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緑川弘バッタオーグのシステムは、改造オートバイ『サイクロン号』とセットだ。に合っている

概要

シン・仮面ライダー』において登場するサイクロン号本郷猛/仮面ライダー第1号の愛車でもある(劇中では一貫して「サイクロン号」と呼ばれている)。

原作と同じく変形機能も健在で、常用タイプとライダータイプに当たる2種類の形態を持つ。1号のライダーズクレストが記されている。

デザインは初代サイクロン号をベースとしつつも、スマートな見た目になり、また最大の特徴として初代は左右2つであったライトが4つになるなど有機的な要素が強くなっている。

性能・活躍

緑川曰く、バッタオーグ(仮面ライダー)のシステムはこのサイクロン号とセットで運用されることを前提に設計されているようで、事実本郷が仮面ライダーとなる際には先ずサイクロン号を変形させて走力を高めることで強い風を受けプラーナを吸収し変身するという流れになっている。

変形後の状態では、マフラーのジェット噴射を使う事で急加速・急停止に加えて飛行する事も出来る。そのため、第1号のジャンプ力の限界である66m30cmを優に超える高度を移動するコウモリオーグの攻略に貢献し、より高い高度からのライダーキックの発動を可能にさせた。

自立稼働型でもあり、自動運転機能で本郷が搭乗しなくても徐行、走行することが可能。本編では、本郷が徒歩で移動する際にゆっくりと後ろを追尾していた。

かなり頑丈にできているようで、崖から落下したり、クモオーグが仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれたりても問題なく稼働していた。後者では自立稼働のなせる業か、本郷を待つように着地した状態で待機していた。この頑丈さを活かし、本郷は終盤の戦いでマシンガンの乱射を受けた際に車体を盾にして身を守った。

最期は緑川イチローの「ハビタット計画」を阻止するため、一文字のサイクロン号とともにハビタットシステム及び玉座の破壊と引き換えになる形で消滅した。

派生車両

仮面ライダー第2号一文字隼人も、マフラーの色が第1号のものとは異なった同型の車両を所有している。

また、SHOCKER内でも量産型バッタオーグ搭乗用の量産型が製造された。

物語の終盤、新たな戦い新たな仮面ライダーの誕生に伴い、原典の新サイクロン号を思わせる姿をした新たなシン・サイクロン号が製造された。こちらの名称は公式でも「シンサイクロン号」であり、ボディにも「SHIN-CYCLONE」の文字が刻印されている。

立体物

タカラトミーから『トミカプレミアムunlimited』 でラインナップ。第一号と第二号、各々の仕様でラインナップされている。

バンダイの食玩「SHODO」シリーズでも第一号と第二号、それぞれのフィギュアと同梱でラインナップされており、同フィギュアを乗せる事が出来る。

BANDAI_SPIRITSS.H.Figuartsでも発売が決定、こちらはマフラー部分の交換によって第一号Ver.と第二号Ver.を再現することが出来る。

余談

  • デザインを担当したのはエヴァのメカデザイナーの山下いくと
  • 先輩2機と同じくどこか愛嬌のある動きのせいか、一部のファンから「サイクロンたん」と呼ばれ始めている。
  • ガソリンとは異なるエネルギーで動いている部分がある為なのか、爆発すると爆風の中にブラックホールのような球体が出現する。
  • 量産型バッタオーグが搭乗する車両は、撮影当初の段階では後部の形状と全体的な色が第1号、第2号のものとは異なるデザインとなっていた。しかし撮影されたシーンが止む無くカットとなった為か、完成版では形状がダブルライダーの愛車と同じ物になっている。
  • ベースとなったバイクはどちらも本田技研工業のバイクであり、変形前はCB250R、変形後はCB650Rをベースに制作されている。
  • 上記にもある通り劇中で自動運転・追尾機能が使われているが、ベースとなったバイクを製造・販売している本田技研工業は2017年に歩行者に自動追尾するシステムを搭載したバイクを実験的に発表している。(2:53~)