概要
『呪術廻戦』に登場する一部の特級呪霊によって構成された集団。
メンバーはいずれも誕生後は力を蓄える為に長らく潜伏しており、それ故に全員が未登録の特級である。その結果彼等は大きな力を蓄えて成長する事に成功し、呪霊でありながら明確な知性があって言葉も話せる上に、いずれも特級呪霊の中でも最上位クラスの実力を持っている。
彼等は「自分達呪霊こそが真の人間である」という思想を持ち、現在の人間社会を転覆する事を目的に行動しており、その為に偽夏油を初めとした呪詛師と組んで人間社会に潜伏している。
人間社会転覆を実現する為に、夏油の提案で最強の呪術師・五条悟の封印と、虎杖悠仁の中の宿儺を復活させる事を目論んで、呪術高専に対する攻撃と暗躍を同時に行う。
メンバーの大半が自然への畏怖から生まれた呪霊である為に、ファンからは「自然呪霊組」「自然呪霊サークル」などと呼ばれる事もあるが、リーダーは人の呪霊である真人である。実力は漏瑚の方が上だったようだが、人の呪霊である真人の成長性を見越して漏瑚自身が真人をリーダーに推した。
ちなみに拠点は都内のマンションの一室を使っているが、小説版によるとこれは元はとある詐欺グループが管理していた部屋で、彼等を虐殺して裏社会の物件である事を利用して奪った。
さらに真人が潜伏していた橋の下の通路は、真人が個人的に見つけて使っていたねぐらである。
渋谷事変において、いずれも祓われてしまったため全滅した。
メンバー
人が人を恐れ憎む負の感情から生まれた人間の特級呪霊。呪霊組のリーダー格。
皮膚が継ぎ接ぎだらけのオッドアイの青年の姿で、身体を黒いローブで覆っている。
魂に干渉して操り、自在に自分や相手の身体を改造する術式・無為転変を使う。
人が大地(火山)を畏怖する感情から生まれた大地の特級呪霊。
単眼で頭部が火山のようになっており、歯はお歯黒のように黒い。呪物の収集家としての面もあり、杖のような呪物や吸うと悲鳴を上げるパイプのような呪物を愛用している。
感情が昂った際には頭部から蒸気が吹き出す。炎や溶岩を操る術式を使う。その実力は夏油からも「宿儺の指8~9本分」と評される程で、メンバーの中では最強格の実力者である。
人が森を畏怖する感情から生まれた森の特級呪霊。
歯がむき出しで、両眼から木を生やしたドクロの様な顔をしている。独自の確立した言語を使っており、彼の言語は音としては理解できないが、意味は直接脳内に入ってくる。
彼自身の「地球は人間のいない“時間”を欲している」という独自の主張の下、空・海・大地を守る為に地球上から人類を絶滅させる事を目指しており、植物を自在に操る術式を使う。
人が海を畏怖する感情から生まれた海の特級呪霊。
フードを被ったタコのような姿をしており、芋虫のような足を引きずって動く。実は登場時点ではまだ呪胎であり、当初は言葉が喋れず「ぶふぅー」と鳴いていたが、やがて呪霊として変態して言葉を喋れるようになった。
水や魚の式神を召喚して自在に操る術式を持つ。また、彼の生得領域は南国のビーチリゾートのような暖かで穏やかな領域であり、その為に呪霊達のミーティング場所として活用されていた。