身体には本人ですら知覚し得ない力が眠っている可能性があると語っている。外典自身もリ・デストロの火傷を治療しようとしたことがきっかけで自身の知りえなかった力が覚醒して、現在の規格外とも言える力を発揮できる様になったので、氷叢家の血は一種の個性特異点の形であるかもしれない。