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CV:井上和彦

概要

5000年前の人物。Ver.2.1の配信クエストで名前のみが登場しておりVer.4以降から本格的に登場する。

エテーネ王国の王弟パドレに仕えていた従者、主に対する忠誠心はとても高い。

代々王家に仕えてきた一族の出身であるがエテーネの民ではないため時の指針書は所持していない。


戦闘能力

王国一と謳われた剣の使い手で二刀流バトルマスターのような戦闘スタイル。

その類まれな実力から剣豪や剣聖とも。

イベントシーンでは「かえん斬り」「ミラクルソード」「ギガスラッシュ」「天下無双」「すてみ」「テンションブースト」「ギガブレイク」など片手剣と「とうこん」の特技を使用する描写がある。

更にギガスラッシュを右手で放った後、左手でも放つという離れ技まで見せる。

増殖獣バイロゴーグ戦、時見の箱戦でNPC戦闘員として参戦。

イベントシーンで単独でヘルゲゴーグの大群を退けていた実力は伊達ではなく、Ver.4.4におけるプレイヤーの限界Lvを上回るLv110を誇る。HPは780と高めだが、半面MPは190と現在の平均からすると低い。

特技は「はやぶさ斬り」「超はやぶさ斬り」「天下無双」時見の箱戦ではさらに「ミラクルブースト」も加わり、見た目通りの二刀流バトルマスター。

そして極めつけがイベントシーンでも見せた両手二刀で繰り出す奥義「Wギガスラッシュ」

攻撃力も本当に片手剣装備かと思うほど高く(かいしんのいちげき時のダメージから凡そ850程)、「バイキルト」込みだと天下無双が一撃辺り400程度入る。

前述のWギガスラッシュは1999×2+二刀流の追撃ダメージ(1399)という凄まじい威力を持つ(ダメージ上限ではないため強化やデバフ次第では更に高いダメージを叩き出すこともままある)。

二刀流の仕様は一見プレイヤーとほぼ同じに見えるのだが、Wギガスラッシュ以外の特技は追加攻撃分の威力が落ちないという特徴がある。

通常攻撃は左手分はしっかりと威力が落ちていることから、彼の特技は追加攻撃分も含めた攻撃回数が設定されている独自仕様なのかもしれない(要はファラスの攻撃には追撃が発生していない)。

「バイキルト」が掛かっていれば特技で安定して4桁ダメージを叩きこんでくれるため、火力だけで見ればVer.4までの歴代NPCで最強と言って良く、主も主なら従者も従者で凄まじい戦闘力である。若干Aペチも多いが、それでも並のNPCより高いダメージを叩き出すので問題ない。

 

ただし勇者アルヴァンと同じくバトルマスター風のキャラでありながら「すてみ」は使用しない(4.0のムービーでは使っていたのに…)ため、「バイキルト」はこちらがかけてやる必要がある。

4.0のイベントシーンの一枚絵で使っていた「ギガブレイク」も、ここでは使用しない。

また、せかいじゅのは等の味方を支援する行動を持たず、どの特技もプレイヤーの物よりやや溜めが長いため隙が大きく、属性や状態異常の耐性は何一つ持っていない等防御面ではかなり隙が多い。

即死したりマヒしたり連続ドルマドン直撃であっさり死んだりする。主に詰めが甘いと言われるのも納得。

さらに元のMPの低さに加えてバイロゴーグ、時見の箱共にMPを奪う行動を持つため、MP回復が欠かせない。

「バイキルト」や防御・MPに対するフォローを充実させてやらないと本領を発揮できない代わりに、それができれば全部あいつ一人でいいんじゃないかなというレベルの火力を出してくれるため、魔法戦士・どうぐ使い・占い師といったバッファー職と相性が良い。


活躍

クエスト【失われた時を探して】

ぼろぼろの手記の執筆者。「主」と共に海洋都市リンジャハルを訪れ、主とリンジャーラの交友関係、そしてリンジャハルの悲劇を記す。

暴走したリンジャーラを止める為に次元の彼方へ飛んで行方不明になった主を探す為に旅に出る。

この時点でのファラスらしき人物は、茶髪の青年の姿。


遥かなる故郷へ(Ver.4.0)

タイトルムービーに登場していた金髪の剣士の正体。約3年半越しの伏線回収である。

リンジャハルで行方不明になった主が生きていると信じ、各地を捜索している。

先の厄災から作中時間で半年ほどしか経ってないはずだが容姿はすっかり変わり、風来坊が板についている(エテーネ王宮のNPCがツッコんでいるが、時期を逃すと聞けなくなる)2021年12月発売の「アストルティア秘聞録」のシナリオスタッフのコメントによれば、以前の見た目にしばられることなく完全新規のキャラクターとして制作する選択をしたとのこと。

  

初登場はパドレの妻マローネの館。

侵入した2匹の異形獣相手に孤軍奮闘するも、マローネの精神エネルギーを奪われてしまう。

それでも(おそらく)ミラクルブーストで回復しつつ異形獣を二対一の状況でありながら仕留める大金星をあげる。

 

マローネを守れなかったことに大いに責任を感じており、その後は治療のために行動する。

なおその際、主人公の名前を聞いた途端、部外者である筈の主人公に自らの素性を隠さずに話し、以降も主人公を全面的に信頼するといった行動をとる。

前述のクエストシリーズでパドレの子供(マローネが抱えていた赤子)の名前が主人公と同じことは判明しているため、何らかの親しみを持ったのか、それとも隠された事情を察知したのだろうか。

 

旧知の仲であるゼフを頼り、ワグミカの協力を得て王立アルケミアにプレイヤーと共に潜入。

ヨンゲ所長の救出には失敗するものの、必要な魔導器を手に入れてマローネを快復させた。

この際「礼は必ずする。気長に待っててくれ」と言われるが、直後すぐに主人公を助けに来てくれる。

 

黄金刑の騒動ではゴールドマンを引き受ける。

続けて襲撃してきた異形獣相手にも戦うが、エテーネ王宮の転移に巻き込まれて行方不明になる。

なお、王宮を襲撃した異形獣との戦いの際にはギガブレイクを使う描写がある。


栄光の勇者と消されし盟友(Ver.4.1)

無限獣ネロスゴーグ撃破後、主人公らを邪魔と判断した黒衣の剣士が魔方陣を出現させ、異形獣を召喚してくる。

戦闘直後で更に禁忌の秘術を使用したために満身創痍だった主人公とアンルシアの前に、なんとファラスが5000年の時を超えて登場、異形獣を一撃で斬り捨てる。

黒衣の剣士の火球攻撃からも主人公らを庇い撤退へと追い込むが、直後に激しい頭痛に襲われて意識を失う。この時の様子から記憶を失っているようである。

グランゼドーラ城の近衛兵詰所に運ばれるも意識不明のまま眠り続けている。

この章ではなぜか名前は出されず、「双刃の剣士」と表示されていた。


赤き大地の双王子(Ver.4.2)

ストーリー開始直後に目覚める。やはり記憶喪失であるが、キュルルによると「(記憶喪失は)時間跳躍の後遺症で、エテーネ人でも時渡りの力を持つ個体と持たない個体がおり、適性のない個体が無理に時を渡れば人体にかかる負担は計り知れず、思いもよらない弊害を引き起こす、記憶喪失だけですんでまだ幸運な方」「他にも弊害があるかもしれないが、とりあえず経過観察する」とのこと。

その後、主人公にバグド王からの伝令を伝えに来た賢者ルシェンダから、魔獣を退治したファラスをアリオス王の賓客として迎えることを伝えられた後「じっとしているのは性に合わない」と告げ、近衛兵詰所から出ていってしまう。

なおこの時点で港町の記憶が残っていると呟いており、これはリンジャハルのことと思われる。

 

そしてVer.4.2最終盤、喪心獣ゾンテドール討伐後黒衣の剣士が主人公に襲い掛かるところに割って入り剣戟を広げる。

その最中に「この太刀筋…確かに覚えがあるぞ」と記憶を取り戻しつつある発言をするが、それを黒衣の剣士に利用され、自らの素性を仄めして動揺を誘った隙に腹を突かれてしまう。

瀕死の傷を負ったファラスは主人公の名前を呼んで失神するが、これが元で黒衣の剣士は頭痛に襲われ撤退を余儀なくされ、九死に一生を得た。

 

メレアーデの口から、黒衣の剣士の正体がパドレであることが明かされたのち賢者エイドスによる応急処置が施され、再びグランゼドーラ城の近衛兵詰所に運ばれる。

ストーリークリア後、近衛兵詰所に行くと回復してベッドに座っており、会話することができる。

そこで全ての記憶を取り戻したこと、エテーネ王宮が崩れるときにマローネからとある願いを託され、彼女の時渡りの力により5000年後に時間跳躍したことが語られる。

ただし、ファラスは自分のことをエテーネ人ではないと発言しており、これは「時渡りの力はエテーネ人以外には発現せず、力を持たない者は他者の行使した術によって時を渡ることもできない」という設定に反している(一応、できはしてもリスクが高すぎて実質的に「できない」とされていたと解釈すれば説明はつくが)。

ファラスが非エテーネ人ながら時渡りの力を持った特例なのか、あるいはマローネの力がルールを捻じ曲げられるほどに強力なのかは定かでない。

或いは、ファラス本人が知らないだけで実はエテーネ人であったという可能性も十分に考えられる。

加えて手記でも残すかな、と呟いている。

 

また、Ver.4.1ではグランゼドーラ城内に「ファラスが空から現れた」という旨を話すNPCがいることから終焉の繭=王宮の成れの果てという説があったが、本Ver.にてその線は薄くなった。

その後のVer.4.3には全く出番無し。


うつろなる花のゆりかご(Ver.4.4)

無事意識を取り戻し、記憶も戻ったことでエテーネ王宮で何があったのかが語られた。

その話によるとマローネを守って奮闘していたものの取り囲まれ、絶体絶命の時、マローネの子が自ら時渡りの術で時間転移してしまったため、その痕跡を辿りマローネの時渡りの術で現代に転移してきたとのこと(その時の様子は微妙に違うもののVer.4.5前期で描かれた)。

また、この時にクオードの最期も知ることとなった。

その後のVer.4.2までの動向は上記の通り。

 

記憶を取り戻した事で主人を救うべく主人公に協力し、シンイの助言に従って胡蝶の花を入手。

この時の回想でファラスが「代々エテーネの王家に仕える従者の家系」であることが判明する。このためどこかでエテーネ人の血が混じっている可能性も十分に考えられ、時渡りの力を多少なりとも持っていた可能性がある。

その後、時渡りから戻ってきた主人公と共に魔瘴調査区画へ突入。主人公と共に増殖獣バイロゴーグを破壊後、パドレとのリベンジ戦では防御しつつ互角に戦うが、キュロノスに拘束された主人公を庇ってパドレの剣に刺されて致命傷を負ってしまう。

主人公はその隙に胡蝶の護符でパドレの記憶に入るのだが、近くにいたためかファラスも同時に記憶の世界に突入し、共に時見の箱と戦いパドレを救い出すことになる。

精神世界であったためかこの時のファラスはピンピンしていたが、現実に戻ってきたところで遂に肉体に限界が来てしまい、主を救えたことを喜びながら事切れた。

胡蝶の術が発動された際にはパドレとファラスが光の中へ消えてしまっていたので、Ver.4.2で負傷した時のようにホーローが回復呪文で処置することは不可能であったと思われる。なお、ストーリークリア後も底なし穴に出現した記憶の世界で再会できる。

 

記憶内では半年前から風来坊姿だったことになっている。まあ今更リンジャクエスト内の回想と同様の姿にしてしまうと違和感が凄まじいことになってしまうだろう…。


遥かなる未来への旅路(Ver.4.5前期)

前バージョンで死亡したためファラス本人は登場しないが、4.0で描かれなかったモモンタルとの会話が巡り巡って大エテーネ島の地盤沈下を防ぐきっかけとなった。

また、時獄の迷宮内で現代へ時渡りをする直前のマローネとのやり取りを目撃することになる。

相変わらず異形獣を3体纏めて叩きのめすが、他の異形獣に襲われそうになった赤子が無意識に時渡りしたため追い駆けようとするが、マローネに2人以上時渡りするチカラが無い事を告げられ、文句を言う間もなく転移されていった。

 

久遠の神殿では無数の可能性を束ねて具現化した堕ちた剣聖として登場する。

このファラスは様々な時空の可能性のひとつでパドレの代わりに時見の箱の傀儡となり、主を殺害したらしい。

こうなったからにはキュロノスがファラスに利用価値を見出し、またその世界線でパドレの洗脳に失敗している事がうかがえるが、やはりファラスも時渡りのチカラを僅かながら持っていたのか、あるいは最大の脅威となりうるパドレを始末するためにファラスを用いたのかは不明。

久遠の神殿では最凶の相手となる。

 

クリア後に記憶のパドレア邸のファラスへ会いに行くと、4.4クリア時点での会話と変わっており、ファラスの未練であった親子の絆を主人公が確かめることができたことに満足し、主人公と出会い、ともに戦えた運命に感謝する。


これで……思い残すことはない……。

そなたと出会い……ともに戦うことができた

……運命に……感謝しているぞ……。

志半ばで果てたファラスの未練を晴らすためにも、一度は報告に行ってあげよう。


その後 (Ver.4.5後期)

クエスト【あの日の思い出】においてVer.4.4ストーリーでシンイに会いに新エテーネの村で数日間滞在した際に手料理「カツオの山賊焼き」を振る舞うなど、短い期間ではあったが村人たちと濃い交流をしていたことが判明。その期間中チェイのダイス勝負やパラシェのじゃんけん勝負などの運に負け続けていたり、不吉な予兆は出ていた模様…。

また、主人公宛の手紙を残しており、パドレと主人公が親子であることを確信していることや、主人公への感謝が綴られていた。

また、マローネに対してはクエスト【届けたい想い】進行中に主人公の口から死亡が伝えられた。ゼフからは彼との思い出が語られ、モモンタルは依然として彼のような従者になりたいと喋ってくれる。

 

Ver.2とVer.4を繋ぐキャラとして華々しく登場、多くのイベントシーンでプレイヤーを盛り上げ、常識人かつ人格者として主人公たちを手助けし、圧倒的火力を見せ付け、最期は自らの命と引き替えに主人を見事解放して見せた。ストーリークリア後もファラスの退場を惜しむNPCは多く、ますます評価は上がっている(人気投票的には不動の古参に敗れてしまったが)。

Ver.4シリーズで最も救われたのは彼かもしれない。


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