概要
ゆとり教育（この"ゆとり教育"という用語は報道時に"メディア側"が考案し使用し始めた"造語"であり、文部科学省が公式に使う用語ではない）を受けたとされる世代。若者叩きのネタとして使われ、おおむね氷河期世代、プレッシャー世代(キレる17歳世代)の後に続く世代を指す呼称として蔑称の要素が強い形で定着した。
基本的に蔑称であるため、後述の「さとり世代」に呼び替えたり、アメリカの世代区分を導入してミレニアル世代としてしまう（Z世代もアメリカの流れに属する）など、取り扱い注意用語になっている。
世代
ゆとり教育という用語はマスメディアが作り出した俗語であり、文部科学省による公式な定義づけはないうえ記者や研究者の間で用法も統一されておらず、学習指導要領の改訂は1970年代後半から2010年代にかけて徐々に段階的に行われたものであるため、一意的な定義はできない。
話者ごとに恣意的に範囲や定義を設定している。（参考)
文化
インターネット普及初期である2000年前後の個人サイト最盛期・Flash黄金時代に幼少期を送った。
オタク界隈ではオタク第四世代（1990年前後生まれ）に当たる。
オタク第四世代は1990年代後半に一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』以降のオタク文化が当たり前となった時代に育った（「エヴァ世代」と言う時には、普通は当時のファン層の中核だったオタク第三世代を指す）。
ポケモンでは幼少期に『ポケットモンスター(無印)』に親しんだことからポケモン無印世代、特撮では平成ウルトラマン・平成一期ライダー世代に当たる。
地方では1990年代後半以降テレビアニメ放映数が壊滅的状況に陥ったため、三大都市勢と同期できるようになるのはネットが広まった2000年代中盤以降であった。
関連タグ
ゆとり教育という用語自体が恣意的なものであるため、下記の区分けは話者によって如何様にでも変容する。
氷河期世代:前世代とされる。
キレる17歳世代/プレッシャー世代/ミニマムライフ世代：前世代とされる。
さとり世代/新人類ジュニア世代/ジェネレーションY世代：重なる世代とされる。
ミレニアルズ：概ね1981年から1996年生まれを指す、アメリカ合衆国の世代の呼称。
