「ともに壁越えと行こうじゃないか」
概要
CV:加瀬康之
ゲーム『アーマード・コアVI』に登場するACパイロットの一人。
アーキバス・コーポレーションのAC部隊「ヴェスパー」の第4小隊長を務める腕利きで、ウォルターも「ヴェスパー部隊の番号付き」と名声に触れるぐらいの実力はある模様。
エンブレムは口輪をはめられた狼。
入社前から強化人間になっていたらしく、当人の自己申告によれば第8世代らしい。
アーキバス主導での「壁越え」作戦で成り行きから主人公C4-621と共闘。以来621を「戦友」と呼び、好意的に接してくれるようになる。
ストーリーでの活躍
- 「壁越え」
初登場はチャプター1のミッション『壁越え』
アーキバス主導での「壁越え」作戦にアーキバス側から参加しており、621とは別ルートから進行する事がブリーフィングで説明される。
作戦進行の最中、「壁」を守護する巨大兵器「重装機動砲台ジャガーノート」の目前にて621と合流。記事冒頭の台詞と共に共闘を提案する。
ジャガーノート戦では的確にアドバイスを出しつつ、愛機スティールヘイズの機動力を活かして囮役を引き受ける。621のことは「流石はウォルターの猟犬」と褒めてくれ、撃墜されると無線越しに惜しんでくれる。
しかしある程度ジャガーノートを削ると、敵増援の報を受け、共倒れを防ぐためそちらの迎撃へ向かってしまう。期待してくれたラスティのためにも自力で頑張ろう。
なおこれについては壁越え後のメッセージで、アーキバスが621を捨て駒にする気だったためだとリークしてくれる(教えてくれた理由は「一緒に戦った仲だから」とのこと)。
そして共に同じ作戦で最前線を張った事から、621のことを以降会うたびに「戦友」と呼んでくれるようになる。
- 「壁越え」の後
「壁越え」を成し遂げた621の事を「腕の立つ独立傭兵」と信頼しているようで、その後も有事の際には自ら621にアーキバスからの依頼や作戦終了後の通信メッセージを出してくる。
更にとあるミッションでは作戦上621を救援する予定がないにもかかわらず、「敵の増援が来るだろうから自分の仕事が終わったら救援に行く」と、個人の意志で621を気にかけて助力する姿勢を見せている。
今までのシリーズでは「利害の一致や作戦の都合での一時共闘」は存在したが、「個人的な友情で主人公に手を貸す」というのは非常に珍しいケース。
複数回共闘する機会があり、大規模なミッションにも重要な役回りで参加するなどプレイヤーの印象にも残りやすい「頼れる戦友」といった活躍を見せてくれる。
乗機「スティールヘイズ」
彼が駆るのは異形の軽量二脚型AC「スティールヘイズ」(STEEL HAZE)。一見逆関節のように見えるが、実は軽量二脚。
アーキバスグループのシュナイダー社が製造した「NACHTREIHER」(ナハトライアー、ドイツ語でゴイサギの意味)をフルフレームで使用し、ハンドガンと『VI』からの新型ブレード「レーザースライサー」を搭載した機動戦特化仕様。一方で意外にもアーキバス本社のパーツは一切使用しておらず、また彼の使う実弾兵装はヴェスパー部隊では通常運用しないものらしい。
アセンブル
頭 | NACHTREIHER/44E | シュナイダー製軽量頭。防御面に難ありだが軽量で安定性能に優れる。 |
---|---|---|
コア | NACHTREIHER/40E | シュナイダー製軽量コア。軽さとブースター補正から機動戦にぴったり。 |
腕 | NACHTREIHER/46E | シュナイダー製軽量腕。圧倒的な射撃適性の反面、反動制御や防御面では大きく劣る。 |
脚 | NACHTREIHER/42E | シュナイダー製軽量二脚。二脚だが見た目通り、逆関節のような優れた跳躍性能を持つ。 |
ブースター | ALULA/21E | シュナイダー製。QB噴射時間・リロード時間が短い瞬発力重視型。 |
FCS | FCS-G2 P05 | ファーロン・ダイナミクス製。中距離射撃戦を重視しつつミサイル向け性能も良好なモデル。 |
ジェネレータ | AG-T-005 HOKUSHI | BAWS製(エルカノとの共同開発)。重量はやや犠牲になるが出力に長ける。EN効率の悪いNACHTREIHERコアを補うためのチョイスと思われるが、優秀な自社製ジェネレーターの数々を退けてまでこれを選んだ理由は……? |
コア拡張 | アサルトアーマー | 弾をかき消しつつ広範囲にダメージを与えることを目的としたアーマー。 |
右腕武器 | MA-E-211 SAMPU | BAWS製のバーストハンドガン。ぶっちぎりの軽さとその割に高めの衝撃力がウリ。 |
---|---|---|
左腕武器 | Vvc-774LS | VCPL製のレーザースライサー。レーザーの両剣といった格好で、高速回転しながら多段ヒットで斬りつける。 |
右肩武器 | Vvc-703PM | VCPL製のプラズマミサイル。威力そこそこ、弾速・軌道良好、爆風で削りもOK、おまけに軽いと器用万能な一機。 |
左肩武器 | MA-J-200 RANSETSU-RF | BAWS製のバーストライフル。チャージでセミオート射撃とバースト射撃を切り替えることができる。重量や速射性に難ありだがその分威力と射程は優秀。 |
『VI』のネタキャラ第1号?
ベイラム社のレッドガン部隊が公開されるまで長らく詳細の判明している唯一の傭兵であったためか、あるいはそこにイケボとイケメンアセンが加わったせいか、発売を待ちきれないアレな連中によって早々に素材にされてしまった。
名前が判明する前は「共に壁越えと行こう」という台詞から「壁越えお兄さん(おじさん)」などと呼ばれていた。
ラスティ構文
そして発売後はアレとは違った形でネタにされている。
「やあ戦友、V.Ⅳラスティだ。」から始まる文章でラスティが621に依頼をするのだが、基本的にその依頼内容がV.Ⅱスネイルに対するしょうもないイタズラである、という大喜利。
同じく「ビジター、俺だ」で始めてボスことシンダー・カーラの様子を面白おかしく伝える「チャティ構文」ともども静かな広がりを見せている。
余談
- ファンの間では、もっぱら「爽やかで嫌味のないイケメン」として認知されており、ファンアートでも彼自身を描く際は、やはり好青年を絵に描いたような美男子になる傾向が強い。
- 同時に荒くれや高慢な人物が多いことが通例のシリーズでも珍しい、「主人公を“戦友”と呼んで協力を惜しまない好漢」という事もあって、多くのプレイヤーのハートを狙い撃ちしてしまう罪作りな存在ともなっている。
- ゲーム実況系動画でも、加瀬氏のイケボと劇中の颯爽とした活躍ぶりに、男女を問わず配信者・視聴者を諸共に夢主にしてしまう。
- 同時に荒くれや高慢な人物が多いことが通例のシリーズでも珍しい、「主人公を“戦友”と呼んで協力を惜しまない好漢」という事もあって、多くのプレイヤーのハートを狙い撃ちしてしまう罪作りな存在ともなっている。
- 搭乗者名であるラスティ(Rusty)とは錆のように赤茶けたという意味で、ナンバーである「V.IV」をローマ数字に見立てて組み合わせると「IX」になる。そしてアリーナで戦える彼のランクは9である。これが意味するところは...?
- ラスティを演じた加瀬康之氏もAC6のプレイ配信をしており、さすがに当初はルビコプターこと惑星封鎖機構大型武装ヘリを相手に苦戦して弱気な発言もしていたが、みごと壁越えを達成している。
- ヴェスパーたちの名前の由来は芸術関係とされ、ラスティは「Rusty, Number 617」という絵画が由来と考えられている。
- 海外のファンの間では、これに加え初対面時から621に優しくウォルターのことも高く評価していたことや、エンブレムが犬系で武装に実弾が多いなどの理由から、『ラスティの正体は戦死したと思われていた強化人間617ではないか』という説が生まれている。617らハウンズの最期が描かれたストリートレーラーでは、619が「生体反応ロスト」と明言されているのに対し、617は「ロスト」としか言われていないので、617が生きていても一応矛盾は生じないかもしれない。とはいえ現状、この説はあくまでも海外ファンによるロマン溢れる妄想である。
- なお、ACVIに限らずフロムゲーの英語版は翻訳がいい加減で、文章の意味が原文と違っている部分が散見される(例:「ラスティは実弾系武器も使いこなしている」→「ラスティは実弾系武器を好んで使っている」など)。海外ファンによる仮説や考察には、そうした誤訳された文章を根拠としたものがあることに留意すべし。
関連タグ
『何を考えているんだ…!
俺は…俺は見たんだ!
帥叔のファイルを 俺は…
なぜこんなことを…!』
――ラスティとの交戦中に通信の接続を試みた解放戦線兵士
【警告】これより先、この男の未来が記載されているため閲覧に注意されたし
「このラスティには... ルビコンで為すべきことがある」
「理由なき強さほど、危ういものはないぞ...!」
チャプター4「未踏破領域調査」にて敵として立ちはだかる。
このミッションはアーキバスの依頼で、621側は「先行調査の続行、留意事項として尾行している何者かが居るらしいので遭遇したら抹殺せよ」という依頼なのだが、ラスティ側には「独断で先行した独立傭兵を抹殺せよ」との命令が下っている。ラスティは企業陣営から煙たがられているという背景もあり、どちらかを抹殺、あわよくば共倒れを狙ったもので、今作の騙して悪いが枠、しかし双方被害者である。
しかしこの状況でも621のことは「戦友」と呼び、「踊らされている」ことは知りつつも「このまま行けばいずれ殺し合わねばならないならせめて今のうちに」と続行、なぜ戦うのか、何かのために戦う覚悟はあるのか、と問い、その上で「何もない強さ程、周りに破滅を撒き散らす危ういものはない」と忠告してくる。
二週目以降はここにルビコン解放戦線の実質的なボス、ミドル・フラットウェルが乱入し、ラスティと共にこちらを狙ってくる。その時の口ぶりや後述の敵対及び共闘状況からわかる通り企業側に潜入しているルビコン解放戦線のスパイ(それにしては壁越えなどルビコン解放戦線へ出している被害が尋常ではないが)であり、エンブレムは企業に飼われていて本当の自分を抑え込んでいる事=口輪、それでも犬になる気は毛頭ない事=狼を意味している。
また、この時ミドル・フラットウェルの体力は半分しかないため真っ先に撃墜できるが、そうすると「まだあなたにはやってもらうことがある」と、仮にもボスに少々高圧的な言動をとる事から組織内にかなりの権力を持っている模様。
撃破すると中破し、右腕が捥げるが、「まだ死ねない」とアサルトアーマーによる目眩しを行いその場を離脱する。
- ルート「レイヴンの火」
「...来たか 戦友」
「やはり君は...」
「ルビコンを脅かす 危険因子だったようだ」
チャプター5「カーマンライン突破」にて、621が不在の隙に浮上都市ザイレムを急襲。ウォルターの意志に沿ってコーラルを焼き払う(その際「アイビスの火」と同等以上の大災害が発生する=ルビコンが炎に包まれる)ことを決意した621を阻止すべく、新型機「スティールヘイズ・オルトゥス」で立ちはだかる。
「まだだ...!」
「ルビコンの夜明けを拓いてみせる...」
「より高く飛ぶのは...この私だ!」
撃破されても執念で再起動を果たし抗うラスティだったが、死闘の末ついに621に討たれる。しかし、その言葉は最後まで621を気遣っていた。
彼の沈黙により敵対勢力は一掃され、最早彼等を止めるものは誰一人いなくなった。
後はザイレムをコーラル吸い上げプラントに突っ込ませ誘爆させるだけとなった……
が
- ルート「ルビコンの解放者」
チャプター5「動力ブロック破壊」にて制御不能となった浮上都市ザイレムを撃墜するために、エアがレイヴンの名でルビコン全土に『焼けた空の上で、レイヴンが戦っている』というメッセージを送信。協力依頼を掛けたところ、ルビコン解放戦線が呼応し、援護を約束。解放戦線の内通者であり、誰よりもレイヴンを知るラスティは真っ先に名乗りを上げ、新型機のスティールヘイズ・オルトゥスと共に加勢。
コーラルとの共生のために戦うことを決心してくれたことを喜びながら共に戦ってくれる。
また、エアの送ったメッセージは単騎でルビコンの脅威へ立ち向かう英雄からの檄文と取られ、これを受けた解放戦線のゲリラがルビコン各地で立ち上がったという。結果的にこれが陽動として働き、アーキバスは対応のためにザイレムへ向ける兵力を分散する事となり、全戦力を送ることができなかったと見る事も出来る。
途中スマートクリーナーを相手にするも、その装甲やその脆い部分、それを片方が囮になり片方が弱所を突くというシチュエーションに既視感を覚え「壁超えの再現と行こうか」と激励する場面も。
途中ザイレム正面にアーキバス艦隊が展開し、それを撃墜するために単騎で離脱し、艦隊を蹂躙する。
「悪いな。私を捕まえられる人間は、ひとりしか知らない」
その後全動力ブロックを破壊した、というところにV.Ⅱスネイルが、あのバルテウスを改修したアーキバス・バルテウスに乗り強襲を仕掛けてくるも、621は辛くも撃破、気を取り直してあとはラムジェットエンジンを破壊するだけ………
「終わったか…戦友…こちらも、どうにか片付い…」
「ラスティの機体反応が……消失…!?」
というところで何者かの強襲を受け撃墜、あまりに呆気なくその命を散らした……。
(ただし本作は前作までと違い、撃墜されてもパイロットが生還しているケースは多い。ラスティも生体反応ではなく「機体反応消失」なので、脱出している可能性もゼロではない)
『時が来…らファーロ…がエルカノ…技術を…供…る
それ…では隠し通さ…無ければ』
――ラスティの暗号通信
『帥叔に報告を…!
ファーロンは技術支援に合意した
あの新型はこれで完成する…
ふたりが潰し合う結果になる前に
お伝えしなければ…!』
――解放戦線の伝令
乗機「スティールヘイズ・オルトゥス」
エルカノの新型機「ALBA」(アルバ、スペイン語で「夜明け」)をフルフレームで採用した軽量二脚機。オルトゥス(ORTUS)はラテン語で「夜明け」のほか「上昇」「誕生」などを意味する。
エンブレムが口輪を嵌められた狼から口輪のない狼に代わっており、最早企業に縛られていない事を意味する。そのためか、この機体に乗って現れたラスティの名義からはV.Ⅳの肩書きが無くなっている。
「ハンドガンで固めてブレードで追撃」というコンセプトこそ変わっていないが、無印スティールヘイズと比較してより接近戦志向な仕上がりとなっている。特にニードルハンドガンとニードルミサイルをゼロ距離で当てられると尋常でない速度で衝撃ゲージが蓄積してスタッガーに持ち込まれ、否応なしにスライサーで切り刻まれてしまう。アセンによってはそのまま爆発四散してしまうこともあり得るため注意が必要。
「衝撃値が高い武器でスタッガーを取って、近接武器で追撃する」というそのコンセプトは作中において、パーツの説明で度々登場する『コア理論』にかなり忠実なものであり、当機はそれをさらに突き詰めたような機体とも言える。
……とは言え、スタッガーを取ることを意識しすぎた結果、射撃系の火力がほぼ壊滅状態、同時に継戦能力にも疑問が残るという明確な弱点を抱える結果になっている。もし仮に大量のMT(四脚含む)を数ウェーブに渡って殲滅しないといけないと同時に、硬いACを相手にしなければならないようなミッションの場合、しっかり考えて立ち回ってもなお弾切れに追い込まれて、スライサーとルビコン神拳で対処する羽目になり、そのまま数で押し込まれて爆発四散することになるだろう。
高弾速・高威力・高衝撃の三拍子を揃え、数多のプレイヤーを苦しめるニードルミサイルだが、超反応のCPUには避けられてしまいがち。
以上のことから「四脚MTもしくはACを可及的速やかに仕留める」ことを求められ、対CPUでは手段が限られるピーキーな機体(当機の解析を行ったエアもピーキーな構成であると評している)とも言えるだろう。
アセンブル
頭 | EL-PH-00 ALBA | エルカノがファーロン・ダイナミクスの技術提供を受けて開発した新型頭部パーツ。APと防御性能が以前の機体と比べて飛躍的に上昇している。 |
---|---|---|
コア | EL-PC-00 ALBA | エルカノがシュナイダー機体を解析し、技術を取り入れて開発した新型コアパーツ。以前の機体と比べて防御面とジェネレータ出力補正がぐんと伸びている。 |
腕 | EL-PA-00 ALBA | エルカノがファーロン・ダイナミクスの技術提供を受けて開発した新型腕部パーツ。以前の機体と比べて防御面が平均化されているのが特徴。 |
脚 | EL-PL-00 ALBA | エルカノがシュナイダー機体を解析し、技術を取り入れて開発した新型脚部パーツ。逆脚のようなデザインと特性を持っていたNACHTREIHERと違い、正統派の二脚。こちらも腕部同様に防御面が平均化されている。 |
ブースター | BST-G2/P04 | ファーロン・ダイナミクス製。ブースト時の推力に重きをおいた性能。 |
FCS | FC-006 ABBOT | ベイラム製。近距離アシスト適性はピカイチだが、反面それ以外の性能が劣悪というピーキーな仕上がり。 |
ジェネレータ | AG-T-005 HOKUSHI | BAWS製(エルカノとの共同開発)。重量はやや犠牲になるが出力に長ける。内装パーツでは唯一続投。 |
コア拡張 | ターミナルアーマー | APが1になった瞬間に自動発動する緊急時展開パルスアーマー。 |
右腕武器 | EL-PW-00 VIENTO | エルカノ製のセミオート式ニードルガン。盾持ちでも弾かれないという特徴を持ち、コンパクトながら数値以上の攻撃力と衝撃力がある。二週目序盤にショップに並ぶ |
---|---|---|
左腕武器 | Vvc-774LS | VCPL製のレーザースライサー。武装では唯一続投。二週目後半でショップに並ぶ |
右肩武器 | EL-PW-01 TRUENO | エルカノの開発したニードルミサイル。爆発しない代わりに弾速がかなり速く、また衝撃値も直撃時の補正値がかなり高いため、被弾するとかなりの速度で衝撃が蓄積してスタッガーが発生する。対CPUでは超反応で避けられることが多いため注意が必要。三週目以降にアリーナに出現するオルトゥスを討伐すると手に入る |
左肩武器 | BO-044 HUXLEY | ベイラム製の自機追従型オービット。実弾属性。軽い上にEN負荷も少なく、展開後は範囲内にいる敵を自動で迎撃してくれるため、近接等の専用モーション中でもちまちまダメージを稼いでくれる。しかも与える衝撃もバカにならない。二週目後半で右肩用も含めてショップに並ぶ。 |
ALBAフルフレームは「カーマンライン突破」クリアで入手可能。
・余談
当ACに用いられている『ALBA』フレームは、ルビコンの地元企業であるエルカノによる新型フレーム……なのだが、説明にもある通り中立を保っていたはずのファーロン・ダイナミクスとアーキバス傘下のシュナイダーが当フレームの開発に関わっており(前者は同意に基づく技術提供によるものだが、後者は完全な技術流出である)、そこに加えて解放戦線・星外企業問わず多くのMTを売りさばいていたBAWSがその売上の多くをエルカノに回して開発を援助していたようだ。
以上のことからわかる通り、当フレームは開発から資金援助まで『複数の企業がパーツの開発に関わっている』という、これまで『各企業が単独でパーツを製造している』ケースがほとんどだったACシリーズにはなかった極めて珍しい(というよりシリーズ初の)出自のフレームである。
また、左肩武器の実弾オービットである『BO-044 HUXLEY』はベイラム製だが、制御部品にアーキバス系列企業の技術が入っているという、これまたいわく付きの代物である。
かのベイラムも一枚岩ではないということなのだろうか。
なお、上記の「ファーロンが技術支援に合意した」というログが拾えるのは、アーキバスの戦力増強によって解放戦線が劣勢に追い込まれた時期である。
なぜこのような状況下で不利な側(正確にはその味方企業)に技術支援を行なったのかは不明だが、本作でファーロンと繋がりのある人物は一人しかおらず、タイミング的に彼の死が影響した可能性がある。
・さらなる余談
「ルビコンの解放者」ルートでは、地上でアーキバスと戦っている解放戦線がどういうわけかシュナイダー製のACを投入している様子を通信で聞くことができる。
単にアーキバスの基地から鹵獲しただけなのか、それとも……
ちなみに、とあるルビコン解放戦線の実質的戦争指導者は密偵として星外企業に潜伏していた過去があり、中でもシュナイダー社の人事部門と太いパイプを持っているようだ。
『…エルカノがアーキバスの技術を盗んで新型機体を開発した
この機体が解放戦線に渡ること それ自体は良い
だがそれは今ではない
計画の第一条件はアーキバスに整えて貰う必要がある』