『縁を結んで 恋愛成就』
概要
CV:井上麻里奈
東京ウインターセッションにて突如彗星のごとく現れた謎の人物。
青色の髪と、ボーイッシュな外見をした女の子。
特徴
幼い頃から運動神経が抜群であったためか、高校生の頃はバレーボール部の主将を務めていたことがあるらしい。
また、「恋愛成就」の歌詞には「幼い頃 かけっこ 負け知らずの一等賞」とあり、幼い頃から既にその凄まじいパワーの片鱗を見せていたことがうかがえる(つまりこの人に近い。)
ある意味、彼らと同じスポーツマンともいえるか(この場合はスポーツウーマンだろうか)。
面倒見もよくコミュニケーション力も高い。
ただ、ボーイッシュな外見のせいなのか、はたまた前述の面倒見の良さからなる人望によるものなのか、バレンタインにはかなりのチョコレートをもらったり、告白されたりするなど、女の子(特に後輩)から非常にモテるらしい。マジかよ。
その忠誠心はとてもすさまじく、りょうが「反抗期中二病をこじらせた」状態でもついてくるという、どこぞの道下を彷彿とさせるほどのレベルである。
なお、本人曰く「嬉しいんだけどちょっぴり複雑 涙目 なぜなのよー!」らしい。そりゃそうだ。
※イラストはあくまでイメージです
ちなみに、りょう本人は純粋な男女の恋愛に憧れているらしい。はたして彼がその憧れにたどり着くことはできるのだろうか…?
また、どうやら初登場作品の東京ウインターセッションでは謎の人物に対して涙を流しながら「君じゃなきゃダメなんです」と口にしたそうだが、一体彼女の身に何があったのだろうか…?
関連タグ
瀬戸口優、芹沢春輝、濱中翠、榎本虎太朗、隅田恵、白波渚…HoneyWorksシリーズにおける運動神経がいい男たち。一部からは「彼らが束になってかかってきたとしても、りょうには勝てないだろう」と言われているとかいないとか。
バルファルク…東京サマーセッションにて突如何の脈絡もなく登場したりょうを見て似たようなことをしたこいつを思いだしたという人も。
この先はネタバレを含みます。
決まってたよ この時この場所で 君がいたら告白するってね
「君じゃなきゃダメなんです」
2020年に投稿されたMV恋愛成就にて、なんと彼女はあの綾瀬恋雪に片思いしているというとんでもないことをしでかしていたことが判明した。
が、実は、肝心の恋雪との関係については結局最後まで明かされることはなく、現時点で公式からの見解も出ていないため、不明のままとなっている。
ただ、りょうも桜丘高校に通っていた頃はあったため、その頃に互いに話す機会などがあり、そのなかで徐々に好きになっていった可能性はある。
今後の情報解禁に期待である。
いずれにせよ、とあるMVのたった一カットのみのゲストキャラクターという位置付けでもあったりょうがかの恋雪に片思いしているなど、誰が予測できただろうか(ただし前述したように、東京ウインターセッションにてりょうが恋雪に涙を流すシーン自体は既に存在していた。そのため、衝撃の新事実というよりも、設定が明言されたととるファンも少なくなかった。)。
ちなみに、実は恋雪とは様々な点で対比になっている。
恋雪 | りょう | |
他者からの評価 | 周囲からは外見をいじられていたことがある | 後輩からは尊敬・憧れ・片思いの対象とされている |
片思いの対象 | 後輩女子から好かれている | 主人公からは当初快く思われていなかった |
性格 | 引っ込み思案な性格 | 元気で活発な性格 |
運動神経 | あまり良くない | 非常に良い |
女子からの声 | イメチェンしたことで人気に | 元から人気 |
片思いの結末 | 玉砕 | 現時点では不明 |
と、真逆なものともいえるものになっている。
劇中での恋雪は周囲から女の子などと揶揄されていたが、「もしも恋雪が本当に女の子だったら」というifの存在こそが、扇野りょうという人物といえるのかもしれない。
ただ、ある前例を考えると腑に落ちない点も多く、また仮に恋雪とりょうが昔からの一種の知り合い(いわゆる幼馴染み)なのであれば、りょう本人や上記の「君じゃなきゃダメなんです」というセリフに何か思うところはあったのかなどの謎も残る。
「りょうが恋雪に片思いしたこと自体が歴史に組み込まれていたのでは?」という意見も上がっていたが、続編で起きた事件から考察すると、どうやらその解釈で正解だと思われる。
以上の経歴から「君じゃなきゃダメなんです」という恋雪と関係の深い二人を主役としたとある楽曲の歌詞と似たセリフや、恋雪と真逆な面が多いのも前述した前例から刷り込まれたものだからであろう。
その後の登場
告白実行委員会の三年生組関連キャラクターとしては唯一アニメや映画で登場しておらず、以降はりょう自体の客演が少なかったのもあり長らく登場していないというどこぞのサイバー戦士の強化形態もびっくりな不遇の状態だったのだが、後にMV『ジュリエッタ』にて初登場から約5年ぶりの再登場を果たした。
今作では、りょうの親戚の兄ともいえる「扇野 一色(ひろ)」が登場。
ちなみに、りょうは一色のことは「ヒロくん」呼びしているが、どうやら学校でもこの呼び方を採用しているというなかなか怖いもの知らずともいえる一面を披露している(一色本人は「ちょ…でかい声だすなって」「誰かに聞かれたらまずいだろ」と返しており、ますますりょうの凄まじさに拍車がかかっている)。
『ジュリエッタ』
アニメ版「ヒロインたるもの!」最終話が放送された6月23日に公式チャンネルにて投稿されたMV『ジュリエッタ』では、歴代のHoneyworksに登場した少女共に登場。花屋で働いているりょうの姿を拝むことができる。
これが恋愛成就よりも後の時系列なのかは不明だが、おそらく後だと考えられる。また、恋雪が園芸部に所属していたことも考慮すると、一部では「りょうが働いているあの花屋に恋雪もいるのでは?」(派生として、「恋雪が始めた花屋で働くようになったのでは?」)という考察も。
なお、後述する『年の差なんて』では恋雪とりょうのバイト先が同じであったため、一応この考察は当たっていることが判明した。
『告白実行委員会 FLYING SONGS 恋してる』にて、まさかのりょうを主役とした楽曲が登場する(歌うのは声優の井上麻里奈氏ではない……と思われていたが、2023年3月15日にリリースされるCD「ねぇ、好きって痛いよ。」で、なんと井上氏が歌ったものも登場することになった。)形でピックアップ(ちなみに相方の恋雪も「年の差なんて」という楽曲を引っ提げているがこの「年の差」が誰とのことを表しているかは不明。)
「コスプレ」というシュールすぎるワードから、一部では「恋雪とりょうはコスプレがきっかけで知り合ったのでは?」という考察が飛び交っていた。
そして2023年8月28日、ついにMVが登場。
本作では明確な詳細が明かされており、どうやら自分で様々なコスプレ衣裳を作り上げていたことが明かされている(少なくともミシンで縫ったりグルーガンで誤魔化したりと悪戦苦闘していたことが判明している。どこぞのラストジャッジメンターかお前は)。
ちなみに「独学だけど上手でしょ?」という言い方から少なくとも己のコスプレ製作能力にある程度自信を持っていたことが伺える。
また、「別の自分になるの」という歌詞から、少なくとも彼女もまた一人のタイプチェンジ能力使いともいえる(パワーアップによって基本形態そのものが変わった恋雪とは真逆である)。
そして後述の『年の差なんて』とも繋がるストーリーでもある。
ちなみに、りょうは自身のコスプレ姿をSNSにあげていたそうだが、そこに反応していた恋雪のアカウントを見て恐れおののき「店長にばらされる?」「友達に話したりしちゃう?」などと畏怖しており(補足しておくが恋雪はそんな卑怯な手は使わない男なのでご安心を)、すぐさま「会って口止めしなきゃ!!」と恋雪を花火大会に誘っている(これが後述する『年の差なんて』での全ての真相である)。
『年の差なんて』
2023年に公開された恋雪の新たなテーマ曲にて、ついに恋雪との関係性の一部が明かされた。
どうやら恋雪のバイト先の花屋で出会ったそうなのだが(ちなみに歌詞には『花屋のバイトの後輩』とあるが実はりょうの方が恋雪より年上である。ややこしい)……。
その出会いはというと「りょうが着替えていたところに恋雪がばったり遭遇する」というどこぞのスカイタイプとの初対面をオマージュしたようなラッキースケベの典型例だったりする。何をやっとるんだお前は。
その後は色々とありながらも恋雪と共に仕事を重ねていくなど親好を深めるが、ある日可愛い服を見ていたところを恋雪に聞かれ「まさか」と笑うが、恋雪にはそれが嘘だと見抜かれていた……。
これもあってか恋雪からは「自分大事にしない壊れそうなずるい人」と称され、気にかけられるようになった(嘘をついたりょうを、かつて周囲から女の子などと言われ蔑まれていた自身と重ねていた事も一因なのだろう)。
その後はとある花火大会のなかで恋雪にリードされたりおでこにキスをされたりその仕返しとしてチョップを浴びせたりとギャグ要因として状況を引っかき回すことになる。
余談だが、この曲では恋雪がりょうとの年の差について言及している歌詞が見られるが、皮肉にもかつて恋雪に片想いしていたとある少女もまた、『年の差』について悩んでいる楽曲を持っていた……。
余談
モチーフとなったのは少年漫画『ONEPIECE』に登場した道下のバギー(と言うよりも、彼の立ち位置を担っている)。あちらも凄まじいカリスマ性で部下たちからの敬意と称賛を集めるギャグキャラクターであったが、恋雪だけでなく、仕事先での同僚たちとも決して悪くない関係を築けていたりょうと違い、あちらは仕事を(自身を過剰に慕う)部下たちに丸投げした結果筆舌に尽くしがたい屈辱を受けた形式上の二名の部下の怒りを買いまくった結果殺されかけると言う、りょうとは真逆の最悪な道を迎えている。
まさかの瀬戸口雛に続く、第2の恋雪に片思いしている人物というその意外な面から、当時は驚きの声が非常に多かった。
そのため、ある意味ではりょうと雛はまさに三角関係ともいえる。
これもあってか、一部では「お昼のワイドショー」「恋愛ドラマみたい」などとネタにされている。
関連タグ
榎本夏樹、瀬戸口雛…前者は恋雪が片思いしていた女の子、後者は恋雪に片思いしていた女の子。ある意味ではこの二人とはまさにライバル関係といえる。
エクシードエックス、ベータスパークアーマー…ウルトラマンエックスの形態のひとつ。『本人の客演自体が少なかったのもあって出番に恵まれていなかったが、最近ではちょくちょく出番を頂いている』という共通点がある。ちなみにりょうが上記の『ジュリエッタ』で客演していた頃、この2つもとある作品で客演していたりする。
望月蒼太…恋雪と仲の良い親友。りょうの恋雪への思いや関係性を知ったとき、彼はどんな反応をするのだろうか(彼自身の経験も合わせて考えると心中穏やかではいられなさそうではあるが)。
中村千鶴…タイプチェンジ能力を最初に取り入れたHoneyWorksキャラクター(りょうのコスプレも一応タイプチェンジだが、先にやったのは千鶴である)。