概要
不思議な生き物「ピクミン」は、進化の過程で根が変化して歩けるようになった植物「歩根類」にあたり、自ら動き回って獲物を捕らえるなど、動物的な性質を強く身につけている。
しかし中には「何かに根を張る」植物の性質を濃く残している種類もおり、他の生物や栄養にならない無機物に食い込んだまま一生を過ごす事から「ヤドリピクミン」と命名された。
ただ一概にヤドリピクミンと言っても、その中でもまた生態の違いが存在している。
ヤドリピクミンの種類
デメマダラ種に寄生したヤドリピクミン。
寄生対象のチャッピーを「身体」とし、神経節にからめた根から内分泌かく乱ホルモンを分泌することでその活動をコントロールできる模様。
だが捕食に関しては宿主の本能まかせで、同じピクミンにも平気で襲いかかる。
繁殖も宿主の子にタネが仕込まれ、そのまま共に生まれ育っていく模様。
岩石に寄生したヤドリピクミン。
寄生対象の岩は「鎧や殻」のような扱いで、根付きすぎて逆に飛び出た根を手足とし自ら動き回る。
他のピクミンとも共存関係を築き、共にエサを探して集団生活を営む。
繁殖もオニヨンによって、最初から岩石に埋まったまま生み落とされる。
などなど、同じ寄生種でも複数の派生種に分かれているらしい。
他種とのあらゆる関係を積極的に持とうとするピクミンの性質から、これらも寄生ではなく共生ではないかと言う説も最近発表されており、今後の調査結果が待たれるところ。