概要
「フューチャー・イズ・ワイルド」に登場する人類が滅亡して二億年後のシロアリの子孫である。生息地は地殻変動で誕生した第二パンゲアの中央砂漠。
現在のシロアリより更に高い社会性を持つ。
カストという階級に分かれて各役割に特化している。7つも存在する。(女王を含める)
運搬カスト
みんなのタクシー。黄土色っぽい見た目。
足が退化した他のカストの仲間や藻類、幼生などを背中に載せて運ぶのが仕事。
奴の藻類を含む部分を切り離して持ち帰るのもお手の物。
兵隊カスト・建設カスト・岩掘カスト
三種とも見た目がおそらく同じ。大きな頭部の中で蟻酸に似た物質を作り、ノズルから吹きかける。
兵隊カストは敵や獲物の拘束、建設カストは塔の作成(砂などを粘性のある分泌物で固める)、岩掘カストは穴掘り(酸で岩を溶かす)が仕事。
水分配カスト
まんまミツツボアリ。地下20mが勤務地。
地下水を飲んで体内に貯え、上層部の仲間や温室の藻類に分け与えるのが仕事。
子守りカスト
見た目が不明。
女王や幼虫の世話が仕事。
劇中では運搬カスト・兵隊カスト・水分配カスト・岩掘カストが登場している。この作品では珍しく特に危なげなシーンも無く、安心して見ていられる。ただのテラバイツの日常。
フィギュアのラインナップに空飛ぶ魚やゾウみたいなイカと共に二億年後代表で選ばれている。運搬カストが兵隊カストをおんぶしている姿の為、一匹に見える事請け合い。
巣穴
総長数千㎞にもなる巣。地下のほうが長い。
地表に塔が立ち、その頂上部には太陽光を通すポリマー製(樹脂で出来ている模様)の窓があって中で藻類を栽培している。まるでサグラダ・ファミリアのような見た目。
藻類を補充する必要がある時は、ガーデンワームが日光浴している時に奪う。兵隊カストと運搬カストの連携は見事。
内部は地下道とダクトが入り組んだ空間が広がっている。その中央でサルノコシカケみたいに円盤状にいくつも飛び出している塔があり、円盤部分で奪ってきた藻を栽培している。
地盤部分には砂や泥で出来た層があり、そこを濡らすことで空気が冷却されて塔の外壁部分に滞留、暖かく二酸化炭素を含む空気が巣穴から上に上がる。まるでエアコン。
これが温室のように作用して藻を育てるのに最適な環境となっている。
地下には地下水脈が存在する層まで通じる井戸が掘られており、深いもので200m以上に達する。水中には危ないのがウヨウヨしているが泳がないので問題無い。
関連イラスト
関連タグ
フューチャー・イズ・ワイルド 登場作品
ドゥーガル・ディクソン 生みの親
シロアリ ご先祖
ガーデンワーム 藻の調達元