本誌最新話ネタバレにつき注意!!
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』で起きる全ての悲劇を撒いた元凶。
101回目、最後で来るはずだった罰(ペナルティ)【RAGNARØK(ラグナロク】を回避する『ループ』が起動するまで残り時間11分。
全ての否定者達の人生を弄んできた神(クソヤロー)はついに姿を現した。
その名は・SUN(サン)。世界の肯定者である。
世界へ君臨する者
神・サンは始めからいた。
そこは理(ルール)が追加され続ける前から常にあった場所であった。地球を常に視続ける二つの天体の片割れ。
即ち―
古代遺物(アーティファクト)の記憶などで稀に登場した姿は、のっぺりと真っ黒で巨大な人型。
第125話【No.125 11分】より、本ループで太陽から現れた『それ』は、全長10mは優に超える人型をした超大型巨人。頭からつま先まで体全体がボコボコと泡立って-まるで無数の眼球が生えてるような禍々しさ-、太陽から出て来ただけあり高熱を発している異形。この他、目鼻口など目立った生物的特徴はみられず、のっぺらした体表が更に別次元の存在であると物語っている。
つまり、本格登場前に描写されていた【神・サン】の真っ黒な姿は、物語の都合で描かれる伏せ字のような黒い姿-顔とか身体的特徴へ意図的に影がかかる黒い姿形-ではなく、元々が凹凸の少ない特徴をした黒い人であった。
世界を肯定する者
控えめに言って、誰の目から見ても≪邪悪(クソヤロー)≫の一言である。
世界に次々とUMAを追加することで右往左往する者達の有様を楽しみ、否定者と認定した者達の人生に最悪のタイミングで能力を与えて人生を破滅させるなど、肯定できる要素は何一つ無い。
本ループで地球へ姿を現した時点では、一言も言葉を発せず身動きする様子は気色悪い存在感を放つ。さらに超大型の巨体という高質量から、ただ立つだけ、歩くだけでも地震のごとき揺れを発生させる様も併せて、対峙すると尚更に絶望感も湧く…。
能力
神と呼ぶにふさわしい圧倒的な力を持つ。巨体とそれに伴う運動エネルギーは立ち上がっただけで大地を踏み割り、雲を引き裂く。太陽そのものであるため近づくだけで否定能力失くしては直ちに焼き尽くされ、焼かれずとも超高熱で相手を攻撃することが可能。体の泡立ちから岩石を瞬時に地球一周するほどの速度で射出し、狙った箇所を狙撃できる。顔面部に穴が開くとそこからビームを発射し、これは三種の心器のイージスでなければ防御不可能。
防御力においては地球上の電力をかき集めた超弩級組織最終兵器対神波動砲(スーパードレッドノートユニオンリーサルウェポンスペリオルバスター)やジェイス、ヴィクトールによって極限まで力を発揮させた三種の心器、リベリオンですら足止め程度にしかならず、さしたるダメージを与えられなかった。100周のループで積み重ねた戦力でも希望の見えぬ圧倒的戦力差、果たして神に届きうる力は存在するのか…。
備考・余談
創作元(モチーフ)は、北欧神話の最終戦争「ラグナロク」で現れる炎の巨人・スルトと思われる。伝説では、溶岩流の如き炎をまとう黒ずんだ外見の巨人、終末の戦いや滅亡を象徴する存在であるという。
関連項目
調整者(アンデラ)・・・神へ従属する者
超大型巨人・・・身長60m超の並外れた巨躯を持つ巨人。高質量から繰り出されるパワーと併せて、体表から高熱の蒸気を噴出できる特性がある。これは近づきすぎた人間は黒く焼け焦げてしまう程に高熱。
太陽の神ニカ・・・同じ掲載誌の作品にて登場する太陽神だが、こちらは人を笑わせ苦悩から解放してくれる伝説の戦士とされていて人を苦しめるサンとは全くの正反対である。