「失敗しない様に、慎重に考えるんだ…俺しか、子ども達を救えないんだから…!」
概要
サンリオが手掛ける共同企画作品、「まいまいまいごえん」に登場する主人公。
プロフィール
容姿
黒髪で少々はねている髪型で瞳の色も黒。
服装は黒いポロシャツと黒のズボンで白の靴。
黒いリュックを背負っており、腕に腕章をし、名札とホイッスルを首から提げている。
人物
明るく優しい新米保育士。
子供たちと信頼関係を築きたいが、経験が浅いため頼りなく見えてしまうこともあり、呼び捨てされたり、いたずらされたしている。
優柔不断で、何か1つ選ぶことは苦手。それ故にゲーム版で選択肢が出るものの、どちらを選んでも行動に移せない事もある。
シンタからは一方的にライバル視されており、戦隊の一員の「ブラック」と認定されている。
ユズリハからは「素材は悪くない」とのことで、おしゃれすれば見栄えが良くなるとのこと。
呼称一覧
他の園児達が個性豊かなためか、呼ばれ方が豊富。
今現在喋っていないダイヤは不明。
岡田(一人称) | 俺 |
---|---|
ルミ先生、ライオン | 岡田先生 |
シンタ | ブラック |
ヒカル、カナタ、マモル | ユウ先生 |
ヒナタ | ユウ |
ダイゴロウ | ユウちゃん先生 |
ハヤテ | 岡田 |
ゾーヤ、アキ | センセイ |
ライム | 岡ちゃん |
マリア | せんせー |
ユズリハ、リンリン | 先生 |
マドカ | センセー |
ワタル | ゆーせんせえ |
関連イラスト
関連タグ
ニャニィニュニェニョン:まいまいまいごえん×サンリオキャラクターズにおけるコラボ相手。
ネタバレ
作中ではゲーム版・漫画版共に、不穏な描写が多い。
- 「おかえり。待っていたよ」とかける謎の声
岡田が一度ゆぅろぴあに来た事が示唆されている。
ゲーム版ではもやがかかっているが、漫画版では岡田そっくりの子供の姿をしている。
カエルタマゴ同様、岡田の不安を煽るような言葉が多い。
「あーあ また間違えちゃったね」「今日はアトラクションで遊ばないの?」
- 一人だけ入場ゲートの外で目覚める
ゲーム版において、ピューロランドの謎の扉を見つけた際、意識を失う。
その後、ゆぅろぴあで目を覚ましたのだが、ルミ先生及び園児達が広場で気絶していたのに対し、岡田だけが入場ゲートの外で気絶していた。
本人は「大した差ではない」と気にかけていないが…
なお、漫画版では全員気絶することなく、ゆぅろぴあに到着している。
- カエルコールから母親の声で「また迷っているの?」
パパやママと三分間会話できるカエルコールにてメダルを使用した際、受話器から流れた声。
岡田本人曰く、両親は「お星さまになった」とのことだが…?
ちなみに、父親はサラリーマンで、母親は教師。
岡田が保育士になったのも母親からの提案。年の離れた妹を世話していたため。
余談だが、被虐のノエルとのコラボである「らぷらす×まいまいクリッカー」において、岡田も登場している。
他のキャラクターはRPG的な職業に就いているのに対し、岡田は「放浪者」だった。
効果は「赤青緑紫すべての色としても扱う」というものだが、これ単体では何の役にも立たない。
- キラキララビリンスにおいて、一切姿が映らない
キラキララビリンスの説明文に「鏡に本当の自分が映る」とのことだが、岡田は一切映らなかった。
他の園児達は映っており、怯えたり、動揺したりしているのだが…
- たそがれ横丁において、自分の影が出なかった
ゲーム版において、ルールとして「手を離すと悪い事が起きる」というペナルティがある。
マリアを見つけたヒカルが思わず岡田の手を離してしまい、ヒカルの影が分離し、暴走。
同じくカエルタマゴから手を離したマリアも影が分離したのだが、岡田には一切影が現れなかった。
- 岡田を探している謎の女性
ゲーム版第3話及び漫画版第5話終盤、ゆぅろぴあをモニターで監視している女性が登場。
アトラクションを攻略した岡田達を発見し、「見つけた」とのことだが…
- ブロックアンサーにおいて、「■■岡田が■■■■■■■■選ぶデミ!」なる問題
モニターにノイズがかかっており、読むことすら出来ない。
カエルタマゴ曰く「自分の問題だからわかる」とのことだが…
選択肢は「ともだち」と「じぶん」の二つで、正解は「じぶん」。
正解後のカエルタマゴの解説も省略されていた。
漫画版ではこの問題は出なかった。
だが、漫画版のみの描写として、カエルタマゴの横暴に「約束が違う」と責めるも、逆に「ヤクソクナンテシテナイ」と返されてしまう。
さらに、「ヤクソク破リナンテシナイ」と前述の岡田似の子供のコマも交る。
岡田は恐怖を感じ、何も言い返せなかった。
- 大人であるのに、ゆぅろぴあに入れる
カエルタマゴがルミ先生を見て、「本来ゆぅろぴあは子供しか入れない」「大人は必要ない」とのことで、
ルミ先生も「あっちの男(岡田)と同じ」故に入れたと思っていたらしい。
ルミ先生は「赤ちゃんの方に引っ張られた」とのことだが…
- 選択することが苦手になった過去を思い出せない
ゾーヤと共にアトラクションの「シンゾウ観覧車」に挑戦した際、「選択できない」ことを嘲笑われる幻聴が聞こえる。
ゾーヤからも、何故選択が苦手になったか質問されるが、一切過去を思い出せなかった上、急にブラックアウトした。これ以降の観覧車の中の様子はライライ姉妹の方に移る。
なお、岡田目線しか描写されていないため、「シンゾウ観覧車」の性質上、ゾーヤの表情なども幻覚の一部だった可能性があるが、真相は不明。
最終的に、「頭がクラクラした」とのことだが、リタイアはせず、クリア扱いとしてメダルは貰えていたが…?
※以下、さらなるネタバレ注意
「はやくこいよ、置いてくぞ!」
『ま、待って……』
「まったく… 無理についてこなくていいのに!
お前、ひとりでも大丈夫だろ?」
『ううん……私がそうしたいの……。
私は ただ…
ユウくんと……遊びたいだけだから……。』
「えっ、なに……!?
もう少し大きい声でしゃべれよな!」
『ご、ごめんなさい……』
「まあいいや、それなら俺の手下として、きびきびついて来いよ!
俺の決定こそがセイギ! 俺の選択こそが、道を切り開くのだー!」
『……ふふ。
ユウくんは、いつも自信たっぷりだね。うらやましい。』
『でも……』
間違えちゃったよね、ユウくんは。
ゲーム版5話にて、子供の頃の過去回想が挟まる。
この時は今とは違い、前述通り自信満々な性格であり、さながらシンタそっくりの性格だった。
一方、漫画版12話での過去回想は、遠足で「お菓子がグミかチョコか決められずに泣く」と、この頃から選択に迷っている様子が見られる。
一体、何があって今の性格になったのだろうか…?
そして、ゲーム版ではアトラクション、「流れるプール」に参加した際、過去回想とそっくりな女の子が現れる。
『―—私は、ただユウくんと遊びたいだけ。 』
「……マイ……?」
一方、漫画版10話では、ブロックアンサーの跡地にて、同じく女の子を見つける…。
『わたし、マイ。よろしくね、ユウくん』
※以下、ゲーム版6話及び、今作の致命的なネタバレ注意
あの日からずっと……
今も……
俺は…
ただの「失敗した子ども」だったんだ。
実は子供の頃、岡田は友達のマイと共に、ゆぅろぴあに来ていた。
だが、取り返しのつかない選択がきっかけでマイはタマゴと化してしまい、マイをゆぅろぴあに置いたまま、脱出してしまった。
その事実を認められず、記憶ごとゆぅろぴあに置いてしまっていたのだ。
えいゆうシアターAでシンタ、ワタルが脱落したことを知り、完全に膝から崩れ落ちる岡田。
マイにそっくりな「マイ」から、「あの時と同じ」と言われ、過去の記憶を全部思い出す。
自分が「大人じゃない」ことを認め、「先生」として、「マイ」に以下の提案をする。
- 他の子供たちがアトラクションに挑戦出来ないよう、閉鎖すること
- これから毎日、子供たちの代わりに岡田自身がメダルを肩代わりすること
- 自分が手に入れたメダルを好きなタイミングで自由に園児に分配できるようにすること
- 上記全てを受け入れた場合、自身は「マイ」が満足するまで、永遠にここで遊んであげること
当然、園児たちは驚き、ある者は怒りを見せるが…
「――子どもは黙っていなさい。」
「もう終わりだよ、そんな遊びは。」
「お前は今、俺たちの先生だろ! シンタのことだって、お前が決めて信じてやったんじゃねぇのかよ!」
そうです、ハヤテ”さん”。
シンタさんたちが脱落したのは
みんなのせいじゃない。
子どもが弱く無力な存在なのは当たり前で、
それを忘れてみんなを信じたりなんかした……
ユウ先生が間違っていたんです。
全部、全部……。
完全に正気を失った瞳で話す岡田を見て、思わず声を失うハヤテ。
みんな、もう何もしなくていいですからね。
余計なことは一切せず、
休憩所でおとなしくしていなさい。
ただただ、ユウ先生の言うとおりにしなさい。
ユウ先生みたいに、取り返しのつかない失敗を
しなくて済むように……。
岡田は、園児達の声も聞かず、「マイ」について行くのだった……