概要
1947年から2003年まで開催。
競走名となっている競走馬カブトヤマ号は、1933年の第2回東京優駿(日本ダービー)に優勝し、現役時代5度にわたるレコード勝利を挙げた昭和初期の名馬の一頭であった。
第二次大戦後の1947年に開催された第14回東京優駿で、カブトヤマ産駒のマツミドリ号が優勝。
国内産種牡馬として初となるダービー優勝馬を輩出した同馬の功績を記念して、同年に中山競馬場芝1,950mコースの4歳馬(現3歳)限定重賞競走として創設された。
1950年に距離が2,000mに変更。
この頃は菊花賞の前哨戦扱いとされており、1947年と1950年以外は11月初旬に行われていた。
1956年より原則東京競馬場開催に変更。
1974年に国内産種牡馬奨励等を目的として「父内国産馬限定競走」となり、現3歳以上の1,600m戦に改められた。
1980年に原則福島競馬場開催となり、距離が1,800mに変更。
1986年にはGⅢに格付けされている。
その後国内産種牡馬が質量共に充実化した事などを理由に、国内牝馬路線の拡充化対策として2004年に新設された福島牝馬ステークスと入れ替わるようなかたちで、2003年に廃止となった。
長らく10月から12月の間にかけて開催されており、2003年の最終回のみ4月下旬に行われた。
また代替開催も含めると、上記の3競馬場に加えて新潟競馬場(1995年以降3回)も本競走の舞台となった。
主な優勝馬
トキツカゼ(1947年(第1回))
ハクリヨウ(1953年)
ハクチカラ(1956年)
:東京優駿、天皇賞(秋)、有馬記念、ワシントンBH優勝・顕彰馬
カブトシロー(1965年)
:天皇賞(秋)、有馬記念優勝
ストロングブラッド(2003年(第57・最終回))
:かしわ記念優勝
関連項目
(かつての父内国産馬限定競走)
:2004年に牝馬限定戦に変更。
2008年に牡牝混合戦に変更。