「ようこそお越しくださいました!」
(水泳ゴーグルを外す)
「申し訳ございません。このような格好で。」
演:黒田勇樹
概要
『仮面ライダーディケイド』の登場人物。
『映画 仮面ライダー剣 MISSING ACE』に登場する志村純一のリ・イマジネーションライダーである。
だが、後述する数々の癖の強い名(迷)言や挙動といった良くも悪くもあまりにぶっ飛んで強烈なキャラクターであるが故に本家『MISSING ACE』の存在感を食いかけ、終いには『ディケイド』初出のオリジナルキャラクターであると信じ、リ・イマジネーションキャラクターである事を知らない視聴者もいた。
人物設定
「ディエンドの世界」の仮面ライダーの一人。海東大樹/仮面ライダーディエンドの実兄で、原典同様に仮面ライダーグレイブに変身する。
かつては自分の住む世界で仲間と共に仮面ライダーとなり、フォーティーンという敵との戦いを繰り広げていたが、彼に捕えられ脳改造を施されたことで性格が豹変。
以後はフォーティーンの側近として振舞うようになるが・・・。
登場時、彼の張り付いたような笑顔と台詞がお茶の間の視聴者に軽いトラウマを植えつけ、某所では独特なキャラクター性が人気を呼びお祭り騒ぎとなった。
後にこのような顔文字(^U^)も作られた。張り付いた笑顔を端的に表した秀逸なモノである。真ん中のUは純一を演じた黒田勇樹氏の特徴的な大きい鼻を再現している。
張り付いた笑顔の直後に変身して無言で生身の大樹に腹パン(3.0t)を見舞った事から、ファンの間では海東純一=無言の腹パンという方式が成り立っており、MADやイラストではちょくちょくネタにされている。
『試してあげよう、お前の力を(^U^)』と言うセリフに対して、腹パンされた大樹が返した『僕の力は兄さんと戦うためにあるんじゃない…兄さんを救うためだ!!』というセリフが上記のセリフに続いていく。
また原典とは違って、(脳改造されている事以外は)普通の人間なのだが、グレイブ変身時に手をかざす事で爆破を起こすなど人外じみた行動を取る。
そして・・・
ニコニコ動画での公式配信があった時に、第22話・第23話はコメントが彼のシーンに集中していることから根強い人気があることがうかがえる。
しかし、第23話での人質交換を話し合うシーンで、まさかの音声バグが発生してしまう。
これ以外のライダー作品にも「兄さん」の単語が動画内で出るたびに例の顔文字やセリフの段幕が出てくる。
『仮面ライダー図鑑』では、名台詞がキャラ紹介で掲載されている。
ニーサン語録
- 『ようこそおいでくださいました!申し訳ございません。このような格好で』
- プールから初登場した際のシーン。このような格好とは海パンの事。
- 『ではあなた様方は、海東大樹と様々な世界を旅していらっしゃったということですね?』
- 『コソ泥、ですか…アイツらしい…。』
- 『アイツはこの社会を壊そうとしたんです。いわば…反逆です』
- 海東の罪状は何かと問われて。ここで満面の笑みがドアップが映る。
- 『申し遅れました。私はエリア管理委員会次官、海東純一と申します』
- 次官の部分が「チカン」に聞こえるとネタにされる事もあるが、「じかん」とハッキリ言っている為、若干無理矢理感がある。
- 『会いたかったよ、大樹(^U^)』
- 『本当にそうかな?』
- 回想シーン。仮面ライダーは世界の秩序を乱す存在だという大樹に対して。
- 『私はお前に感謝しているんだ。私はお前のおかげで真っ当な人間になれた。』
- ファンの間では「MADな人間」だとネタにされているが、実際その通りなのだから困る。
- 『聞くところによるとお前も仮面ライダーの力を手に入れたらしいね。試してあげよう、お前の力を。変身。』
- このシーンでは張り付いた笑顔で微動だにせず変身しており、不気味さが増している。
- 『いい台詞だ、感動的だな。だが無意味だ』
- 『ケリを着けてあげましょう大樹。変身。』
実態
フォーティーンの呪縛が解け、純一も元の兄に戻った。そう信じていた大樹らだったが、駆け寄ってきたかつての仲間たちを突然、切り裂いてしまう。
確かに脳改造されたことは事実だが、実は最初から自分の意思でフォーティーンに協力していたのであり、反乱分子を誘き出すための餌を演じていた(つまり、これまでの張り付いた笑顔はフォーティーンに操られた影響ではなく、自分の意思による演技ということになる)。フォーティーンが死んだ今、自分が世界の支配者になると宣言する兄を必死で大樹は止めようとする。互いがトドメを刺せる状況にまで追い込むも、2人はどういうわけかトドメを刺せない。
そんな純一を士は「海東大樹は今、自分を信じ、自分の意思で動いている!そんな弟をお前は倒せなかった。それは…お前が人間の中の自由な意思を認めているからだ!」と指摘する。
士の指摘に思う所があったのか、大樹に対して「後悔するぞ、俺を倒さなかったことを・・・」と意味深な言葉を残して去っていった。