※ネタバレ注意
概要
ドラゴンクエストⅩの登場人物。
名前が登場したのはVer.2のヒストリカ博士関連のクエスト「失われた時を探して」という早い段階であり、その後Ver.4でも詳しく描かれることとなった。
5000年前、海洋都市リンジャハルの市長を勤めていた人間の男性であり、召喚士。
パドレとは親友同士であり、共にリンジャハルを襲った疫病の危機から町を救った。
しかし、彼は優秀なパドレに嫉妬心を抱くようになり、禁忌の魔人召喚に手を染め、力を得ようとする。
サブクエスト「流星の追憶」では更にマローネに対する恋慕の情があったと思しき描写もあり、様々な面からパドレへの負の感情を募らせていったのだろう。
魔人の力を得て都市を大きく発展させることには成功したが、力を求める欲望は次第にエスカレートし、召喚した魔人たちの制御のためにリンジャハルの住民を誘拐しては生贄として捧げるという凶行に出る。
その場をパドレと従者ファラスに発見されると、力を暴走させ、余波でリンジャハルは壊滅。パドレと時空の彼方で激闘を繰り広げ敗北し、封印された。
この時は互いに相打ちのような形で決着がついており、最期はパドレの力を認め、満足そうに消滅した。
しかし、現代になって大魔王マデサゴーラが偽りのレンダーシアを創作。
偽りのリンジャの塔にて彼の怨念が具現化し、魔物の姿となって襲ってくる。
この時、主人公のことをパドレと見間違えているが、これは後々判明するパドレと主人公の関係の伏線となっている。
彼の変身形態である「魔人リンジャーラ」はDQMJ3にも登場した。
己の嫉妬心のために罪のない人々を犠牲にし、町ひとつを滅ぼすに至ったという大罪人ではあるが、かつてはリンジャハルの繁栄のために尽くす誠実な指導者であったことが語られている。
サブクエスト「波間に消えた記憶」では、パドレの兄であるドミネウス王子から、パドレのネガキャンを含んだ記憶の結晶(現実でいうビデオレターのようなもの)を受け取っており、少なからず疑念を植え付けられたものと思われる。
また、同クエストではリンジャハルの名物であるカニ(リンジャガニ)を使った町おこしに取り組み、カニカニ音頭なるものを考案し実際に踊っていたという衝撃的な一面も明かされている。
ちなみに彼が初登場する「失われた時を探して」および「流星の追憶」では、登場人物のグラフィックは全て汎用パーツの組み合わせとなっている。
パドレは後のVer.4で専用グラフィックが作られた(※これが、前述のクエストとVer.4で外見が異なる理由である)が、リンジャーラの方はそのままなので、ムービー内では若干アンバランス感が否めない。
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ホメロス(DQ11)…DQ11の登場人物。優秀な親友への劣等感から闇堕ちして魔物になり、大災害を引き起こした人物繋がり。こちらは、移植版のDQ11Sにて親友と一騎打ちし満足そうに消えてゆく展開がある。