「失敗しない様に、慎重に考えるんだ…俺しか、子ども達を救えないんだから…!」
概要
サンリオが手掛ける共同企画作品、「まいまいまいごえん」に登場する主人公。
プロフィール
容姿
黒髪で少々はねている髪型で瞳の色も黒。
服装は黒いポロシャツと黒のズボンで白の靴。
黒いリュックを背負っており、腕に腕章をし、名札とホイッスルを首から提げている。
人物
明るく優しい新米保育士。
子供達と信頼関係を築きたいが、経験が浅いため頼りなく見えてしまうこともあり、呼び捨てされたり、いたずらされたりしている。
優柔不断で、何か1つ選ぶことは苦手。それ故にゲーム版で選択肢が出るものの、どちらかを選択しても行動に移せないこともある。
シンタからは一方的にライバル視されており、戦隊の一員の「ブラック」と認定されている。
ユズリハからは「素材は悪くない」とのことで、おしゃれすれば見栄えが良くなるとのこと。
呼称一覧
他の園児達が個性豊かなためか、呼ばれ方が豊富。
今現在喋っていないダイヤは不明。
岡田(一人称) | 俺 |
---|---|
ルミ先生、ライオン | 岡田先生 |
シンタ | ブラック |
ヒカル、カナタ、マモル | ユウ先生 |
ヒナタ | ユウ |
ダイゴロウ | ユウちゃん先生 |
ハヤテ | 岡田 |
ゾーヤ、アキ | センセイ |
ライム | 岡ちゃん |
マリア | せんせー |
ユズリハ、リンリン | 先生 |
マドカ | センセー |
ワタル | ゆーせんせえ |
タイアップ曲
大きなまいごの ままでいいだろ
岡田ユウのタイアップ曲は「まいごのみち」。ボカロPの栗山夕璃が手掛け、2024年11月23日に公開された。
この日は勤労感謝の日であり、アキの誕生日でもあり、ゲーム版最終話の公開日でもあった。
なにより、ゲーム版最終話のタイトルと同じタイトルでもある。
関連イラスト
関連タグ
ニャニィニュニェニョン:まいまいまいごえん×サンリオキャラクターズにおけるコラボ相手。
ネタバレ
作中ではゲーム版・漫画版共に、不穏な描写が多い。
- 「お帰り。待っていたよ」と掛ける謎の声
岡田が1度ゆぅろぴあに来たことが示唆されている。
ゲーム版ではもやがかかっているが、漫画版では岡田ソックリの子供の姿をしている。
カエルタマゴ同様、岡田の不安を煽るような言葉が多い。
「あーあ また間違えちゃったね」「今日はアトラクションで遊ばないの?」
- 一人だけ入場ゲートの外で目覚める
ゲーム版において、ピューロランドの謎の扉を見付けた際、意識を失う。
その後、ゆぅろぴあで目を覚ましたが、ルミ先生及び園児達が広場で気絶していたのに対し、岡田のみ入場ゲートの外で気絶していた。
本人は「大した差ではない」と気に掛けていないが…
なお、漫画版では全員気絶することなく、ゆぅろぴあに到着している。
- カエルコールから母の声で「また迷っているの?」
パパやママと3分間会話出来るカエルコールでメダルを使用した際、受話器から流れた声。
岡田本人曰く、両親は「お星様となった」とのことであるが…?
ちなみに、父はサラリーマンで、母は教師。
岡田が保育士となったのも母からの提案。年が離れた妹を世話していたため。
余談であればが、被虐のノエルとのコラボである「らぷらす×まいまいクリッカー」において、岡田も登場している。
他のキャラクターはRPG的な職業に就いているのに対し、岡田は「放浪者」だった。
効果は「赤青緑紫すべての色としても扱う」というものだが、これ単体では何の役にも立たない。
- キラキララビリンスにおいて、一切姿が映らない
キラキララビリンスの説明文に「鏡に本当の自分が映る」とのことであるが、岡田は一切映らなかった。
他園児達は映っており、怯えたり、動揺したりしているが…
- たそがれ横丁において、自分の影が出なかった
ゲーム版において、ルールとして「手を離すと悪い事が起きる」というペナルティがある。
マリアを見つけたヒカルが思わず岡田の手を離してしまい、ヒカルの影が分離し、暴走。
同じくカエルタマゴから手を離したマリアも影が分離したが、岡田には一切影が現れなかった。
- 岡田を探している謎の女性
ゲーム版第3話及び漫画版第5話終盤、ゆぅろぴあをモニターで監視している女性が登場。
アトラクションを攻略した岡田達を発見し、「見付けた」とのことであるが…
- ブロックアンサーにおいて、「■■岡田が■■■■■■■■選ぶデミ!」なる問題
モニターにノイズが掛かっており、読むことすら出来ない。
カエルタマゴ曰く「自分の問題であるから分かる」とのことであるが…
選択肢は「友達」と「自分」の2つで、正解は「自分」。
正解後のカエルタマゴの解説も省略されていた。
漫画版ではこの問題は出なかった。
だが、漫画版のみの描写として、カエルタマゴの横暴に「約束が違う」と責めるも、逆に「ヤクソクナンテシテナイ」と返されてしまう。
さらに、「ヤクソク破リナンテシナイ」と前述の岡田似の子供のコマも交る。
岡田は恐怖を感じ、何も言い返せなかった。
- 大人なのにゆぅろぴあに入れる
カエルタマゴがルミ先生を見て、「本来ゆぅろぴあは子供しか入れない」「大人は不要」とのことで、
ルミ先生も「あっちの男(岡田)と同じ」故に入れたと思っていたらしい。
彼女は「赤ちゃんの方に引っ張られた」とのことであるが…
- 選択することが苦手となった過去を思い出せない
ゾーヤと共にアトラクションの「シンゾウ観覧車」に挑戦した際、「選択出来ない」ことを嘲笑われる幻聴が聞こえる。
ゾーヤからも、何故選択が苦手になったか質問されるが、一切過去を思い出せなかった上、急にブラックアウトした。これ以降の観覧車の中の様子はライライ姉妹の方に移る。
なお、岡田目線しか描写されていないため、「シンゾウ観覧車」の性質上、ゾーヤの表情なども幻覚の一部だった可能性があるが、真相は不明。
最終的に、「頭がクラクラした」とのことであるが、リタイアはせず、クリア扱いとしてメダルは貰えていたが…?
※以下、さらなるネタバレ注意
「早く来いよ、置いてくぞ!」
『ま、待って……』
「全く… 無理に付いて来なくていいのに!
お前、1人でも大丈夫だろ?」
『ううん……私がそうしたいの……。
私は ただ…
ユウくんと……遊びたいだけだから……』
「えっ、何……!?
もう少し大きい声で喋れよな!」
『ご、ごめんなさい……』
「まあいいや、それなら俺の手下として、きびきび付いて来いよ!
俺の決定こそが正義! 俺の選択こそが、道を切り開くのだー!」
『……ふふ。
ユウくんは、いつも自信たっぷりだね。羨ましい』
『でも……』
間違えちゃったよね、ユウくんは。
ゲーム版5話で子供の頃の過去回想が挟まる。
この時は今とは異なり、前述通り自信満々な性格であり、さながらシンタソックリの性格であった。
一方、漫画版12話での過去回想は、遠足で「お菓子がグミかチョコか決められずに泣く」と、この頃から選択に迷っている様子が見られる。
一体、何があって今の性格となったのだろうか…?
そして、ゲーム版ではアトラクション「流れるプール」に参加した際、過去回想とソックリな女の子が現れる。
『―—私は、ただユウくんと遊びたいだけ』
「……マイ……?」
一方、漫画版10話では、ブロックアンサー跡地で同じく女の子を発見…。
『私、マイ。宜しくね、ユウくん』
※以下、ゲーム版6話及び、今作の致命的なネタバレ注意
あの日からずっと……
今も……
俺は…
ただの「失敗した子供」であったんだ。
実は子供の頃、岡田は友達・マイと共に、ゆぅろぴあに来ていた。
だが、取返しが付かない選択がキッカケでマイはタマゴと化してしまい、マイをゆぅろぴあに置いたまま、脱出してしまった。
その事実を認められず、記憶ごとゆぅろぴあに置いてしまっていたのである。
えいゆうシアターAでシンタ、ワタルが脱落したことを知り、完全に膝から崩れ落ちる岡田。
マイにソックリな「マイ」から、「あの時と同じ」と言われ、過去の記憶を全部思い出す。
自分が「大人ではないこと」を認め、「先生」として、「マイ」に以下の提案をする。
- 他の子供達がアトラクションに挑戦出来ないよう閉鎖すること
- これから毎日、子供達の代わりに岡田自身がメダルを肩代わりすること
- 自分が入手したメダルを好きなタイミングで自由に園児に分配出来る様にすること
- 上記全てを受け入れた場合、自身は「マイ」が満足するまで、永遠にここで遊んであげること
当然、園児たちは驚き、ある者は怒りを見せるが…
「――子どもは黙っていなさい」
「もう終わりだよ、そんな遊びは」
「お前は今、俺たちの先生だろ! シンタのことだって、お前が決めて信じてやったんじゃねぇのかよ!」
そうです、ハヤテ”さん”。
シンタさん達が脱落したのは
みんなのせいじゃない。
子どもが弱く無力な存在なのは当たり前で、
それを忘れて皆を信じたりなんかした……
ユウ先生が間違っていたんです。
全部、全部……。
完全に正気を失った瞳で話す岡田を見て、思わず声を失うハヤテ。
皆、もう何もしなくて良いですからね。
余計なことは一切せず、
休憩所で大人しくしていなさい。
ただただ、先生が言う通りにしなさい。
先生みたいに、取返しがつかない失敗を
しなくて済む様に……。
岡田は、園児達の声も聞かず、「マイ」について行くのだった……