ドミネウス王
どみねうすおう
ドラゴンクエストⅩのVer.4に登場するキャラクター。
生年687。エテーネ王国の第49代目の国王で、通称「消失王」。メレアーデ王女とクオード王子の父親であり、弟にパドレがいる。
生まれつき時見の力が弱い事で父王ルザイオスから冷遇され、弟パドレの時見の力が歴代最強だと分かると更に冷遇が強まっていった。
エテーネ王宮の地下に封印されている時見の箱の力を絶対視しており、箱から力を得ることでエテーネ王国を支配。国民全員の指針書を配布し、指針書通りの生活を強要している。
これは本人が時見のチカラが薄く、自身の父親から冷遇されてきたことの裏返しであり、優秀な時渡りの使い手であるパドレに強い劣等感を抱いている。
エテーネ王国が滅びるという未来を回避するためとはいえヘルゲゴーグという異形獣を用いて国民を襲ったり、それを止めようとする者であれば実の子にも容赦なく手を上げるなど、国王としても父親としても問題のある人物。
最終的には時見の箱の力を得て「時獄のドミネウス」、「魔人王ドミネウス」と変貌し主人公に襲いかかるも、傀儡となっていた黒衣の剣士に刺殺され生涯を終えた。在位年数は1年未満、享年41歳。
Ver.4.5の後日談クエストでは、彼の若き日のエピソードが語られる。
元々は善良な王子であり、庶民の女性と愛し合っていたが、ある時彼女は指針書の命令に従って自殺してしまう。
またその後に娶った妻(メレアーデ、クオードの母親)もまた病気で早逝。
この頃から彼は時見の箱とコンタクトを続けることで次第に時見の力に溺れてゆき、自身のコンプレックスの原因や邪魔をする者を容赦なく排除する冷酷な性格へと変わっていった。
すべては時見の箱が彼を都合の良い傀儡として利用するために闇堕ちを仕組んだものと考えられる。
とはいえ、所業が所業だけにプレイヤーからもあまり同情の声は聴かれず、アストルティア・ナイト総選挙の予選でも最下位という結果になってしまったが…。
Ver.4.5では主人公がパドレとマローネの実子であることが明らかになったことで、ドミネウス王は伯父であることがわかる。
ちなみにドミネウスと最初の妻との子どもが指針監督官のベルマである。