ガトー(NARUTO)

がとー

マンガ『NARUTO』の登場人物の一人。

「ククク…。少々作戦が変わってねェ…。と言うよりは初めからこうするつもりだったんだが……再不斬、お前にはここで死んでもらうんだ。お前に金を払うつもりなんて初めから毛頭ないからねェ…。」

「･･･そう言えば　こいつには借りがあった。私の腕を折れるまで握ってくれたねェ…。くっ死んじゃってるよコイツ」

CV：坂東尚樹 / 石塚運昇(初登場時のみ)

概要

海運会社ガトーカンパニーの経営者。

世界屈指の指折りの大富豪として世界中に名を知られているがそれは表の顔である。

その正体は情報通のカカシをも含めた忍び達さえも知らされておらず、裏社会の一員でアウトローにも顔が効き、闇の世界の帝王という二つ名を持つ恐ろしい男であった。

企業や国を乗っ取ったり、違法な品を売りさばく密売人としての顔まで持つ。

賞金首である抜け忍を雇い隠れ家を提供する、または殺生は他人に任せ自分の手は汚さないなどずる賢く、非道この上ない存在である。

計算高くナルト達第七班も全滅の危機に追いやっている。

正規の忍びではやたらと金がかかる理由に抜け忍やならず者しか雇わないような事を言っている為、かなりケチな性格である事が分かる。

国に目を付けられる危険性なども避けたい為に、再不斬のような抜け忍や、侍であるゾウリやワラジみたいな者を雇っているのだろう。

波の国を手中に収め、邪魔者であるカイザを公開処刑し、二度と反乱が起きないように人々を脅しかける事で身の保険をかけた。

あらゆる運搬や人の出入りを遮断し交流を妨げては恐怖政治を働いていた。

波の国には建設中である橋が存在し、その責任者であるタズナを暗殺する為、再不斬達を雇う事になる。

再不斬と白を雇い、タズナを殺すよう依頼するが真の目的は、面倒な抜け忍と第七班とタズナ達もろとも抹殺する陰謀だった。

白の死を嘲笑うガトーに再不斬は激昂。

ガトー達は再不斬を消しにかかるがそれは叶わず、最期は再不斬に首をはねられ死亡した。

アニメでは表現の都合上、胸をクナイで刺されて橋から突き落とされるという最期に変更されている。

余談ながら再不斬の声を担当していたのは初登場時のこいつと同じく石塚氏で自分と声が同じ人物に引導を渡せれたと思うと感慨深いものがある。

カカシ秘伝-氷天の雷において

大四次忍界大戦終結した1年後…

波の国は運送技術が発達し飛鯱丸という空飛ぶ大船を開発し世界でトップになる事を狙いにいく。しかし…

ガトーが死亡以来から波の国は裕福になったが、人々は勇気から傲慢へと変わってしまい貧乏に見下してしまう程になり、波の国の為に死んでいった英雄であるカイザの意思に反してしまい心が揺らいで行く。

終戦後の波の国の人々の大半が金の為なら何でもするようになり、イナリからは『 ガトー化 』となり始めていると危険視されている。

貧相な国だったが為に貪欲になってしまったが、もしカイザが生きていたら、この現状を悔やむだろう。

カカシら波の国の最先端技術は他国にも広まり大空の領土を巡り、荒らそうだろうと予想している。

カカシとタズナは飛鯱丸の最先端技術は今の所木ノ葉隠れしか知らないと言っているが、アニナルではゾウリが一般市民を装って波の国に居座り続けてるが、どう転ぶだろうか…。