概要
首都 | オスロ |
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面積 | 38万5207平方キロメートル |
人口 | 542万5270人(2022年1月) |
建国 | 1905年10月26日(スウェーデン=ノルウェー連合王国より独立) |
通貨 | クローネ |
公用語 | ノルウェー語 |
国家元首(職) | 国王 |
政体 | 議院内閣制 立憲君主国 |
ノルウェー王国(ノルウェーおうこく、ノルウェー語:Kongeriket Norge、英語:Kingdom of Norway、通称:ノルウェー)は、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島西岸に位置する立憲君主国。北ヨーロッパ諸国の中で唯一ヨーロッパ連合に加盟しておらず、独自のスタンスを貫いている。この国はノーベル平和賞の授与を執行している事でも有名である。
歴史
1380年9月にデンマーク国王オラフ2世はノルウェー王国を継承し、1387年8月にノルウェーの王家が途絶えてデンマークの配下となった。1450年8月に締結されたベルゲン条約によって従属化され、1536年10月に正式に独立を失った。1814年11月にスウェーデンと同君連合を形成したが、1905年10月にスウェーデンから独立した。
社会
地理
国土の北方が北極圏に位置するが、北大西洋海流の運んでくる暖かな海水のおかげで一部の沿岸部の気候はそこまで寒冷では無い。最高峰は2649メートルの標高を有するガルフピッゲン山であり、他にも世界最北のサンゴ礁が存在する。国土面積は日本(37万7976平方キロメートル)と近い。
隣国同様、夏は日照時間が長く、特に北部は白夜になることがあり、現地ではミッドナイト・サンと呼ばれるほどである。冬はその逆に極夜になる地域もある。
経済
漁業と石油産業が盛んで、豊富な資源を有する。アイスランド・日本と並ぶ捕鯨国である。豊富な石油・漁業資源を背景に世界に冠たる福祉国となっており、海運業や林業も盛んである。世界で最も物価の高い国の1つで所得税率が高いが、それに耐えられるだけの高所得社会を実現している。
人口
2023年1月の人口は548万8974人であった。
政治
政体は日本と同じく議院内閣制の立憲君主国である。現在の国王は1991年1月よりグリュックスブルク家のハーラル5世が在位しているが、国王の権限は儀礼的な行為のみ執行する。
立法府
ストーティングの一院制議会である。169名の議員で構成され、議員は比例代表制で選出される。他にもノーベル平和賞の受賞者を決定するノルウェー・ノーベル委員会の委員はストーティングによって選出される。
行政府
首相を中心とした内閣にある。1884年6月に議院内閣制が成立し、内閣の発足には議会の承認が必要となった。これによって国王による任命は、事実上形式だけのものとなった。
司法府
裁判所であり、裁判官は首相の助言によって国王が正式に任命する。法律が議会で作成・修正される民法システムと、裁判所によって規制されるシステムを取っている。
1979年5月に死刑制度を完全に撤廃し、刑務所は更生に重点を置いている。再犯率は20パーセントで、世界で最も低い部類に属する。
国際関係
1972年9月と1994年11月にヨーロッパ共同体・ヨーロッパ連合の加盟を問う国民投票が実施されたが、いずれも反対派が勝利して現在もヨーロッパ連合に加盟していない。これは資源が豊富で経済的に困っていない上、捕鯨をめぐって加盟国と対立しており、加盟によって福祉水準の低下・手厚い農業保護政策の撤廃を強いられる事が懸念された為である。
日本
1905年11月に外交関係を樹立し、それまでは1868年11月に友好貿易協定が締結された。これは両国が最初に締結した条約で、それ以来間接的な外交関係を築いていた。第2次世界大戦中と終戦後の一時期に断絶するが、サンフランシスコ平和条約の締結後に回復した。
2012年11月に日本とノルウェーはワーキングホリデーの査証に関する協定を締結した。この協定ではノルウェー国民が主に長期の休暇の為に日本に入国し、旅行資金を補う為に休暇の付随的な側面として雇用に従事する事を可能にした。
関連タグ
関連キャラクター
- ノル君(ヘタリア)
- 天貴星グリフォンのミーノス、天英星バルロンのルネ(聖闘士星矢)
- シグルド、ランサー(蒼銀のフラグメンツ)、ワルキューレ、スカサハ=スカディ(Fateシリーズ)
- スパイラル・ペガシオン(ロックマンX5):ステージがノルウェー付近にある。
- 自律思考固定砲台(暗殺教室)