スペック
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概要
グラビティーゾイドの一体であるヘラジカ型のゾイド。
初登場はアニメ『ゾイドジェネシス』で、オレンジカラーのレ・ミィの機体として第1話から登場した。
メインキャラクターのゾイドとしては、バンブリアンやレインボージャークと同様に量産されている。
レ・ミィの機体は元々、キダ潘領主であったミィの父レ・インが使用していたもので、死後にミィへと引き継がれた。
頭部の角「ブレイカーホーン」は捕獲した相手に電撃を流して破壊し、右前肩部にメタルZi製の長槍「スラスターランス」を搭載している。
バイオゾイドが跋扈し、弾薬の補給も難しい時代の機体のためか、火器は少ない。しかし、ブレイカーホーンによって空気中の電気を吸収する事でスラスターランスから発射することも可能である。
後にトゥインクルブレイカーを装備したランスタッグブレイクへとパワーアップする。
バリエーション
ランスタッグブレイク
レ・ミィのランスタッグが、ブレイカーホーン前部をさらに大型のメタルZi製兵器「トゥインクルブレイカー」に換装した形態。
近接戦闘力と防御力が大幅に上昇している。しかし、重量が 81.0t に増加したためか、最高速度はわずかだが 280.0km/h に落ちている。
バイオティラノとの最終戦では、コアを破壊されたムゲンライガーを守るためにただ一機バイオティラノに立ち向かったが返り討ちに逢い、サンダーキラーバイトで頭を噛み潰され機能を停止した。
量産型
キダ潘では白地にブルーカラーの機体が軍隊規模で多数発掘されており、騎士団の乗騎として活躍している。
量産型は、リーオ/メタルZiの槍を装備していないが、その代わりに槍が高速連突を繰り出せる。
ソウタ仕様
討伐軍側に寝返った元ディガルド四天王のソウタの新たな機体。
他の量産型とは異なり緑色になっており、スラスターランスの代わりにソウタのディガルド時代の乗機であったバイオケントロから回収されたビーストスレイヤーが装備されている。
最終戦では単身バイオティラノに立ち向かうが返り討ちに逢い、ビーストスレイヤーをもぎ取られて救援に駆けつけたフェルミのバイオプテラ破壊に利用されてしまった。
余談
- 名前は、「ランス(槍)」と「スタッグ(牡鹿)」の合成である。ヘラジカは英語では「ムース」や「エルク」と言う。
- キメラであるディアントラーやブレイブジャガーのチェンジマイズなどの改造機を除けば、ゾイドでは初のヘラジカ型、というか初の純粋なシカ型ゾイドである。
- アニメ本編でグラビティホイールやショックキャノン、電撃砲を使用するシーンは無いが、回転するローリングスパイクシールドの刃でバイオラプターを押さえつけるシーンがある。
- オルディオス以来の高機動性の四足草食哺乳類型ゾイドとなるので、改造ゾイダーに重宝されたという。
- オルディオスとは武装コンセプトも似ており、衝撃砲を装備する位置や、グレートバスターの原理もスラスターランスの電撃砲と近い。
- 当初は、トゥインクルブレイカーの代わりに巨大な槍と銃盾を装備し、その強化装備が他のメンバーの強化装備と合体してカンガルー型のゾイドになる予定もあった。