ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ミステリと言う勿れの編集履歴

2023-09-16 17:30:12 バージョン

ミステリと言う勿れ

みすてりというなかれ

田村由美によるミステリー漫画。

概要

元々は『月刊flowers』に2017年に掲載された読み切り漫画であったが、評判が良かったため、当時田村が連載していた『7SEEDS』と入れ替わる形で連載として再スタートした。


主人公は天然パーママイペースな男子大学生の久能整(くのう・ととのう)。

彼が主に密室で様々な事件に巻き込まれ、事件の裏に隠された人間たちの悩みや問題を、彼の本質を衝く言葉で解きほぐし、さらには事件自体をも解決していくお話である。

ジャンルがミステリーであるにもかかわらず「言う勿れ」とは奇妙なタイトルであるが、これは密室で主人公が喋りまくるだけの話をミステリーと言っていいのか?という田村の迷いがつけさせたものである。


そんな迷いとは裏腹に一般の読者はもちろん、SFの名手である田村がミステリーを描いても面白いということでコアな漫画オタクからも評価は高く、累計発行数は2021年6月時点で800万部を突破。『このマンガが面白い!2019 オンナ編』『マンガ大賞2019』も受賞した。

さらに2022年1月から菅田将暉主演により月9ドラマ化されている。主題歌は、KingGnuの「カメレオン」。2023年9月15日に「広島編」が映画化され公開予定。主題歌は、KingGnuの「硝子窓」。

その約1週間前となる9月9日に「タイムカプセル編」がスペシャルドラマとして放送された。


ただ一方で、富士山みたいな口しやがった学生のキャラクターが、さも本質を衝いたかのような正論を言いまくり、言われた側は黙って論破されるだけ」というスタイルが、かつて激しい賛否の渦を巻き起こした『クロエの流儀』と完全に一致しているとして、整を"ポリコレアフロ"呼ばわりするアンチも少なからずいる。


参考:「ミステリと言う勿れ」の主人公の整くん、独特な髪形を揶揄してポリコレアフロと呼ばれているらしい - Togetter


登場人物

本作の主人公であり、探偵役。19歳の大学2年生。魚座。ボリューミーな天然パーマの髪と仏頂面が特徴的な青年。土日にはよくカレーを作る。趣味は絵画鑑賞で特に印象派を好みグッズを集めている。パワーストーンや星座に詳しい。天然パーマは一応気にしている。マフラーを巻いていることが多く、タートルネックも着用する。大学では教育学部で、将来は教師志望。

「友達も恋人もいないが快適」に生きていて、基本的には1人で行動する。好き嫌いが激しく、興味を持った人間には例え犯罪者であろうと積極的に話しかけるが、興味のない人間からは干渉されても無視したり冷たい態度をとる。恋愛経験はないが、犬堂我路とライカのことは気になっていると作中で語っている。

「僕は常々思うんですが」が口癖で、気になる事があると相手構わず思ったことを喋り出す。記憶力と観察力、事実から推測する力に優れ、相手のちょっとした言葉のあやから心理を見ぬくのが得意。意図的に相手を刺激して怒らせ、本音を引き出したりもする。社会では「当たり前」とされている常識にも常に疑う視点を持ち、本人としては思ったことをそのまま話しているだけに過ぎないが、それが事件の真相解明に繋がったり、悩みを解決に導いたり、傷つけられた人の心を救ったりすることもある。反面、思い込みやソースを確かめずに喋ることもあり、作中ではしばしば注意される。

達観しているように見えて、精神的には非常に子どもっぽいところがある。また人の癖を真似る傾向があり、犬堂我路からは「人をイラつかせるからやめた方が良い」と忠告されている。前述の思ったことをすぐに喋らずにはいられない性格と相まって、相手からは「うざい」「面倒くさい」は煙たがれることが度々ある。

首から胸にかけて火傷のような大きな傷跡があり、過去の体験から家庭と家族関係にトラウマを持っている様子。作中では「男親が嫌い」と指摘されるなど、父親的な男性、父権的な態度を取る者に対して強烈な否定的感情を持つほか「子供を大切にしない親」には女性であっても嫌悪感を示す。


女性刑事。男社会の警察組織での自分の存在意義に悩んでいた。その上愛猫を亡くした喪失感も加わり、一時は退職を考えた時期がある。しかし、整から「おじさん達の不正を見張る位置」というアドバイスを受け、積極的に捜査に参加していく。ドラマ版では、実質的なヒロインとして登場。


巡査。既婚者。寒河江の事件後に子供が生まれている。整の指摘で夫婦仲が改善したことがあり、夫婦間の問題がおこると整のところへ相談に来る。お調子者で人によっては鼻に付くタイプだが、刑事としては優秀であり、警察と整との連絡係の役割を担う。


巡査部長。冷静沈着で敏腕な刑事。かつて冤罪事件を起こし、本庁捜査一課から大隣署に左遷された過去がある。離婚歴があり、別れた妻との間に娘が一人いる。真実を愚直に追い求めるが、整から「真実は人の数だけある。警察が調べるべきは事実」と諭される。後に整と共にその冤罪事件の真相に挑む事となる。


犬堂家


バスジャック犯の主犯。

犬堂愛珠の弟(ドラマ版では兄)。乙女座。犬堂甲矢・乙矢兄弟はいとこ。バスジャックに居合わせた乗客として大学院生の熊田翔を名乗るも、学校に行っている形跡はない。バスジャック事件収束以降は愛珠の死ぬまでの行動やその原因を調査しはじめる。関連事件で警察に追われる身となっており整と顔を合わせることは少ないが、様々な人物とめぐり合わせ、事件を依頼したり救援に駆け付けたりもする。


犬堂我路の姉(ドラマ版では妹)。犬堂甲矢・乙矢兄弟はいとこ。持病があり幼少より大事に育てられたため「一族のお姫様」と呼ばれるほど気が強く周囲を振り回してきたが、実は病で普通の生活ができないことで人知れず悩んでいた。ある殺人事件の被害者となる。山羊座のシルバーリングを遺した。


その他


初登場は「暖かいのか温かいのか」。整が検査入院した大隣総合病院の入院患者。獅子座。病院掲示板の誤字を使った暗号に気が付いた牛田悟郎にマルクス・アウレリウスの『自省録』を渡した。その後同じく暗号を解いた整と病院の温室で知り合い、以降は整と交流を深め、2人で様々な場所に出かけるようになる。毎日見回りの隙をついて無断で病室を抜け出すも、1時間以上はベッドを空けられない。

千夜子という名前の妹がいると話しており、妹を大切に想っている様子を見せる。その一方で、「春になる頃には私はこの世にいない」を意味深な発言を残す。実は千夜子の中にいるもう1人の人格で、父親から虐待されていたため生まれた。「ライカ」という名前は、かつて父親が愛用していたカメラのライカに由来している。自分のことは人間ではなくカメラだと認識しているが、整と交流することで徐々に人間のような感情が芽生え始めている。


連続殺人犯。売春を生業とした女性を連続殺人し、平成の切り裂きジャックと呼ばれる。指紋も体液も凶器も残したままという犯行傾向がある。東京と神奈川で3年間で18人の女性を殺したとされる。18件目では刑事にも重傷を負わせたとされている。

その後22年間消息を絶っており、両親は首をくくり、親戚は散り散りとなった。生きていれば6巻の時点で50歳だったが、「ばちあたり夜話」時に遺骨が発見される。


横浜の寄木細工ミュージアムの学芸員。身長153cmの男性。職場で「こうちゃん」「こうまちゃん」と呼ばれている。射手座のラピスラズリの指輪を着けている。実は、連続殺人犯である羽喰玄斗の息子。


タイムカプセル編の登場人物

整と同じ大学かつ同じ天達ゼミに通う学生。整とは対照的な陽キャで彼女もいる。

原作ではアイビーハウス編が初登場だったが、ドラマ版ではそのポジションが風呂光だったため未登場。寒河江健殺害事件の頃から整に興味を持ち、その後彼を「タイムカプセル探し」のアルバイトに誘うことになる。

整と同じく頭脳明晰で難解な謎解きすら解明できるほどだが、さすがに整には及ばなかった。


「タイムカプセル探し」アルバイトを募った中高一貫校の元理事長。学校が他人の手に渡る前に若年性アルツハイマーを発症してしまった夫が学生時代に「生徒会長」として一人で埋めたタイムカプセルを見つけ出すことに拘っていた。

が、実は彼女こそが若年性アルツハイマーを患った「生徒会長」だった。夫が若年性アルツハイマーだと誤認していたこと、夫の行人を「桐江」と呼んでいたのも全て若年性アルツハイマーが原因である。しかし、学生時代の賑わっていた学校の風景やタイムカプセルを見つける使命感だけは断片的に残っており、それが彼女に生きる希望を与えていた。


坂巻の秘書。坂巻から度々叱責されるなどどこか頼りない人物。切り絵を趣味としており、学校に彼の作品が展示されている。

実は、彼の本名は坂巻行人。つまり、洋子の夫である。洋子とは親同士の思惑により結婚することになったのだが、それ以前から幼なじみであり、お互いに意識していた。

彼女が若年性アルツハイマーを患った後はたとえ自分自身や彼女との間にできた子供のことを忘れようとも傍にいて支えることを決意しており、校舎が取り壊され土地が他の人の手に渡る前に見つけようと奔走していた。

そして、整達のおかげでタイムカプセルの所在が明らかとなり、その中身を見て妻の想いを知り、号泣した。


広島編の登場人物

狩集家

幕末、明治期から約150年間も続く広島でもかなり有数の名家。不動産業で財を成して繁栄していった。

その一方で、鬼とその手下2人が本物の当主を殺し家を乗っ取ったとする「鬼の集い」という言い伝えがあり、遺産相続を巡って兄弟達が争い必ず死人が出るなどかなり深い闇を抱えたいわく付きの一族でもある。整も狩集家を「犬神家の一族」と評していた。

なお、狩集家お付きの顧問弁護士・顧問税理士一家である車坂家・真壁家は幕末、明治期からの繋がり。


広島編におけるヒロイン。狩集家の遺産相続候補者の1人。遺産相続の度に死人が出る狩集家の死の連鎖を止めるため、父・弥が営んでいた画廊の客で知り合いでもあった我路の勧めで整を狩集家に招待した。

整の変人ぶりに冷ややかな反応をしたり、子供っぽく彼を煽したりするものの、整の言動に対してきちんとお礼を言うなどかなりのツンデレ


狩集家お付きの顧問弁護士一家「車坂家」当主・義家の孫。汐路の初恋の相手であり、彼女から「アサちゃん」と呼ばれている。汐路を妹のように可愛がっている。


臨床検査技師。汐路、ゆらのいとこで、狩集家の遺産相続候補者の1人。新音からは「リッキー」と呼ばれている。常にメガネを掛けている。


汐路、ゆら、理紀之助のいとこで、同じく狩集家の遺産相続候補者の1人。ヤンチャな性格だが、根は真面目。

狩集家の人間に口出しする整に対して「わて関係なかろうが!」と言い放ち、敵意をむき出しにしていたが、次第に彼の言うことを信用するようになる。


汐路のいとこで、狩集家の遺産相続候補者の1人。勝ち気な性格ではあるが、一人娘を守るために奮闘する強い母親としての一面もある。


ゆらの夫。ゆらとは対照的に気が弱い。それでも、妻と子供を想う気持ちは人一倍強い。


汐路の母親。父親である弥を失って以降心に闇を抱え始めていた娘を心配する。


汐路の父親。銀座で画廊を営んでいたこともある芸術家で、その客には我路もいた。8年前、狩集家の遺産相続をめぐり他の3人の兄弟共々事故死したとされ、警察は彼の居眠り運転が事故の原因だとされていた。しかし、彼らの死には不振な点がいくつもあり…。


狩集家当主。故人。彼の死をきっかけに遺産相続が巻き起こる。


汐路たちの亡くなった祖父・幸長のいとこ。狩集家の雑事を取り扱うリーダー的存在。


狩集家お付きの顧問税理士一家・真壁家の現当主。


狩集家お付きの顧問弁護士一家・車坂家の現当主。朝晴の祖父。


広島県警の刑事。8年前の弥が起こした交通事故の捜査を担当した。


関連項目

田村由美 ミステリー

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました