「時間は戻らない、戻せない…………でも変えて見せる‼」
CV:日笠陽子
概要
黒い翼を持ち、不思議なオーラを発する黒い天使。
理由は不明だが、心を持つ存在を忌避している様であり、人間や妖精を見下しているかのような態度をとっている。
本作の敵キャラクターで、街にある時計塔の異空間らしき場所に身を潜めており、様々な事情で辛い現実から目をそらした人々からシャドウを生み出している様だが、その目的や正体は謎に包まれていた。
能力
黒い球状の闇の力をばら撒き、これを影に取り付かせてシャドウを生み出すことができるほか、相手の心の揺らぎを感じ取り、その人物の姿へと変身することができる。
それと同時に相手の心の闇を読み取り、その思いを相手にぶつけることで精神的揺さぶりをかける事も可能。
活躍
2話で「キュアドリーム」を異空間から確認した時に「プリキュア」と驚愕していた為、プリキュアの存在は知っているようである。
また、5話では「邪魔する者は許さない たとえプリキュアでも」と発言していることから、元々は敵対する意思が無いことが窺える。
また5話の描写からの時間を巻き戻して破滅へと向かう未来を回避している様だが…?
8話で雪城さなえによると町の時計塔は第二次世界大戦の空襲で町が焼け野原になっても残り、その鐘の音色は町の人たちの復興への希望の原動力になったようである。
その鐘には「ベル」という名前の天使の絵が描かれている。
9話では、満、薫のことを「人間じゃない」と見抜いたが、ダークフォールのことは、知らない様子だった。
咲、舞、満、薫の4人に土地開発による自然破壊で滅ぶ町の姿を幻覚で見せてくる。
10話では、のぞみたちに幻覚を見せこれが「未来の荒廃した街であり自分はこれを防ぐためにきた」とつげ、「荒廃を防ぐためには原因となる人間を排除しなければならない」と主張し「人間のために街を守る」と街と人間の両方を守ることを目的とし人間の排除を受け入れられないのぞみたちと対立した。
11話で人間の環境破壊による異常気象で、プリキュアたちの街も何度も災害に見舞われ、住んてた人間たちが街を捨て出ていき、最終的には誰もいない廃墟になった未来から来たようである。鐘の天使(というか付喪神か?)というより、街の土地神的な存在なのかもしれない。
12話で、プリキュアがシャドウを倒した後は、プリキュア達に全てを託し、未来へ帰っていった。
余談
演じる日笠陽子は『映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』のシンデレラ役以来、11年振りのプリキュアシリーズへの出演でTVシリーズとしては初となる。
また、歴代プリキュアではキュアエンジェルなど天使をモチーフとしたデザインやキャラクターはいくつか見られるが、天使自体が作中に登場したのは初である。
関連タグ
ジョージ・クライ:TV本編で未来から現れ過去を変えようとした黒幕。ただしこちらはある人物のために行動していると考察されており、ベルのように完全に排他的ではない。
リフレイン(プリキュア):時計に関係するプリキュアの敵キャラ。
サルロー:環境破壊する人間を嫌うプリキュア作品の妖精。
フラン(イナダン):CV日笠陽子で荒廃した未来を変えようとする者繋がり。