概要
ジャイアンに顔面にめりこむほどのパンチを喰らわされるのび太が元ネタ。
このパンチは単行本2巻が初出で、のび太は29巻までに計6回喰らっているらしい。
勿論、被害者はのび太だけに留まらず、スネ夫なども食らう事がある。
実際のところ「顔面にめり込むほど強いパンチ」というマンガ表現はジャイアン以外の藤子作品キャラ、ひいては同じ昭和時代の作品でも見られた演出だが、代表として特に有名なジャイアンの名が例えとして通じやすく広まったと思われる。
アニメ版ではメインの視聴層である子供たちの精神的ダメージやPTAのクレームを防ぐためか、これに限らずジャイアンが直接殴るシーンはカットされがちで、規制が強くなったわさドラ版が顕著になっている。
余談
ちなみに、2014年3月6日放送の『アメトーーク!』にて、アフリカゾウ二頭分の重さに相当する、約6トンの破壊力がある事が判明した(比較例であげれば仮面ライダーファイズのキック力が5トンと十分強いのだが、ジャイアンパンチに至ってはまさかの1トンも上である。しかもライダーの必殺技とは違いノーモーション、すなわち曲げた腕を伸ばす力のみでこれだけの破壊力なのである。お前のような小学生がいるか)。とある回でジャイアンパンチのダメージがそのまま返ってくる際に使われたものが丸太(約6トンの破壊力がある丸太もすごいが)なのも納得である。だがそれ以上に凄いのは、それほどの衝撃を受けても死なない被害者である。前述したとおり、彼以外にもスネ夫も被害を受けてはいるが、彼の場合は鼻血を吹きだす程度であった。
彼らの顔はキャプテン翼の石崎並みの耐久力なのかもしれない。お前ら人間じゃねぇ!!
(耐久力について言えば、それだけのパンチを繰り出して全く痛がる気配のないジャイアンもだが)
しかし、上には上がある。それは前述の破壊力を持つジャイアンすら圧倒的してしまう母ちゃんである。
関連イラスト
のび太の部分を別キャラクターに置き換えるのが一般的である。
ヒビ入り岩のオノマトペだと効果的。
関連タグ
藤子・F・不二雄 ドラえもん ジャイアン 顔面パンチ 顔パン 前が見えねェ
他作品にてジャイアンパンチを披露したキャラクター
アナ(Frozen)…ジャイアンパンチ級の威力(顔に拳がめり込む程)の顔面パンチをお見舞いした人物。ジャイアンは映画版だと良心的かつそもそもアニメ版だと殴るシーンは上述の事情でカットされがちなので、アニメ・映画業界では地味にこれが初という見方もある。
紅林二郎、伊集院茂夫…こちらもジャイアンパンチ級の顔面パンチを放った人物。(主に仁義の外れた外道や名高いヤクザ組織の極道、邪悪な政治家が彼らの鉄拳を浴びた。)
モンキー・D・ルフィ…こちらは自身の能力で顔面を貫通したように見える程に拳がめり込んでいる。