カジオー軍団
かじおーぐんだん
任天堂とスクウェアが共同で作り出したスーパーファミコン専用ソフト「スーパーマリオRPG」に登場するキャラクターである。
説明
スーパーマリオRPGの敵役として登場する集団。
武器世界という異世界からやってきた存在。
RPGには欠かせない、剣や槍といった武器をモチーフとしたモンスターたちの軍団で、マリオワールドを侵略すべく、クッパ城に突き刺した巨大剣カリバーを通路としてやってきた。
クッパ以外の悪役としてはワリオやマムーなどいたが、「世界征服を目論む悪の組織」というコンセプトの敵と戦うのは本作が初となる(マムーに関しては既に支配されたサブコンを取り戻すというコンセプトのためカジオー軍団とはまた異なる)。
以下はストーリーで戦う順番に記載。個別記事があるキャラに関してはリンク先のネタバレ注意。
ケンゾール
カジオー軍団の一員で、剣の姿のボス。常にホッピングのように跳ねている。炎属性の全体攻撃『ほのおのかべ』を使う。
剣に乗ってホッピングをしているケンゾールの部下。ヘイホーの姿をしている。ジャンプ攻撃が得意。
- ヘイパワー
ヘイパーの上級種。武器世界に登場する。
ユミンパ
カジオー軍団の一員で、弓の姿のボス。語尾に「ニャ」をつけて話す。やや短気。雷属性の全体攻撃『ほうでんげんしょう』を使う。
ユミンパの部下で彼の放つ矢。戦闘で登場することはなく、ユミンパ戦の後に少しだけ登場するほか、カジオー戦で名前が明かされる。
ヤリドヴィッヒ
カジオー軍団の一員で、槍の姿のボス。無属性の全体攻撃『すいじょうきばくはつ』『キラリりゅうせいぐん』を使う。
出世に命をかけていて、そのためには罪のない老人を苦しめる事(本人曰く、くすぐる(※)事)も厭わない。
※一見ほほえましいが、度を超えたくすぐりで強制的に笑わされると体力を消費し、呼吸困難に陥る。実際の中世ヨーロッパでは拷問として「くすぐりの刑」を行っていたくらいである。
- ツッツン
ヤリドヴィッヒの部下。戦闘で登場することはなく、カジオー戦の最後にだけ登場する(ただしデータ上ではザコ敵として能力が設定されている)。
ツッツンの上級種。HPが減ると、「いのちかけてますっ!」と言いながらマリオ達に捨て身攻撃をしてくる。武器世界に登場し、カカリチョウなどがいる部屋のベルトコンベアで製作風景が見られる。
カジオー戦隊オノレンジャー
カジオー軍団の一員で、レッド、グリーン、ピンク、ブラック、イエローのメンバーの悪の戦隊。レッドがリーダーで、ピンクが女性。オノフォースを操る。しかし、レッドは目が回った、グリーンは貧血(レッド曰く運動不足)、イエローは腹が減った(そのくせに戦闘前にカレーを食ったとレッドは言う)、ブラックはサングラスが割れた(安物だったらしい)、ピンクは化粧が崩れた(レッド曰く厚化粧)などのつまらない理由で戦線離脱し、常にまとまりがない。
更にはグリーンの内心から戦隊解散の危機に陥っていることが解る。
メビウス&リンリン
武器世界の時計と鈴(2体>のボス。メビウスは自身の時計の針が指す時間によって攻撃の種類を決める(1時:コオリヲフラス ジカン(結晶orアイスロック)、3時:カイフクノ ジカン(回復)、5時:オーロラヲミル ジカン(オーロラの輝き)、6時:ダイカイフクノ ジカン(大回復)、7時:オフロヲタク ジカン(水蒸気爆発)、9時:ナニモシナイ ジカン、10時:ハナミヲスル ジカン(桜吹雪)、12時:ヒガノボル ジカン(コロナ/フレア)。カッコ内は使う技の名前)。リンリンはマリオたちへの攻撃(通常攻撃のほか、恐怖のルーレット・ダークスターも使う)の代わりにメビウスの針を進めることがある。
BGMは通常のボス戦となる。
メーテルリンク(左)&ドルトリンク(右)
武器世界の敵で、中東風の容姿をした剣士(ドルトリンク)と魔法使い(メーテルリンク)の2人組。片方を倒すと、残った方がアースリンク(メルクリンク)と合体する。
BGMは通常のボス戦となる。
カカリチョー / カチョー / ブチョー
鎧を纏った騎士のような姿。画像はブチョー。
それぞれカカリチョーは10年、 カチョーは25年カジオー軍団に勤めている。 ブチョーには息子がおり、自分の過去を振りかえっている。
金槌のモンスター。カカリチョーがトンを2体、カチョーがテンを3体、ブチョーがカンを4体従えて現れる。道中の雑魚としても出現する。
コウジョウチョー
カジオー軍団の武器工場長。ニンジャくんの色違いの姿をしていて、技も手裏剣が中心。
ラスダーン
コウジョウチョーがつくりあげた機械兵器。鋼鉄製の靴の中に溶岩を流し込んだような外見。ジャスティスブレイカが使えるが、オノフォースと違って充電不要。また「エレキテル」など別の魔法技も使える。
名前の由来はラストダンジョンの略語『ラスダン』かと思われる。
カジオー
マリオワールドの征服を狙う新たな敵であり本作のラスボス。
リンク先ネタバレ注意。
- できたてヘイパー
カジオー(第一形態)との戦い中に製造されたできたてのヘイパー。ヘイパー量産型との見た目の違いはほとんど無い。
マリオ達との戦いを想定してなのか、通常のヘイパーや後述のヘイパー量産型よりも遥かに強く、量産型というよりも戦闘に特化した特注品を急造した存在といったところか。
見た目こそ着色されていないだけでザコのヘイパーと同じだが、ステータスは軒並み後述の量産型ボス達並み。そして全体攻撃技「レインソード」が強力。
余談だが、できたてヘイパーを残した状態でカジオー(第一形態)を倒すと、できたてヘイパー達はどこかへ逃げ去ってしまう。
量産型
武器世界で登場する、モンスターの量産型。姿かたちこそオリジナルと同一だが、塗装工程前なのかどの個体もモノクロなのが印象的。オノレンジャー量産型に至っては名前と色が一致しない有様になっている。
改良型でもあるらしく、オリジナルより強いものが多い。しかしオリジナルと性格はほとんど同じ。どのキャラの量産型でも対戦時は「りょうさんがた」と表示される。ボスキャラの量産型は下の節を参照。
ザコの量産型
- ヘイパー量産型
名前の通りヘイパーの量産型。できたてヘイパーより弱い。
- ツッツクン量産型
名前の通りツッツクンの量産型。リメイク版でツッツクンだと判明。
ボスの量産型
- ケンゾール量産型
正式名称は、ケンゾール2型。「なにかんがえてるの」によると「マリオよ!私はかえってきた!!」と考えているようだが、オリジナルの記憶を受け継いでいるのかどうかは不明。少なくともカジオーはケンゾールがマリオにやられたということはヘイパーからの報告で知っている筈だが。
- ユミンパ量産型
オリジナルよりもかなりやる気がある。やはりコマンド制限を行う。 正式名称は不明だが、「なにかんがえてるの」によるとケンゾールやヤリドヴィッヒと同じく『2』に該当するようだ。実はオリジナルと違ってコマンド制限ルールを自らは破っているという違いがある。
- ヤリドヴィッヒ量産型
正式名称は、ヤリドヴィッヒ・マーク2。量産型もオリジナルと同じく出世に命をかける。分身がツッツクン量産型4体になる点がオリジナルと異なる。
- レッド量産型
この世の悪を守るという気持ちはオリジナルと一緒。
- ブラック量産型
彼によるとまだチームが決まっていないらしい。
- イエロー量産型
あいかわらずのゴワス口調といつもの空腹。
- グリーン量産型
オリジナル同様貧血気味、生まれつきらしい。
- ピンク量産型
色を塗ってくれないことに不満がある。