分類
通称 | ダマグモキャノン |
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和名 | アシボソエンマツユハライ |
学名 | Pseudoarachnia navaronia |
科目 | ダマグモ科 |
脚幅 | 170mm |
概要
成長過程で機械と融合したダマグモの一種。球状の胴体下部に仕込まれたランチャーからエネルギー弾を発射する。
だが性格が穏やかでこれといった天敵も居ないダマグモが、ここまでの攻撃性を必要としているとは考えにくく、むしろ機械の方からダマグモにアプローチしたのでは?とのこと。
事実ダマグモ自身がコントロールしている訳ではなく、機械部分が敵を自動的に感知、攻撃をしているらしく、加えてかなり無茶な合体をした為か、ランチャーを展開する時に生身の部分が「ぬちゃり」とグロい音を立てて裂けるのが確認できる。
ダマグモやゾウノアシが足による踏み潰しが攻撃手段なのに対して、ダマグモキャノンの攻撃手段はこのランチャーによるエネルギー弾攻撃(足には面積がないため踏み潰されることはない)。
ランチャーは正確にリーダーを照準するものの、弾速が遅いため動き回っていれば直撃はしない。
しかしながらよほど距離を取っていないと、後ろに逸れた弾幕が隊列に降り注ぐことになる。引き連れるピクミンたちがなす術もなく死んでいく様にトラウマになった人も少なくない。
他のダマグモが足元に注意すれば攻撃を避けられるのに対して遠距離に対しても攻撃が出来る、ということからピクミンの数が多いとそれだけ被害が出やすい。
ここに来るまで多くの初見プレイヤーたちが、『リーダー単体、もしくは少数隊列で偵察し、行動を見極めてから安全地帯で戦術を考える』というセオリーを確立していることが多いが、ダマグモキャノンの行動範囲はフロア全体に及んでおり、安全地帯が存在しない。
その為一息付ける場所がどこにも存在せず、ぞろぞろ引き連れながら存在しない避難場所を求めて射撃の的になりがちである。
しかしながら弱点のサイズは比較的大きめでピクミンを貼り付けやすく、振り払いや攻撃の予備動作が非常に大きいので、行動パターンさえ把握してしまえば撃破は容易である。そのため強敵というよりは初見殺し的な扱いを受けがち。
対処法
ダマグモキャノンの行動パターンは
1.リーダーの真上を取るように追尾
2.静止し若干頭を下げる
3.攻撃
以上のサイクルを繰り返すものである。
2の静止時に標的が一定距離内にいない場合は1に戻る。
戦闘では1の間にダマグモキャノンを遮蔽からちょうどいい位置に誘導し、2のタイミングでピクミンを貼り付け、3に入ったら回収して遮蔽物に退避する。そして攻撃が終了したらすかさず前に出てダマグモキャノンを誘導、以上のパターンを繰り返すのがセオリー。
もたもたしていると遮蔽物の真上を取られて隠れられなくなるので行動は迅速に。
攻撃はリーダーを照準して行われるので隊列全体が遮蔽に隠れる必要はなく、リーダーの身長程度の高さの遮蔽なら完璧に防御可能である。攻撃終了後すぐさま前に出ることを考えると小さい遮蔽物の方が望ましい。
最初に遭遇する「地下の秘密基地」のファイナルフロアには非常に大きな壁があり、その安心感から初心者が逃げ込んでしまいがちだが、そうすると攻撃に出るのが難しくという罠がある。一見心許ないその辺の金具にでも隠れておくのが良い。
紫ピクミンとゲキニガスプレーで初動から間髪入れずにハメ殺すという裏ワザも有るが、地下の秘密基地でしか通用せず、百戦錬磨の穴やチャレンジモードでは正攻法で挑まざるを得ないので結局練習は必要になる。
ルーイメモ
『ほとんど機械なんですけど……。』
やはり身体のほとんどが機械という事もあってか、メモには上記の内容以外に詳しい調理法が記載されていない(が、この文章から何とかして食べようと努力した可能性があるような雰囲気を感じられなくもない)。
あらゆる原生生物を食してきた流石のルーイもお手上げのようだ。
海外版では基本的に食用に出来ないダマグモ科で、キャノンだけが唯一の可食扱いとなっており、普通に調理してその感想も挙げている。
『Although the meat is a bit on the metallic side, the oil makes a mouthwatering gravy or lubricative vinaigrette.』
翻訳すると『肉は金属面にわずかに存在し、オイルが食欲をそそるグレイビーソースや滑らかなフレンチソースになる。』
食べられる場所が全く無いわけではなかったらしく、こびりついた肉は脂がのってジューシーで、体液たるオイルもソースの原料になるなど、意外と使い道が広い。
ピクミン4
上述の通り再登場。
今作では新要素オッチンに隊列を乗せることでコンパクトに移動が可能になり、『2』のように後ろに伸びる隊列を攻撃されることはなくなったので、初見殺し感は若干減った。
ただ油断してオッチンが被弾すると、転倒でリーダーまでも行動不能になり、なすすべもなくピクミンを薙ぎ払われることになる。相手が撃ちまくってる間は絶対に足を止めてはいけない。
また、体力に応じて発射弾数が変化し、4分の1以下になると『2』以上の弾数を発射してくる。
オッチン縛りを敢行する場合は、過去作同様に最も近い標的に照準を向けてくることに注目すると避けやすい。
撃ちはじめるまでの時間が長いので、『2』同様に解散してリーダーだけで足元をウロチョロすることでも避けられる。
接触した時の初動が変化しており『2』のようにゆっくり起き上がるのではなく飛び出てくるような形の起き方となっているため、『2』で出来た戦法が使いづらくなっている。
また本作のダマグモキャノンは『2』のような唸り声の様なものはなくなっている。
フィールドには土の壁や壊せる壺が存在しており、それを遮蔽物として扱う事が出来るが、ダマグモキャノンの射撃でいずれ破壊されてしまう。(特に壺は残りの耐久値を見た目で判断する事が出来ない)
オリマー遭難記の「一番星の隠れ家」と「巨人のかまど」の洞窟「最終兵器実験場」に登場する個体のフィールドには壊れない大きな遮蔽物が存在しており、それに隠れて射撃をやり過ごす戦法が出来る。(後述の遮蔽物は横幅が狭いのでオッチンに乗っていないと遮蔽物としては扱えない)
「追憶の原生林」の洞窟「王の穴」での再戦時はフィールドの大部分が水地になっている。イヌカキLv1では移動速度が足りないので追加訓練は必須である。
氷ピクミン50匹で水ごとダマグモキャノンを凍らせる事も可能だが、事前に知らされる王の穴のおすすめピクミンは青、紫、白なので初見でこの戦術は難しいだろう。
ちなみに50匹いればその後のコウテイデメマダラも凍結できる。
オリマー遭難記では「一番星の隠れ家」にて登場。位置的に基本最後に戦う事になるので事実上のラスボスに昇格している。
ダイニングのテーブルの上に普通に突っ立っていて和やかな雰囲気のステージの中にいきなり最終兵器の様なコイツが出てくる訳なので非常にシュールな光景である。
本編と行動パターンは同じだがオリマー遭難記では本編で猛威を振るった紫、氷、羽ピクミンが登場しない上に最初から起きている為、本編で通用した起動している隙に倒す戦術が使えない。事前に手に入るビリビリサンダーとゲキカラスプレーなどを駆使して戦うと楽になる。オリマー遭難記で手に入れたアイテムは本編に持ち越す事は出来ない為、未使用のアイテムがあるならここで使い切ってしまおう。
倒すと手に入る宇宙船パーツは「クロノスリアクター」。