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「皆さんも、怖くても頑張りましたね。素晴らしいです!ありがとうございます。」

「ライムさん、”流言飛語”… ウワサに踊らされてはいけません」

概要

サンリオが手掛ける共同企画作品、「まいまいまいごえん」に登場するキャラクターの一人。

プロフィール

誕生日5月3日
好きなもの梨、勉強
仲がいい子ライムヒカル
クラスのポジション控えめな優等生

容姿

黒と白が織り混じった長髪を高めの位置でお団子に纏め、ライムの花と空色の二つの蕾が付いた簪を付けている。瞳の色は空色。右手頬には瞳と同じ色のキバのようなアザがある。

服装はハイネックの白色ブラウスの上に、たんぽぽ色の着物を重ね着している。

腰部分に空色の几帳結びの腰紐と、裾にタンポポが描かれた、袴よりも丈の長い白色の布が前に垂れたグレーのショート丈の袴。ベルトが2本あるグレーのロングブーツを身につけている。

また、背中に空色の紐が飾りとしてついた黒色の竹刀ケースを背負っており、立ち絵の中には竹刀を構えているものもある。

人物

学問にも武芸にも秀でている真面目っ子

あまり自己主張をしない、控えめで落ち着いた性格だが、礼儀正しい女の子。

任された事はきちんとこなす、文字通りの優等生であり、妹のライムはもちろん、他の園児達からも頼りにされている。

また、地元の名家の跡取りでもあり、家では跡取りとして相当厳しい教育を受けている模様。

優しく穏やかな性格だが、怒る時はちゃんと怒り、ダイゴロウ曰く、ライムに何かあると怒る。

四字熟語に詳しく、たまに会話で使用することも。そして、その四字熟語の大半が「活溌溌地(かっぱつはっち)」「垂頭喪気(すいとうそうき)」など、大人でも難しいレベルのものである。ちなみに好きな四字熟語は「雲外蒼天(うんがいそうてん)」。

習い事を複数しており、特に書道は、彼女のその優れた語彙力に影響しているらしい。

マリアからのあだ名は「タンポポちゃん」。

タイアップ曲

いちばん 大事なものは、

ライオンのタイアップ曲は「つづみぐさ」。ボカロPのいよわが手掛け、2023年1月14日に公開された。

なお、いよわはライムのタイアップ曲「ぷらいまり」も手掛けている。(余談だが、この日はゲーム版4話の公開日であり、この曲はマリアのタイアップ曲「マザーデイズ」と同日時に公開された)

名前の由来について

ライオンの名前の由来は動物のライオン、そしてタンポポの英名「ダンデライオン(dandelion)」の両方の意味を持っている。

また、ライオンの誕生花はタンポポであり、花言葉は「愛の神託」「神託」「誠実」「真心の愛」「別離」など。

関連タグ

まいまいまいごえん 優等生 礼儀正しい

妹:ライム ライライ姉妹

ポチャッコ:まいまいまいごえん×サンリオキャラクターズにおけるコラボ相手。

オスカー・ドレッセル:被虐のノエルのキャラクター。原作者がゲーム版の作者と同じ、カナヲ氏である。

イメージカラーが黄色、大切に思っている年下のきょうだいがいる(ただしあちらは)、真面目で、優しく穏やかな性格など、共通点が多い。

また、あちらはサーベルを持つ二刀流であり、竹刀を扱うライオンと通ずるものがある。

また、エイプリールフールの公式コラボの描き下ろしイラストにて共演。

神里綾華:原神のキャラクター。

名家の跡取りという立場や、品行方正で礼儀正しい性格、周囲から慕われている所など、共通点が多い。

また、あちらは剣術に秀でており、こちらも竹刀を扱うライオンと通ずるものがある。

ジン・グンヒルド:上記と同じく原神のキャラクター。

名家出身の身であり、剣術に秀でている点に加え、ジンの称号の一つである『蒲公英騎士』や彼女の命ノ星座の『仔獅子座』(獅子=ライオン)など、共通点が多い。

また、両者共に大切に思っている妹が居る点についても、ライオンと通ずるものがある。

大島一千子:ヘブンバーンズレッドのキャラクター。

姉妹の長女であり、妹を大切に思っている事、姉であることに強い責任感を持っている事、勉強が好きである事など、共通点が多い。

また、一千子の初期スキルは「ライオンハート」であり、ライオンに通ずるものがある。

ネタバレ

この先、ライオンの「本当の自分」に関するネタバレが含まれています

「私は、そんな……

そんなんじゃないんです!」

「本当の私はそんな、

みなさんが思っているような……!」

「やめ……これ以上はもう……」

「期待しないでください……!!」

文字通りの優等生であり、周囲から頼りにされているライオンだが、本当は期待される事が苦手である。

ゲーム版で好感度をMAXにすると更新されるプロフィールの「苦手なもの」の欄には「マヨネーズ」の他に「本当は正座、期待されること」と書かれている。(「本当は」とある事から、後者二つは周囲に隠していると思われる)

岡田シンタハヤテカナタと共に挑んだアトラクション「キラキララビリンス」では、パニック状態に陥り、その時に本音を漏らしている。

ゲーム版、漫画版共に何かに追われている様子だったが、ゲーム版では何に追われているかは明確にはされていない。

が、漫画版では、クラスメイト達の声を持つ大量のネズミ達に追われていた。ライオンに助けを求める声の中にはの声もあった。

最終的には岡田、そして同じようにパニック状態に陥ったシンタ、ハヤテと合流したが、鏡を見る事が怖くなり、カナタを探す余裕がない程追い込まれていた。

そして、4人で一列になって、前の人の服を掴み、キラキララビリンスの出口まで向かった。

結果的に、カナタ以外は制限時間内にクリアする事は出来なかった。

この先、ゲーム版第3話のネタバレを含みます

ゲーム版第3話で、子どもたちが自分自身のメダル集めの為に単独又は少人数で行動する「オオカミさんチーム」と、集団で動いてアトラクションに挑めないメンバーの為のメダルも集める「ヤギさんチーム」に分かれる中、ライオンは「ヤギさんチーム」のまとめ役として周囲に推薦され、その役目を務めていた。

そんな中、に言われた言葉によって、ライオンが本当は自分の意見を我慢しているのではないかと、もしかしたら「オオカミさんチーム」のように、自分のメダルは自分で集めたいのではないかと思った岡田に、本当はどうしたいかを聞かれ、彼女の心の内が明かされる。

「……私が、本当はどうしたいか」

「正直、よくわかりません」

周囲からの期待に、息苦しさを感じる。

しかし一方で、その期待に応えたいという気持ちも、決して嘘ではない。

自分が頑張ったおかげで、皆が笑顔になるもの嬉しいと思う。

どれも本当で、自分でも整理がつかない。

「……でも」

ライオンはそう言って、自分の首に掛けられたものを両手に持った。

それは、ライムがくれた紙のメダルだった。

このメダルは、凄く嬉しかったと。

この為に頑張るのは、全く嫌でないと。

「……それだけは、自信を持って言えます」

そう述べるライオンが浮かべるのは、優しい微笑みだった。

この先、ゲーム版第4話のネタバレを含みます

「ヤギさんチーム」に「オオカミさんチーム」が合流した後、岡田・ゾーヤ・ライムと共に新アトラクション「シンゾウ観覧車」に挑戦する。このアトラクションは「心臓とゴンドラがリンクしていて、鼓動に合わせてゴンドラが揺れてしまう。だから平静を保ちながら観覧車が一周するのを待とう!」というもの。ゴンドラに乗っている間、搭乗者には「幻」が見えるようだが……?

このアトラクションで、ライオンは「幻」として「周囲が自分に期待する声」「ライムと自分を比べ、ライムを貶める声」を見ることになるのだった。期待されることが苦手なライオンは、ゴンドラの中で精神的に追い詰められてしまう。だが、ライムに、そして自分自身に言い聞かせるようにして発した言葉によりなんとか「シンゾウ観覧車」をクリアする。

……しかし、ライオンの心はシンゾウ観覧車で大きくダメージを負うことになる。

以下さらなるネタバレ注意

「シンゾウ観覧車」クリア後、カナタが発見した対戦型クレーンゲーム「バイバイスロット」に休憩所のメンバー全員と挑戦することとなる。

「クレーン機の中に囚われたぬいぐるみ」となった2を救うため、ヒカルと「引き分け」を目指してアームを操作するのだが……。

ヒカルの操作するアームにしっかりと掴まり、どんどん先に行ってしまうマリアに対し、恐怖に怯えて体を揺らしてしまい、アームで掴んでもすぐに落ちてしまうライム。

「これではマリアとライムが同じターンにクリアすることなど不可能だ」とライオンは思うようになる。

このことがライオンの心を完全に壊してしまった。

マリアが犠牲になることで、なんとかライムは無事に脱出することが出来た。メダルも大量にゲットでき、岡田による分配が始まろうとした瞬間だった。

「もう無理です!!!」

遂にライオンの心が限界を迎えてしまう。

髪を振り乱し、何と分配する筈だったメダルを強奪。集金しようと迫るカエルタマゴを倒し、ライムを連れて逃げてしまう。

そして、岡田がライオンを追いかけ、「みんなの期待に応えるのは息苦しいだけじゃない(中略)先生にはあれが嘘だなんて思えなかった」というと、ライオンは「でも私はマリアさんのにはなれない。(中略)ああはなりたくないと思ってしまった」と言い、最後に「どんなときでも私の味方でいてくれるライムさんだけは守りたい……! それが私に背負える精一杯です!」と答える。

そして、広場の脱出口とみられるところに来たライオンだが、ここでカエルタマゴに囲まれてしまう。しかし、そこでライオンたちの前にルミ先生が現れる。「いかないで〜」と泣くルミ先生にライオンは「私が笑顔にしてあげられるのはライムさんだけ」と答える。しかし、ルミ先生はこう答える。

ルミ先生「うそつき〜〜……!」

ライオン「なっ、なんとでも言いなさい……!」

ライオン「ヤギさんチームのリーダーという肩書など、もはや…」

ルミ先生「ライムも笑顔じゃない〜〜……!」

ライオン「…………!!」

そして、ライオンは気づく。いつの間にかライオンはライムが泣いていることすら、無視していたということに。

しかし、カエルタマゴはその間にも距離を詰め、ライオンたちをまとめて退場させようとする。

だが、そんなとき…

「そのメダルで脱出して!!」

と、ヒカルが告げる。

「このままじゃ、全員食べられちゃう!!」

「それならせめて、マリアが残したメダルでちゃんと脱出して!」

「あんたが、なによりライムが大事って言うならそれでいいから……!」

という予想外のヒカルの言葉にライオンが

「……な、なんで!」

「この期に及んでなんでそんなことが言えるんですか……!」

「私は、あなたたちが守ろうとしたチームを裏切ったんですよ……!」

「私が憎くないんですか……?」

と返すと、

「……憎めないよ……!」

「あんただって必死にライムのこと守ろうとしているんでしょ!?」

「……それなら、憎みきれないよ……!」

(中略)

「マリアが守ったものをムダにしないで!!」

その言葉にライオンは何かが動かされたのか。先にルミ先生とライムを脱出させ、自分はすぐに追うと告げる。

その言葉にライムとルミ先生は笑顔になり、メダルを10枚装置に嵌め、脱出する。

そして、それを見届けた後ライオンはこう言う。

「……ようやく、わかりました。」

「私はやっぱりみなさんよりライムさんの方が大事です。」

「しかし、私が『みなさんを愛するかっこいい私』でいることでライムさんが笑ってくれるなら……」

「『ライムさんのために』そうありたい。」

「だから私は、人の期待に応えるんです。応えたいと、心の底から思えるんです。」

「……それが、私なんです。」

と、ライオンはここでやっと自分の真意に気づくことができたのだ。

しかし、ライオンはメダルがもう、10枚なかったのだ。32枚あったメダルだが、今まで走ってきたことで落としてしまっていたのだ。

(中略)

そして、ライオンは最後に岡田にこう告げる

「自分の信じた道を、選んでください。」

「その結果が良いものでも悪いものでも……」

「自分が選んだものを受け止められるように……。」

と言った次の瞬間、ライオンはタマゴになってしまう。

そして、ライオンはゲーム版6人目の脱落者となってしまったのだ。

残ったのは、持ち主を失ったライムの花の簪だけだった──。