「ヤツらは妙なスウォーム兵器を使う。一対一でいくな。数で――」
スペック
デザイナー | 海老川兼武 |
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形式番号 | CCP-068 |
全高 | 18.6m |
重量 | 54.7t |
製造 | グラスレー・ディフェンス・システムズ |
固定兵装 |
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携行兵装 |
概要
ベネリットグループ御三家の一つ「グラスレー・ディフェンス・システムズ」が開発した量産型モビルスーツ。
カーキとダークパープルのサツマイモのようなツートンカラーリングが特徴で、ベギルベウの随伴機として運用される。
解説
グラスレー社の拠点「CCライン」で開発・製造された「グレードP」系列の普及型量産機。同社の標準OSである「ハイン」を基幹とした連携戦を重視した機体群「ハインシリーズ」に属している。
ベギルベウとは異なり世代は明言されていなかったが、後継機のハインドリー(厳密には、ハインドリー・シュトルム)のプラモデルインストで当該機が第4世代とされているため本機も同様に第3世代と思われる。なお、現時点で明かされているのはハインドリーと同じく本編に登場するダリルバルデも含めた三機のみ。
凸型のカメラアイにオーソドックスな物でまとめられている武装と普及型らしい外観を持ち、バックパックは小型でシンプルなものであるが、腰部に宇宙用と思わしき側面と背面に噴射口が設けられた水平の推進機を装備している。
劇中の活躍
「フォールクヴァング」襲撃に派遣されたドミニコス隊の部隊には少なくとも6機以上配備されスリーマンセルを組んでいたが、ガンダム・ルブリスタイプにはスピードや兵装共に全く歯が立たず、ナディムに1機、ウェンディに2機、エリクト及びエルノラに3機と映像上確認出来る機影は全機撃墜されている。
余談だが、後継機のハインドリーのプラモインストでは本機が「ガンダム」を制圧し作戦に貢献した旨の文章があるものの、実際の戦果は上述の通り凄惨たるものであり(表向きの情報とは対照的に)皮肉にも褒め殺しとなってしまっている。
武装
ビームライフル
中程度のサイズのライフル。ルブリスタイプにはビームバリアで防がれた物も含め、一発も有効打を与える事が出来なかった。
ビームサーベル
バックパック上部に二基装着されている。
エルノラ・エリクト機のGUNDビット掃射を耐えるもライフルを失った一機が接近戦に持ち込んだ際に使用するが、攻撃を命中させる前に返り討ちに会う。
シールド
左腕に装備され、ビームバルカンが内蔵されている中型のシールド。
ナディム機のGUNDビット迎撃に用いられたが、有機的な機動で回避された挙句吸着され機体ごと爆破された。
ガンプラ
現時点では商品化未定だが、先述のハインドリーのキットにはスイッチが見受けられる事からリデコ自体は不可能ではないと思われるが……?
余談
- 機体名はドイツ語で聖人の意の「Heiliger」もしくは「ハインリッヒ・クラーマー(Heinrich Kramer)」の捩りと思われる。