ミッドウェイゲームズは、かつてアメリカ合衆国に存在したゲームメーカー。
自社開発のゲームとしては、モータルコンバットシリーズが有名。
歴史
1958年、ヘンリー・ロスとマーシン・ウォルバートンにより「ミッドウェイ・マニュファクチュアリング」として創業。エレメカおよびピンボールの開発を行っていた。
1969年にピンボールとスロットマシンを開発していた「バリー・マニュファクチュアリング」に買収される。
1970年代に入るとタイトーやナムコのゲームのアメリカでの販売ライセンスを取得し、『スピードレース(海外名:Wheels)』や『スペースインベーダー』、『パックマン』といったヒット作を販売したことで、アーケードゲームメーカーの大手にまで飛躍する。
1982年、バリーのピンボール部門と合併したゲーム開発部門を「バリー・ミッドウェイ」と改称。
1983年、「ガルフ&ウェスタン・インダストリーズ」からアメリカでのセガゲームの製造販売権を買収。更に2年分のセガの販売ライセンス権も取得する。
1988年、ライセンス販売に頼った結果、自社での開発能力が衰退し売り上げに陰りが出始めると、ウィリアムス・インダストリーズによりゲーム開発部門が買収され、「ミッドウェイ・ゲームズ」に社名変更(バリー社はカジノ経営やスロットマシン開発に特化)。ただし、ピンボールにはバリーのブランド名が許される。
1991年、ウィリアムスのゲーム部門を吸収。
1996年、タイム・ワーナー・インタラクティブを買収。これによりタイム・ワーナー所有のAtariゲームの権利も取得する。
また同年、ウィリアムスが『ディフェンダー』や『ジャウスト』などの著作権と商標をミッドウェイに譲渡。
1999年、需要低迷に伴いピンボール開発より撤退する。
2001年にはアーケードゲームの需要そのものが低迷したため、こちらからも撤退。
2004年より市場シェア拡大のため様々なデベロッパーを買収するも、徐々に資金繰りが悪化し2009年に倒産。資産はワーナーブラザーズに売却された。
自社による主要ゲーム
ランペイジシリーズ
モータルコンバットシリーズ