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49世代の編集履歴

2023-08-16 22:14:36 バージョン

49世代

よんきゅうせだい

1946年に生まれ、1949年にクラシックを迎えた競走馬の世代。

概要

※日本馬の年齢表記は2000年以前の旧年齢表記に従う。海外は、日本における2000年以降の表記に準じる。

1946年(昭和21年)に生まれ、1949年(昭和24年)にクラシック競走を走った競走馬の世代。


皐月賞では初戦から連続8連対、レコード3度という記録を引っ提げたトサミドリが優勝。

連対を10に伸ばしたトサミドリがダービーに乗り込んだ。しかし不運が重なり7着に敗戦。代わり19番人気のタチカゼが優勝、2着に12番人気のシラオキが入り、大波乱となった。当時の流行歌手(ディアナ・ダービン)の名をもじって「ダイ穴ダービー」と呼ばれた(配当金額は、単勝・複勝ともに未だに破られていない)。

つづく菊花賞ではトサミドリが逃げてそのまま優勝、二冠を達成した。

牝馬では、桜花賞をヤシマドオターが、秋の優駿牝馬ではキングナイトが制した。

5歳では、オーエンスが天皇賞(春)をブービー人気で圧勝、ヤシマドオターも天皇賞(秋)を制した。彼女は中山記念(秋)優勝を最後に引退。その一方、トサミドリは天皇賞(秋)での競走中止以降成績が振るわず。

6歳では、トサミドリが再度天皇賞優勝を目指すも果たせず、そのまま引退した。オーエンスは京都記念(春)を含む4連勝もあったが、酷量に苦しみ地方競馬に転出した。


イギリスでは、短距離戦線を席巻したアバーナントや彼と2歳~クラシックを戦ったスターキング、二冠馬競馬ニンバスがいる。

また、日本で種牡馬となって産駒での八大競走制覇、7度のリーディングサイアーを達成したヒンドスタンもこの世代である。

アイルランドでは英愛日で種牡馬として活躍したソロナウェーが出ている。彼もまた、キーストンをはじめとするいくつかの八大競走馬を出している。


アメリカでは、二冠馬カポットとそのライバル馬ポンダーがいる。

牝馬では、最優秀3歳牝馬に輝き牡馬とも健闘したトゥーリー、最優秀2歳牝馬となったマートルチャーム、のちに「初期牝馬三冠」数えられるウィストフルがいる。


フランスでは、主にマイル~2000mを主戦場とし、種牡馬としては'61北米リーディンとなったアンビオリクスや凱旋門賞を制した牝馬コロネーションがいる。


ちなみに、この年のクラシックでは日米英3か国で二冠馬が出ている。


主な競走馬

※日本馬は五十音順、海外馬はアルファベット順に記載。

※勝鞍や表彰は当時の名称で記載する。


日本

※勝鞍の太字八大競走、普通は重賞、☨は現在は廃止された競走を表す。


平地競走


八大競走優勝馬


現在の重賞に相当する競走の勝利馬

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
ナスノタケ☨'50阪神記念(春)
フジモア☨'49カブトヤマ記念

その他

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
シラオキ'49優駿競走2着

障害競走


現在の重賞に相当する競走の勝利馬

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
アシガラヤマ'50中山大障碍(秋)

海外

※勝鞍の太字はクラシック競走、普通はその他の重賞を表す。

※Sはステークス、Cはカップ、Hはハンデキャップ


馬名主な勝鞍備考(表彰など)
アバーナント'48英シャンペンS、'48ミドルパークS、'49キングズスタンドS、'49ジュライC、'49キングジョージS、'49ナンソープS、'50ジュライC、'50キングジョージS、'50ナンソープS
ヒンドスタン'49アイリッシュダービー
ニンバス'48ジュライS、'49 2000ギニーS'49ダービーS英二冠馬
スターキング(のちスターキングダムに改名)'47リッチモンドS、'47ジムクラックスS、'48グリーナムS、'48ジャージーS、'48ハンガーフォードS

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
ソロナウェー'49アイリッシュ2000ギニー、'49コークアンドオラリーS(現・ダイヤモンドジュビリーS)

※1:アーリントンS、アメリカンダービー、セクレタリアトSの3競走

※2:ケンタッキーオークス、ピムリコオークス、コーチングクラブアメリカンオークスの3競走。遡って定義された概念

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
カポット'48米シャンペンS、'48ピムリコフューチュリティ、'49プリークネスS'49ベルモントS、'49ジェロームハンデキャップ(現・ジェロームステークス)'49米二冠馬
ポンダー'49ケンタッキーダービー、'49アーリントンクラシックS、'49アメリカンダービー、'49ローレンスリアライゼーションS、'49ジョッキークラブゴールドC、'50サンアントニオH、'50タンフォランH、'50アーリントンH'49中部アメリカ二冠馬※1
トゥーリー'50サンタマルガリータH(現・サンタマルガリータインビテーションH)、'52ヴァニティH(現・ビボルダーマイルステークス)、'52ラモナH(現・ジョン・C・マビーH)、'52ハリウッドゴールドC'49最優秀3歳牝馬、'50最優秀古牝馬、'82アメリカ殿堂馬
ウィストフル'49ケンタッキーオークス'49ピムリコオークス(現・ブラックアイドスーザンステークス)'49コーチングクラブアメリカンオークス、'52ヴァニティH(現・ビボルダーマイルステークス)、'52ラモナH(現・ジョン・C・マビーH)、'52ハリウッドゴールドカップS'49米「初期牝馬三冠」※2'49最優秀3歳牝馬、'50最優秀古牝馬、'82アメリカ殿堂馬

馬名主な勝鞍備考(表彰など)
アンビオリクス'48ジャン・リュック・ラガルデール賞、'49グレフュール賞、'49リュパン賞'48最優秀2歳牡馬
コロネーション'48クイーンメアリーS、'48ロベールパパン賞、'49プール・デッセ・デ・プーリッシュ、'49凱旋門賞


前後の世代

48世代 → 49世代 → 50世代

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