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春日未来行こうよ静香ちゃん! アイドルになる夢、一緒に叶えよう!

概要

 アニメ『アイドルマスターミリオンライブ!』第1話のサブタイトル。

 先行公開では2023年8月18日公開の第1幕に含まれ、TVでは最速で2023年10月8日に放送された。

あらすじ

 港三中に通う春日未来は、ソフトボール部・バスケットボール部・水泳部・弓道部・テニス部・陸上部・生物部・茶道部と8つもの部活に助っ人として顔を出し、更に町内の子供の缶蹴りや老人の卓球にも参加するなど忙しい日々を送る中学2年生。ソフトボールでは一死三塁の好機で犠牲フライを放ちチーム唯一の得点を挙げるなどそれなりに活躍もしているが、周囲の友人たちが部活などで明確な"夢"を持っているのに対し、自分は好奇心のままに色々なことに手を出してはいるものの自分なりの"夢"がないことに気づく。

 そんな折、卓球の場で知り合いのおばあちゃんから、孫が都合が悪くなって行けなくなったという催事のチケットを貰う。それは、人気アイドルグループ「765PRO ALLSTARS」のライブイベント「765PRO ALLSTARS TOUR SPRING SPECIAL」のチケットだった。

 ライブ当日、海浜幕張駅から会場に向かう未来。物販や衣装展示、プレゼントボックスなど初めて見る様々なものに興味津々な中、ある青年男性とぶつかってしまう。実はこの男性は、芸能事務所765プロダクションの新人プロデューサー(P)だった。

 これから始まる大型企画に漠然と不安を抱え客席を眺めるPの元を、上司であるチーフプロデューサー、更に高木順二朗社長が訪れる。

 客席に入った未来は、座席の取り違えを発端として、たまたま隣席になった同い年の中学2年生・最上静香と知り合う。

 またPの元には、以前Pがライブを観に来てほしいと声を掛けていた伊吹翼も来ていた。

 いよいよライブの幕が開く。最初の楽曲は「ToP!!!!!!!!!!!!!」。

 765ASの卓越したパフォーマンス、そしてコール&レスポンスやペンライトの海などライブ独特の雰囲気に未来は段々と心を奪われてゆき、から持参するように言われた双眼鏡も鞄にしまってただただその目に映る光景を楽しんでいた。

 やがてライブが終わり、未来と静香はあまりの感動に声も出せず、顔を火照らせながら放心状態で歩いていた。

 少し落ち着いて公園のぶらんこに腰かけ、未来が「ToP!!!!!!!!!!!!!」について語っていると、静香はその曲を一人で歌い出す。その歌声はとても優美で、それこそまるでアイドルのようだった。

 しかし、アイドルになるにはまだ何もかもが足りないと語る静香。そして未来は、静香の絶対に叶えたい一番の夢がアイドルであることを知る。

 ライブの様子を振り返るうちに、自分が本当にやりたいこと、"夢"が見つかったことに気づいた未来は、アイドルを目指すことを決意し、静香をその夢に誘う。一歩を踏み出すのを躊躇っていた静香も、未来との会話の中で自分の一番の夢がこれであることを再認識し、オーディションを受ける決心を固める。

 帰宅し、アイドルのオーディションを受けることを両親に伝える未来。また静香も、厳格な父親に勇気を出してアイドルをやりたい意思を伝える。

 更にライブを観てアイドルに好感触を得ていた翼も、Pにアイドルになることを承諾する連絡を送っていた。

 オーディションのWebサイトを閲覧していた未来は、課題曲「Rat A Tat!!!」の存在に気づく。

楽曲

オープニング

なし。

挿入歌

BGM

エンディング

余談・小ネタなど

(随時追加)

  • 未来らが主人公であるためゲッサン版漫画からは作品全体を通してネタの輸入が多めだが、この第1話は特に多い。
    • 未来が複数の部活を掛け持ちしているという設定はゲッサン版第1話(1巻)からと思われる。但し、漫画の4つ(テニス・陸上・ソフトボール・生物)から倍増しており、また漫画では多くの部活に手を出し過ぎてどこの部でも雑用に回されていた(とても活躍はできていなかった)という相違点がある。
    • 初体験のライブに圧倒される様子、そこから即日でアイドルを目指すことを決める様子も第1話と同様。
    • ジャングルジムの傍で未来と静香が夢について語るシーンは確実に第4話(1巻)のオマージュだろう。
    • アイドルになると静香に告げる未来と「そんな簡単に決められないでしょ」と言う静香の対比は、第2話での「春日さんは私が10年間悩んだことを1日で決めたのよね。」という台詞が基か。
    • アイドルに憧れマイクを持って歌う幼少期静香の回想も第8話(2巻)のものとほぼ同一。
    • 春日宅の居間や未来の自室にサボテンが飾られているが、第18話(4巻)にて父の趣味であることが語られている。
    • ライブ帰りに未来が街灯にぶつかるシーンも、第2話(1巻)で静香が電柱にぶつかるシーンと類似性が指摘されているが、これに関しては相違点が多くオマージュとは断定しづらい。
  • 野球回(厳密にはソフトボールであるが)が存在すること自体は日本のアニメには珍しくないが、それが第1話の冒頭から始まるというのはあまり例を見ない。よって初回放送時では「野球アニメ」なのか?という反応が(ネタを含めて)多くあり、プロ野球阪神タイガースのファンで知られる渡部優衣氏(横山奈緒役)は「野球アニメちゃうで!笑」と投稿していた。
  • 犠牲フライを放ったシーンの未来のフォロースルーが長野久義(読売ジャイアンツ)に似ていると言われている。また、楽曲「Flyers!!!」と掛けて「犠牲Flyers!!!」というミームもある。
  • 未来の通う学校「港三中」の名前の由来は、原作であるバンダイナムコエンターテインメントの本社の所在地である東京都港区三田から来ているとの説がある。
  • 未来がバスケットボールをするシーンはGREE版のカード「SR 熱血ペネトレイター 春日未来」がモチーフ(ユニフォームの色や大まかなデザインが共通)。なお元カードは日高愛水谷絵理がゲスト出演していることで有名。
  • 未来が弓道をするシーンは、顔と弓道着(胴体)で3Dモデルと2D作画を使い分けているとのこと。
  • 未来が茶道をするシーンで着ている和服は、GREE版のカード「R 金魚バトル! 春日未来」のものとデザインがほぼ同じ。
  • 未来の自室に地球儀があるが、放送直前特番に出演したゴー☆ジャス氏の要素ではないかとネタにされている。但し、制作時期と特番放送時期には大きく開きがあるため意図的である可能性は低いだろう。
  • おばあちゃんが「765PRO ALLSTARS」のことを言おうとして名前が出ず「なんとかオールスターズ」と言ってしまったシーンは、「サザンオールスターズ?」「SASUKEオールスターズ?」などと大喜利ネタになった。
  • 未来の想像における未来・静香・翼のライブシーンでの衣装は『シアターデイズ』のデフォルト衣装「シャイニートリニティ」だが、本作でのライブ衣装は基本的に「スターティング・ブルーム」であるためシャイニートリニティが出るのはほぼここだけである。
  • 放送の2023年時点で現実のアイマスのライブイベントは転売防止の為にデジタル式・記名式となっているため、作中のように簡単にチケットを譲渡することも紙のチケットで入場することも基本できない。もっとも、そこを忠実に再現すると導入が非常にややこしくなってしまうので致し方ないところではあるが。
  • 765ASのライブ会場のモデルは幕張メッセイベントホールであり、直近では2022年7月に「SUNRICH COLORFUL」が開催されている。
  • 作中の海浜幕張駅の駅名標は駅番号が「JE13」、右側(東京方面)の隣駅が新習志野駅になっているが、これは2023年3月18日に幕張豊砂駅が開業するまでのものであり、現在は駅番号は「JE14」、右隣駅は幕張豊砂駅になっている。
  • ライブのフラワースタンドの送り主は「バンダイナムコミュージックライブ」「バンダイナムコスタジオ」「バンダイナムコエンターテインメント」と、バンナム系列の実在企業ばかりである。
  • ライブの物販では「WE ARE M@STERPIECE!!」というライブの映像商品が販売されているが、これは実際に2014年に3都市で開催されたアイマス9thライブのBDとほぼ同じデザインである。
  • ライブの衣装展示コーナーで展示されているのは劇場版『輝きの向こう側へ!』の衣装である「スターピースメモリーズ」。
  • ライブ会場で星井美希のプレゼントボックスを未来が覗くシーンがあるが、これは未来役の山崎はるか氏が熱烈な美希Pであるためではないかと言われている(美希について語る長文コピペが有名)。山崎氏や綿田慎也監督によると、監督は「伊織か美希で」と指定したらしいが、白組の制作スタッフの誰かの仕業で美希になったたらしい。
  • 静香が席を間違えているのが自分であることに気づき凄い顔をするシーンについては、放送当日から様々なコラ画像が量産されている。
  • 台詞はないが矢吹可奈北沢志保横山奈緒佐竹美奈子の姿も確認される。衣装より、おそらく「ToP!!!!!!!!!!!!!」以外の楽曲でバックダンサーとして登場したとみられる。
  • ライブ開演直前の1人ずつシルエットが浮かび上がるシーンでコブラを連想した者が多い(これも放送即日で既にコラ画像ができている)。
  • ライブにおけるクラップの音源は、2023年1月14~15日に開催されたミリオン9thライブ「ChoruSp@rkle!!」の開演前に実際の観客によって収録されたもの。EDにも「クラップ協力 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 9thLIVE ChoruSp@rkle!!の参加プロデューサーの皆さま」とクレジットされている。
  • アニメにおける765ASの活躍は当然アニマス劇場版の印象が未だに強いが、それらの作品ではアイドルという立ち位置ではなかった秋月律子がライブ冒頭でアイドルとして台詞を放つ場面はそれらの世界線とミリアニの世界線が異なっていることを明示する役割が大きいと思われる。
  • 地上波最速放送ではシアターデイズのCMが放送されたが、うち一本のメインキャラがこの第1話に全く関係しない(※事務所のシーンで他34人と共に写真が映っただけの)周防桃子であり、更に内容が「大切なものをなくすまで、気がつかなかった……。」と彼女の惨憺たる家庭事情を仄めかすものであったことから、担当を中心に多くのPに衝撃を与えた。
  • 『ミリオンライブ!』のブランド公式SNSにおける「茜ちゃんねる」の同時実況の投稿で、ライブシーン終了直後に「いいライブだった…掛け値なしに!」という台詞の投稿がされたが、この台詞は『ディアリースターズ』登場人物の武田蒼一の名台詞である。
  • ライブ終了直後の一度だけ、まだ関係性が浅いため静香が未来を「未来ちゃん」と呼んでいる(次の機会ではもう「未来」になっている)。因みにゲッサン版では第2話終了直前までの呼称は「春日さん」だった。静香役の田所あずさ氏は、直前に未来が「静香ちゃん」と呼んでいたからこそ心理的障壁が一段階下がっており「春日さん」ではなく「未来ちゃん」と呼んだのではと考察している。
  • 後半で未来と静香が話すジャングルジムのある公園のモデルは千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園。もちろん幕張メッセの近く。
  • 静香が「ToP!!!!!!!!!!!!!」を独唱しているシーンは静香の歌唱力の高さを示すものだが、演者の田所あずさ氏曰くこれでも上手すぎないようセーブしているとのこと。
  • 未来の「WE CAN DO IT NOW!」に静香が「I CANね」と指摘する台詞は、2023年8月19日に行われた第1幕舞台挨拶で田所氏が挨拶時のキャラ台詞として用いていたが、あまりにも微妙なチョイスに他の声優陣からはツッコミが相次いでいた。
  • 「かわいいし、歌もすっごくうまいし」と静香をアイドルに誘う未来に対し、まだまだ未熟だからと反論する静香に対して、「かわいいのは否定しないんだ」というツッコミが多数。
  • 幼少期回想の静香もCVは同じく田所あずさ氏である。第10話でも同様。
  • 静香父はこの回のみで2回登場するが、どちらも業務上必要とも思えない時間帯にスーツで過ごしていることにも多くの指摘があった(作品全体を通してアイドルの私服がほぼ画一であることにも共通するが、コスト削減、あるいは膨大な数のキャラが登場するため視聴者が混乱しないように各登場人物の衣服を極力固定していることが原因と思われる)。
  • 回想で静香が読んでいる雑誌に載っている画像は、ミリシタの「SSR ふわふわドリーミング 天海春香」(縦)、及びミリシタのイベント「プラチナスターツアー~LEADER!!~」のイベントビジュアルである。
  • 回想で静香が自主練している場所のモデルは埼玉県さいたま市南区の根岸北原公園と考えられている。南浦和駅から徒歩5分程度の立地。
  • 打ち合わせの日時調整のためにPが翼に送ったSNSメッセージは、漢字が多い・改行がない・常体と敬体が混ざっていると非常に読みにくい日本語になっており演者からもツッコミが多い。新卒ゆえの社会人としての未熟さを表現したシーンか。
  • 「オーディションの課題曲は…これだ!」という最後の未来の台詞は先行上映では入っておらず、TV放送時に初めて入れられた。またこの直後画面が暗転するが、ニコニコ動画ではこのタイミングで「Do the IDOL!!~断崖絶壁チュパカブラ~」「クルリウタ」「ウェイ・ダ・アイドル」など各方面にヤバい曲がコメントされる大喜利状態に。
  • 「課題曲は…これだ!」からの繋ぎで流れる「Rat A Tat!!!」のOP映像は、この第1話のみED代わりとして挿入されている。
  • 次回予告では、本編では完全に鳴りを潜めていた静香のうどんネタが早くも1話目から爆発することに…。
  • 未来が助っ人をしている部活の一覧を聞いて未来父が「8つ!?どれが一番好きなんだ?」と驚くシーンがあるが、最速放送より3日後の2023年10月11日に棋士の藤井聡太プロが前人未到の将棋八大タイトル制覇という偉業を達成。それを伝えるニュースに未来父役の金光宣明氏が「やっつ!?」と、明らかに本話を意識した反応をしていた。
  • 未来にチケットをあげたおばあちゃんのCVは滝沢久美子氏だが、放送開始より1年以上前の2022年6月11日に亡くなっており、本作が最後の遺作となった可能性が高い。

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