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最上静香父苦労しますよ 私に似て頑固者ですから

あらすじ

 前回のライブの後、最上静香如月千早チーフプロデューサーに打診されたのは、千早の出るチャリティーコンサートに出演できなくなった海外アーティストの代役としての出演。ぜひやらせてほしいと快諾した静香は、北沢志保箱崎星梨花と3人での追加出演が決まる。春日未来は、静香のアイドル活動を中学の間しか認めていない静香の父親に活動継続を認めてもらうための良い機会ではないかと提案する。

 練習を開始した一同。静香は早く認めてもらいたいという一心から今まで以上に前のめりに練習を重ねるが、思うような成長ができず、千早が明確に気づく程度には焦りを募らせていた。なお星梨花は、星梨花の父親が勝手に衣装を修正しようとしたことを発端に父親と喧嘩していると語る。

 本番前日、千早の提案で出演者と未来・伊吹翼プロデューサー(P)は、会場の教会を訪れることに。今回のコンサートの趣旨は家族を亡くした遺族の気持ちを癒すことであると静香たちは知らされる。そこにいたどこか物憂げな表情をする遺族の親子に対し、千早が先導する形で千早・静香・志保・星梨花は「G線上のアリア」を歌い彼女たちを笑顔にすることができた。家族の大切さを感じた星梨花は喧嘩状態の父親をコンサートに招きたいと思い直し、そして静香も今までの迷いを振り切り自分の気持ちに正直に歌うことを決心した。

 出演者が最後の練習に戻る一方、未来の発案で未来・翼・Pは静香父の元を訪れる。また原っぱライブのような出し物ではないかと軽んじる静香父に対しPは、今回は外部団体のチャリティーコンサートと性質の異なるイベントではあるが本質は同じである、静香が真剣に取り組むステージであることに変わりはないと語る。未来と翼も、静香の成長や凄さ、かっこよさ、真剣さを必死に伝え、翌日のコンサートに来てほしいという願いを訴えた。

 コンサート当日。受付を担当した田中琴葉島原エレナは星梨花父の来訪に気付き、エレナはあまり喧嘩しないようにと彼に忠告する。一方、開始時間になっても静香父は会場に姿を見せなかったが、コンサートが開演した後の夕刻……。

 静香が歌唱したソロ曲は、「Gift Sign」。周りが見えなくなる自分を脱却し、伝えたい気持ちに正面から向き合った静香は、皆の助けを糧に羽ばたき、その歌声で観客を魅了した。そして静香父も、この歌唱を最後列で聴いていたのだった。

 静香の憧れの強さから来る他人の心を揺さぶる歌声についてPが語ると、幼き日の静香のことを思い出した静香父は、自分もよく知っている、(静香を立派なアイドルにするのは)頑固者だから苦労するだろうと話す。

 終演後、星梨花が父と語らう一方で、静香はアイドルに大切なものが何か分かった気がすると千早に語る。するとそこに静香父の姿が。会話をためらうものの志保に強引に父の前に連れて行かれた静香は、多くは語らないものの父の表情から良い結果になったことを実感した。

楽曲

オープニング

挿入歌

BGM

  • TOWN」(次回予告)

エンディング

なし。

余談・小ネタなど

(随時追加)

  • 序盤、Team8thの5人が歩いているのは豊洲駅から南西方向への道路である。
  • 「いいな~、千早さんに歌を見てもらえるなんて!」や千早の歌声を聴いた際に赤面するなど、矢吹可奈が千早への憧れを特に持っていることを断片的に示すシーンがある。因みに、『Blooming Clover』では第59話(15巻)より可奈は千早に直接歌の指導を受けることが実現している。
  • 第6話といい、ボイストレーニングルームの防音が全然機能していない。
  • 琴葉とエレナが差し入れに持ってきたドーナツは「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の商品がモデルとみられる。因みにららぽーと豊洲にも店舗がある。
  • 一同がドーナツを食べるシーンでホワイトボードに描いてある絵しりとりは、『シアターデイズ』の劇場画面で実際に見られるものがモデル(やや彩色が異なる)。
  • 星梨花パパこと星梨花の父親が初の登場。ビジュアルは『Blooming Clover』第24話(7巻)で初登場しており、本作でもほぼ引用されている。星梨花の衣装の露出に文句をつけたのも同作の第25話(7巻)で実際にあった言動である。また、部屋の壁紙のモデルは同作第5話(2巻)からの引用との説もある。
    • 彼は定規とはさみを持ってスカートの丈を"伸ばそう"としていたらしいが、どうやってするつもりだったのだろうか…。
  • 教会のモデルは東京都千代田区のカトリック神田教会とみられる。
  • 登場した女児の1人(クレジットでは「妹」と表記)が岡崎泰葉に似ていると話題に。
  • 夫(父)を亡くした家族に対して千早たちが歌ったのは著名クラシック曲の「G線上のアリア」であるが、当然元々日本語の歌詞がある曲ではなく、クレジットの通り「作詞:真崎エリカ、作曲:J.S.バッハ、編曲:トリ音(バンダイナムコスタジオ)」である。
  • 未来・翼・Pが静香父の元に向かい交渉をするというシーンは、『Blooming Clover』第15話(5巻)に類似のシーンがある。この際は静香のアイドル活動継続を求めて未来が翼を連れ最上家に乗り込んでおり、また静香母とも会話している描写がある。
  • 静香が未来と翼に背中を押してもらうシーンは紛れもなく第2話であろう。
  • Gift Sign」は静香の累計5曲目のソロ曲となる。MILLIONSTARSで5曲目のソロ曲が登場したのは翼以来2人目。また、アニメが初出の楽曲の中では唯一、TV放送時点で当該楽曲のCDが発売されていなかった(2024年2月に発売される)。
  • 歌う静香の背中に羽が生えるシーンはおそらくゲッサン版第10話(2巻)のオマージュだろう。
  • 静香のアイドル活動の期間に関する父との確執は静香の一大テーマであり、各作品で静香や他人物による交渉や説得が行われている。しかしながら状況は現状維持のまま、あるいは僅かな好転に留まる作品がほとんどの中で、父が明確に静香のことを認める発言をPなどの近しい人間にしたのは初めてのことであり、他に類を見ないほどポジティブな形で問題が解決した作品と言えるだろう。
  • 次回予告ではエミリー語の嵐が吹き荒れる。またスパークドリンクとは、GREE版及び市シアターデイズの各種ゲームに登場する元気(スタミナ)回復アイテムである。
  • エンドカードの砂浜ラブ氏はエミリー好きを公言しているイラストレーターであり、度々ネタ画像を中心にミリマスのイラストを投稿している(他にも活動をしているとの噂もあるが……)。
  • 本話TV放送前日~当日の2023年12月9~10日には東京ドームにてアイドルマスターシリーズラブライブ!シリーズのコラボライブである「異次元フェス」が開催されており、『ミリオンライブ!』の楽曲では特に「ジャングル☆パーティー」がラブライブ!側のファンに強烈な印象を残した。これがきっかけで本話からミリアニを観たという者も多く、ニコニコ動画のコメントでは「ウンババから来ました」などの投稿が多い他、シアターデイズの「プラチナスターシアター~ジャングル☆パーティー~」のイベントコミュのあらすじと本話のあらすじを改変した「千早は静香たちを会場の教会に連れて行くと、そこはジャングルだった。」というネタも投稿されている。