概要
『スプラトゥーン3』におけるNew!カラストンビ部隊の現司令。
初代『スプラトゥーン』のヒーローモードの主人公3号が、アタリメ司令からギアと使命を引き継ぎ、New!カラストンビ部隊の司令となった姿。
ヒーローモード本編中ではあくまで「司令」と呼ばれており、「新司令」は新3号同様に便宜上の呼称である。
前作にあたる『スプラトゥーン2』から『3』までの5年の間にアタリメが部隊から引退し、代わりにアタリメによって3号が新しい司令に任命された。空いた隊員3号の席には『3』のヒーローモードにて同作の主人公が入り、3号の意志は受け継がれることになる。
初代の主人公でありながら、前作のオクト・エキスパンションや今作でも活躍を見せる辺り、最早レジェンド枠である。
『3』のヒーローモードでは、基本的にオルタナに設置されたシオカラキャンプに居る。常にキャンプ内の銀色のコンテナボックスに腰掛けており、上のイラストのように左手でほおづえポーズを作っている。
シオカラキャンプでは、司令から見て右に1号、左には2号が常に立っている。
なお横の二人がシオカラーズ全開なポーズをする際、司令は両腕をクロスして手のひらを下に向けるという謎のポーズをとる。
2人のポーズが左右非対称なので、それになんとなく合わせたのだろうか。
また、今作のアートブックによれば最強のウデマエの持ち主らしい。実際、後述するような活躍を見せたりと非常に強いようなのだが、肝心なときに気絶したり(前作DLCの話)、足をくじいたりしており(後述)、若干のドジっ子体質のようである。
容姿
司令の服装は、
- アタマ:でんせつのぼうし(レジェンドのぼうし)+ヒーローヘッズ
- フク:灰色の半袖Tシャツ+アームカバー(?)+初代でアタリメ司令が着用していたボロ着(?)
- ボトムス:裾の破けたレギンス
- クツ:オリジナルのサンダル
と、初代とオリジナルのギアを組み合わせた独特なものになっている。でんせつのぼうしはアタリメから受け継いだものであるようで、よく見ると頭の上にゲソを出すための穴が空いている(ガールの司令だとより分かりやすい)。
なお、肌や目の色、性別は前作でオクト・エキスパンションで設定していればそれが引き継がれるが、クレーターに戻り、アタリメにキャンプ内の絵を描き直してもらうことで容姿を変えられる。なので司令の性別は下のイラストのようにボーイにもできる(ゲーム内では性別ではなくヘアスタイルと表記される。ヘアスタイルはメイン画像のようなゲソ形と、下のイラストのようなゲソ形の2種類のみ)。
また、前作から本作の間に何かあったのか、ゲソ(髪)に切りつけられたような傷跡がついている。
体格は現在の3号(新3号)よりも大きいらしく、3号が司令のお下がりのヒーロースーツを着た際、それを見たアタリメから
- アタリメ「ちとゆったりしておるが、まァ問題かなろう」
- アタリメ「そのスーツ、フィット感はアレじゃが よく似合ってるぞ!」
と言われたり、
イカすアートブック3では3号が着た司令のお下がりヒーロースーツについて、
- 『サイズはピッタリ……ではなかったらしく、クレーターからオルタナへ落下した際に脱げてしまった』(219ページ)
と記述されていることから、どうも3号の体格よりも司令のお下がりが大きかったせいで脱げた(つまりぶかぶかだった)、と捉えられるような記述や表現がなされている。
コミュニケーション
1号や2号と異なり自分では喋らず、常に無表情。だが、“心の声”とやらを通じ、1号や2号と会話を行い、新しい3号に対しても2号による心の声の通訳を通じて指示やアドバイスをする。自己紹介でも終始無言だが、ピースしてくれたり、上記のように横の2人とポーズを合わせてくれるなど、意外とノリノリ(2号曰く「シャイなだけ」らしい)。ただのツンデレとか言わない。
ゲームの主人公にはプレイヤーのイメージが反映されるため、セリフを与えると(特に初代の)プレイヤーの3号に対するイメージが崩壊する可能性があるため、3号にセリフを与えず、プレイヤーのイメージで補わせているのだろう。
余談だが、終始無表情な司令もとある台詞で口を開いてくれることが確認されている(参照動画)。もしかしたら単なるバグかもしれないので、もし見たい人はお早めに。
また、後述するように機械を振り回しながら良い笑顔を見せてくれたり、物語終盤に涙を流す場面があったり、新しい3号と初対面した時、そしてヒーローモードクリア後に最初に再開した時、実はちょっと口角を上げながら新しい3号を見ている……と、完全に無表情という訳ではなく、決して無感情でもないようである。
関連タグ
スプラトゥーン スプラトゥーン3 Return_of_the_Mammalians
ネタバレ注意
イカ、ラストのネタバレを含みます
オルタナのロケット発射場「オルタナ宇宙センター」に乗り込むにあたり、発射場付近を覆うケバインクのゴウモウを刈り取る必要があった。
そこで、New!カラストンビ部隊はオルタナ各地で集めた「オタカラ」と呼ばれる機械群を、その場のノリと勢いで組み合わせ、芝刈り機的な謎の機械を作成。
そして何と、上のイラストのように「スペシャル溜まったよ」の合図を示した後、ヒト状態のままスーパージャンプし、全力でこの謎の機械を振り回し、ケバインクを一掃。2号曰くゴウモウを「トゥルトゥル」にし、ケバインクの完全除去に成功した。ちなみにケバインク一掃中は良い笑顔を見せてくれる。
そのまま宇宙センターに突入するかと思われたが、ケバインク一掃直後にその場で倒れ込んでしまう。本人曰く「久しぶりに動いたから足をネンザした」とのことで、少し遅れて新3号がラストステージをクリアしたタイミングで追いついてくる(が、その場でかがんで肩で息をするほどしんどかったようだ)。
ロケットが飛んで行った後は、姿の変わり果てたアタリメを介抱し、涙を流した。が、司令の涙を浴びたアタリメが異形の姿のまま復活すると「なんなんだこれは」と言わんばかりの表情でアタリメを見ていた。
その後は地上にてシオカラーズやすりみ連合、アタリメと共に応援していたと思われる。
クリア後にオルタナに入ると、最初と同じように迎えてくれる。
その際も無言だったが、最後にそっとナイスシグナルを送ってくれた(ボイス等は無し)。