北沢志保「人のことなんて言えないのにね…」「行ってきます、お父さん」
概要
アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』第6話のサブタイトル。
正式名称は「動き出す夢 ライブシアタープロジェクト!」と空白が入る。
先行公開では2023年9月8日公開の第2幕に含まれ、TVでは最速で2023年11月12日に放送された。
あらすじ
原っぱライブを終えた最上静香たちのもとに現れた静香の父親は、厳しい言葉と共にその場を去っていった。静香は、自分が親からアイドル活動を許可されているのは中学の間だけであることをプロデューサー(P)や春日未来・伊吹翼たちに打ち明ける。当然、一度掴んだ夢のアイドルはやめたくないという想いを訴える静香に対し、Pはオーディションで静香の本気は知っていること、今後のサポートを約束することを語った。
1週間後、豊洲駅の出口で道に迷っている白石紬を発見した未来たち。紬も新たに765プロのアイドルになることを知った未来は紬を劇場に案内する。更に、劇場の一室で持ち前の歌唱力を披露していた同じく新加入の桜守歌織も未来たちと出会う。
初めてのレッスンを終えた紬と歌織。そこにやってきた佐竹美奈子・望月杏奈・天空橋朋花・北沢志保や未来たちを前にPは、劇場の完成に伴い「Live Theater Project」の始動を発表する記者会見を近々開くこと、更に39人となった「MILLIONSTARS」をいくつかのチームごとに段階的にデビューさせていく考えを伝える。そして記者会見当日にデビューする「Team1st」に美奈子・志保・杏奈・朋花の4人を選抜し、更にリーダーに美奈子を指名した。
自主練すると言う静香を残し、帰宅する未来たちだが、紬は765プロの寮はどこなのかと問う(765プロに寮は存在しない)。なんと紬は、Pとの行き違いから東京に生活拠点の家を確保しないまま上京してきてしまったのだ。
大混乱に陥る紬を未来は自宅に連れて行き、一晩泊めてあげることに。紬は春日家の温かさに感動しつつも、今後一人暮らしが寂しくなるのではと嘆くが、未来は劇場や仲間を家や家族だと思えばいいと勇気づけた。
自主練を終えた静香は、Team1stの練習で同じく遅くまで残っていた志保に何か言いたいことがあるのではと勘付かれる。静香の自分は練習中に父のことなどが頭に浮かんでしまうという告白を聞いた志保は、確かにそれはファンなどに対して不純・不誠実かもしれない、アイドルに本気ではないのかと静香を焚きつける。
また翼と歌織はカフェで会話をし、歌織はアイドルになることを決めた経緯などを翼に語った。
そして、遂に完成した765プロライブ劇場。39人が出揃った記者会見の後、報道陣を前にTeam1stがライブを行い、デビュー曲「Star Impression」を歌唱。完成度の高さを知らしめ、チーフプロデューサーや善澤記者も新たな物語の始まりを予感していた。
楽曲
オープニング
挿入歌
BGM
- 「TOWN」(次回予告)
エンディング
余談・小ネタなど
(随時追加)
- サブタイトルは空白を除いて19字であり、全12話で最も長い。なお逆に最も短いのは第12話「新しい未来へ」の6字。
- 静香父が静香の活動に課す制約は作品によって複数パターンあり、本作やゲッサン版漫画は分岐条件なしでとにかく「中学の間でやめる」のパターン。他のパターンには「中学の間に"結果を出せなければ"やめる」があり、『Blooming Clover』『Brand New Song』などが該当する。
- 紬が探している7番出口は直前のカットで映った出口である。また、駅構内の出口案内標識が現実と異なっているという報告もあり(カット内に「7」が見えているとおかしいので意図的に消されたか)、迷ったのはやむなしとの意見もある。
- 金沢の回想はひがし茶屋街であり、紬がここを生家としているのはシアターデイズなどと共通の設定である。
- 歌織がボイストレーニングルームで歌っていた曲はエドヴァルド・グリーグの『朝』である。なお後の話で顕著に現れるが、歌織は朝に弱いという短所がある。
- 紬が駅で迷っているところを主人公に発見される、歌織が劇場の一室で歌っている歌を主人公たちが聞く、という場面は『Blooming Clover』第7話(2巻)における両者の初登場シーンに近い。
- Pが記者会見の件を伝えるカットで、未来・静香・翼・紬・歌織・美奈子・志保・杏奈・朋花以外の30人が全員映っている。
- 346プロ・315プロ・283プロには寮があるが、765プロには作中の通り寮はない。元々が弱小だったので致し方ないか。
- 東京での住居の手配を失念していた紬だが、シアターデイズでは逆に765プロにまだ受かったと決定していない(と本人が思い込んでいる)のに転校も転居も完璧に済ませて上京しているという別ベクトルの早とちりを見せている。なおアニメの世界線では、シアターデイズの「NoMake!」で後に社長の知り合いの斡旋で住む家が決まったことが分かっている。
- 翼と歌織が入った喫茶店は「KIRA星」という店名だが、これは上述の『Blooming Clover』第7話のサブタイトル「小さなキラボシたち」から来ているかもしれない。
- 紬が春日家と囲む食卓に山盛りの唐揚げが並んでいるが、これは紬役声優の南早紀氏の大好物が唐揚げであることに由来するのではと言われている。綿田慎也監督によると監督本人の指示ではないといい、白組のスタッフの仕業の可能性が高いらしい(第3幕舞台挨拶より)。
- 第1話で父が未来に双眼鏡を持っていくよう勧めている、その際に母が2人で行った際のエピソードを語っている、そして今回のうちわ製作と、未来の両親はアイドルとは限らないにせよ何らかのライブやコンサートへの参加を趣味にしているのではと思わせる描写がいくつもある。
- 静香と志保は似たようなキャラクターながら細かな家庭事情の違いや考え方の相違から対立することも多く、「しずしほ」として長年親しまれているカップリングの一つ。
- 部屋主の未来を差し置いて紬がベッドで寝ているが、この前にベッドでどちらが寝るかの譲り合いが起こっていたであろうこと、例によって紬が言いくるめられたであろうことは想像に難くない。
- 志保が静香に呼称について「志保でいいわ」と言うが、ゲッサン版第7話(2巻)に同様のシーンがある。
- 記者会見のシーンでアイドル側からの視点があるが、前のカットと組み合わせて考えるとこれは松田亜利沙の視点である。余所見するな。
- 作中では名前が出なかったが、チーフの横で「また新しい、始まりだ」の台詞を残した記者は、『THE IDOLM@STER』以来数々のアイマスアニメに登場している善澤記者(善澤充昭)である。
- 志保の父は経緯はわからないが現在消息不明である。志保が持っていた黒猫のぬいぐるみは幼少期に父からプレゼントしてもらった形見の品。
- アニメから登場した楽曲のうち「Rat A Tat!!!」などはアニメ先行上映以前から公開されていたため、先行上映内が情報初公開となった楽曲は今回の「Star Impression」が初である。
- 「Star Impression」の終了直後から流れるBGMは楽曲「Welcome!!」である。先行上映第2幕のエンディング、第3幕予告映像のBGMでもあった。
- エンドカードはめばち氏作画。次回予告に登場した天空橋朋花・二階堂千鶴・桜守歌織が描かれている。
- 次回予告について。天空騎士団はほぼ全作品共通の設定であるが、歌織の取り巻きはシアターデイズにおける「謎の組織に守られているらしい」というヒミツなどを発端に二次創作的に「Pの顔にレーザーがいつの間にか当てられている(銃口が向けられている)」などのネタが広まっており、また公式でレーザーポインターの描写がされたのはおそらく今回が初とみられる。
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