概要
タイムボートとは、マンガ『T・Pぼん』に登場する、タイムパトロール(T・P)隊員に支給されるタイムマシン。一人用だったり、跨って乗ったり、簡単なレバーやペダルだけで操作するなど、バイクにも似る(レバーから読み取られる脳波によって操作は調整される)。飛行して移動することもできるので、飛行バイクの一種とも言える。
過去への行き来と比べて、不確定要素が滅茶苦茶に絡み合った起点より未来への移動は非常に困難であり、時空乱流に巻き込まれる可能性もある。
開始当初は円錐型だったが、第三部からは円柱型の新型モデルに切り替わった。
新型タイムボート
機能
タイムマシンやワープ装置としてだけでなく、後部の四次元トランクから未来の便利な道具を含む資材を電送してもらったり、本部と連絡するテレビ電話やタイムテレビが付いていたり、活動に必要な知識を短時間で身に付ける(ただしすぐ忘れてしまう)ための「圧縮学習装置」がついていたりと、T・Pとしての活動を支える重要な道具である。
ちなみに凡はこの圧縮学習装置を使って宿題を1分で終わらせるというカンニングを行っていた。
機密保持のためにフォゲッター(記憶消去装置)を搭載しており、これの起動中はT・P隊員の活動が周りの記憶に残らない…のだが、スイッチを入れ忘れて問題になることも。スイッチを入れっぱなしにしない理由は、現地人を直接交渉で動かそうとした場合に(当然現地人に変装している)、フォゲッターを起動していると交渉内容を忘れられてしまうと言う問題がある為。
またあくまでも記憶消去であり写真・動画等には無力なので、現代以降の時代ではフォゲッターを起動していても慎重さを求められる。
また、「タイムフィールド」を展開することも可能であり、一定の空間に干渉し過去や未来にワープさせたり、時間軸を操作し加速・減速させることが出来る、とんでもなくチートな乗り物である。ジョジョの各部ボス並だ。
定期的に整備しないとすぐに不具合を起こし、逆流時間を撒き散らしたりノッキングを起こしたりする。実際ぼんがT・Pに入隊することになったのも、元はと言えばリームが整備を怠ったせいでボートが事故ってフォゲッターを動作させる余裕がないくらいテンパったのが発端になっている。
作者の代表作『ドラえもん』に登場するひみつ道具で例えると、「四次元ポケット&タイムテレビ&タイムシーバー完備、アンキパン&ほんやくコンニャク&通り抜けフープ&どこでもドア&物体瞬間移動機&ワスレンボー機能搭載のタイムマシン」といったところか。便利すぎる。それだけ扱いも厳しくなり、責任が問われるのだが。