「君には、大切な人がいますか?」
「人は…大切な何かを守りたいと思った時に、本当に強くなれるものなんです」
「その人の夢を叶えたいっ……!そのためならっ!僕は忍びに成り切るッ!!」
プロフィール
(NARUTO秘伝・臨の書より)
概要
第一部・波の国編に登場する霧隠れの里の抜け忍。「氷遁」の血継限界を宿す雪一族の末裔で、忍者としての天性の才能を持つ少年。幼い頃に霧隠れの鬼人・桃地再不斬に拾われ、戦闘術を教わってからは彼に忠実に付き従う。
人物
一人称は「僕」。非常に温厚で雪のように静かだが、再不斬への忠誠心は高く、彼に危害を加えようとする者には容赦しない。
得意技は水と風の性質変化を組み合わせて氷を作り出す氷遁忍術「魔鏡氷晶」である。
また、戦闘時は仮面を被っているが、ナルトの攻撃を受けた時に割れて素顔が明らかになる。
長い黒髪に白い肌で、非常に端麗な容姿を持っていた。だが、性別は男でナルトには「サクラちゃんより可愛いのに」と驚かれている。
ちなみにナルトとは直接対峙する前に素顔で出会っているのだが、その時の白は着物姿で髪も下ろしていたのでただの美少女にしか見えない。
生まれは水の国だが、母が血継限界である「雪一族」の人間である。この「雪一族」は忌み嫌われる存在で、父が母を殺し、白も殺されかけたが逆に父を殺してしまう過去があった。
その時に自身が"必要とされない存在"と思い絶望して放浪していたが、血継限界の一族と知りながら自身を拾い、必要としてくれた桃地再不斬を心から慕うようになる。
そして彼の相棒として共に戦い続けたが、最期は再不斬を庇う形でカカシの雷切を受けて死亡。
第四次忍界大戦では薬師カブトの穢土転生により再不斬と共に蘇生。カカシやサクラと戦わされた。
本編においてナルトの人生に深く影響する人物でもあり、何度も回想で登場している。特に、最初の出会いの時に呟いた「人は大切な何かを守りたいと思った時、本当に強くなれるもの」という言葉はナルトの心に今もなお深く刻み込まれている。
アニメでは何の因果か、かぐや一族の最後の生き残りとされた君麻呂と、彼が霧隠れの里を襲撃した際に出会っている。
霧隠れの暗部時代について
霧隠れでは抜け忍を始末する霧隠れの暗部である追い忍・特殊部隊に所属していた経歴がある。現在も被っている仮面は追い忍の衣装。
推測だが、再不斬が起こした霧隠れの水影暗殺、またはクーデターには参加していないと思われる。
桃地再不斬がクーデターを起こした時期は白はまだ幼かったため、霧隠れに残し去っていた後に、密接に接触しながらも霧隠れの暗部・追い忍の特殊部隊に所属した可能性が高い。
アニメ版では水月によると「クーデターにより、汚職政治家である大黒天善の多くの手下がやられたことに、再不斬にだけ根を持っている、又大黒天善は再不斬を倒したと公の場で偽って公表していた」らしいが、天善から白の名前だけは挙がってはいないため、クーデターに居合わせていた大黒天善は彼を見なかったと言える。また、ゾウリとワラジが白の速さに関しても初見殺しであったことから、暗部時代の白は実力を出していなかったのかもしれない。
ただ、鉄の国にて五影会談襲撃の際、青の発言から霧隠れは再不斬と白は仲間だったという情報は掴んでおり、別件で白と霧隠れの忍び達との激突があったかもしれない。
再不斬と白の死に関しては、第七班帰還後にワラジにより、偽りなく霧隠れへと報告された。
使用術
- 體術
- 無音殺人術
- 氷遁
- 秘術 魔鏡氷晶
- 氷岩堂無
- 必殺氷槍
- 水遁
- 秘術・千殺水翔
余談
彼が追い忍として初登場した時、自分達と同じ年頃の彼が強い事を納得出来なかったナルトにカカシは「忍びの世界にはお前よりも年下で俺よりも強い奴がいる」と述べている。明かにカカシの脳裏に実例らしき存在がいるのを前提とした言動であり、当時の読者の中にはそういう天才肌のキャラクターが登場するフラグ?と考えた人もいた様だが、ナルト達が10代の少年少女だった本編でそういうキャラクターは登場していない(二次創作には沢山登場しているが……)。
関連イラスト
関連タグ
別名・表記ゆれ
白:色調タグの「しろ」でもある。白色基調のNARUTO関連作品を表す場合があるため、当キャラに「白」のみのタグ付けは避けるべき。