概要
アーマード・コアシリーズに存在する武器カテゴリの一つ、「射突型ブレード」の愛称。
『射突』を『とっつき』と誤読したプレイヤーが居たことがこの愛称の起源と言われている。
登場したほぼすべてのシリーズにて超高威力と最悪の当てにくさを誇る浪漫武器である。
しかも使用回数の制限まである。
射突型ブレード主体の戦法を取るレイヴン/リンクスを『とっつきらー』 また、射突型ブレードのみを装備しているアセンブリを『とつおん』と呼ぶ。特に後者は極めて高難易度となる故に、熟達した人間はドミナントと称されることが多い。
転じて、他作品のパイルバンカー装備メカ・キャラのイラストにも付く。
各作品におけるAC
初登場~LR
「実体剣はよ」というレイヴン共の要望にフロムがお出ししやがった「あんなもの」。
武器使用から攻撃発動まで溜め動作が発生する(この動作こそが扱いにくさの主因)。
だがこの頃はまだ多くの場合ロマン武器の範疇を出ず、下記のNIOHのような例外を除き
確かに威力は高いが「ハイリターン」とまでは行かなかった。
4・fA
攻撃即即発動となった事で幾分使いやすくなった。
…というのはLR以前の視点でみたらの話。
戦闘スピードが大幅に上昇した為、無誘導の超近接武器であるとっつきの当て難さは相対的に据え置きであった。
しかし、威力が一撃必殺威力が一撃必殺レベルまで上昇したため、ただのロマン武器から「ハイリスクハイリターン」な武装に進化。
特に「攻撃発動から待機状態に移行するまで当たり判定が発生する」という仕様により相手の「動きを読んで置きパイル」という致命的なカウンター攻撃としての価値が生まれた。とくにNXで大幅に弱体化された「レーザーブレードの自動追尾」が復活したため、正面に対峙した両手ブレード機(所謂『ブレオン』)にとっては恐るべき脅威と化した。
また「fA」においてはアームズフォートのガバガバな当たり判定もありレーザーブレードとともにAF退治のお供として有用であった。
なおとっつきもどきとして「ドーザー」というただの鈍器も存在。
レーザーブレードの中の上程度の威力しかない割に
使い勝手はとっつきのままというゴミである。強いて擁護すれば弾数は無限。
ⅤVD
棒の先にくくりつけたHEAT弾を直接叩きつける「ヒートパイル」として登場。
使い勝手据え置きのままゲームスピードが下がったことで相対的に当てやすさが上昇し、
VDではもう普通に白兵武装の選択肢に入るようになった。なってしまった。
「こんなのとっつきじゃない!パイルバンカーだ!」と嘆かれたとか嘆かれなかったとか。
しかしながら使いやすくなった分「ハイリターン」な側面は減少。
属性相性が重視されるゲーム性からもありヒートパイルのCE属性への耐性が高い相手は一撃で仕留めきれない場合もある。また、装弾数もLR以前のシビアなものに戻った。
それでもバカみたいな威力据え置きなため、最高威力のパイルを両手で直撃させてやればAC相手なら徹底的に高めたCE耐性を強引にぶち抜いて即死させることが可能となっている。
ACⅥ
他の近接武器同様に通常攻撃とチャージ攻撃で使い分ける方式。
通常攻撃はおもむろにパイルをぷち当てるだけで、
従来の「炸薬を装填して当てたら撃発」というのはチャージ攻撃で使用する。
名の売れたとっつき
KWB-SBR44 / NIOH
AC3系で登場した変態企業、キサラギの傑作とっつき。
数値上でも全武器中で最高クラスの威力だが、ブレードの仕様上、それが多段HITする。並のACならば二撃、軽量級ACに至っては一撃で粉砕する場合も。
動きの鈍い大型兵器を相手にする場合などは熟練者でなくとも重宝する。
LRではチャージング中のACやきのこ先生に当てて楽しむ他、エヴァンジェやパルヴァライザー等の攻略に使われることがある。
KIKU
ACfAで登場したアルゼブラの変態…もとい技術者の努力の結晶。BLADEカテゴリーで最高威力、最長ブレードレンジを誇る。1HITだけでも軽く6000~10000のAPを削り取る。つまり直撃なんてすればネクストのAPの何倍ものダメージを与えることができる。
当然、その絶大的な破壊力故にアームズフォート戦で重宝する。これの一撃で沈まないのはOPでホワイト・グリント相手に大立ち回りしたSOMだけである。
(一見すると一撃では撃破不可能に見えるアンサラーやジェットも弱点を狙うことで瞬殺可能)
GAN01-SS-WD
厳密には「とっつき」ではないが、こちらもご紹介。
GA社が開発した「ドーザーブレード」。説明には「鉄塊」とあるが、とっつき同様腕部に装着し、腕を正面に突き出して攻撃する。
「対ネクスト戦闘を想定していない」とある通り、ブレードレンジは歴代AC最短となる「1」。アセンブルによっては「攻撃が届かない」というなかなか洒落にならない状況になる。
威力はないが当てた時の被弾反動が凄まじく高いため、ブレオンならぬ「歩きドザオン」が行われたことも。
KO-4H4/MIFENG
ACVで登場したヒートパイルの連装タイプ。本作からパイルは1ヒットしかしなくなったが、それでも一撃死がありうる威力を維持し、しかも入力直後に攻撃が発生するため当てやすくなった。
標準でCE威力50589、威力特化で60000越えとオーバードウェポンに近い威力を叩きだせる。加えてこのヒートパイルのみ攻撃判定が2つ発生するためクリーンヒット時の攻撃力は合計12万に達し、よほどCE防御を高めない限り一撃死は免れない。しかし超絶威力を誇る代償として、2回しか使えない。
ACVDでは盾が登場したが、攻撃判定を一つ盾に吸われてもなおACに致命傷を与えうるため依然強力。
関連イラスト