アリス(DQ11)
ありす
概要
CV:立木文彦
DQ11の登場人物。
ピンクのマスクをかぶったあらくれで、シルビアの舎弟こと「ナカマ」のひとり。
一人称は「アッシ」で「~でがす」という子分然とした口調で話す。
普段はシルビア号の航海士として働いており、乗船する際は彼に話しかける必要がある(※一部モード除く)。
シルビアのことを「ねえさん」と呼び慕っているが、後述の過去を考慮するとシルビアより遥かに歳上と考えられる。
イカツイあらくれとは思えないほどキュートな名前の持ち主だが、これは本名ではなくかつての愛船に据え付けられていた女神像の愛称という裏設定がある。
世界が滅びた後はシルビアといち早く合流し、パレードの「ナカマ」たちを集めて興行の旅をしていた(DQ11Sではこの時のエピソードが描かれている)。
れんけい技「ナカマよび」でも他のナカマたちとともにしっかり駆けつけてくれる。
シルビアの追加シナリオ「希望の旅芸人」中ではNPCとして戦闘に参加し、攻撃力の高い「ドロップキック」(「アリスキーック!」と技名を叫ぶ)を繰り出したり、敵の動きを止める「一喝」でシルビアをサポートする。
かつては貧しい農家の生まれから身を興し、バンデルフォン王国の海軍将校に昇った人物だったが、ウルノーガによって国が滅ぼされてからは海賊のように荒んでしまった。
そんな折にシルビアと出会い、彼の生き方に感銘を受けて舎弟となり、共に旅をするようになったのだという。
ちなみにグレイグの台詞等から察するにウルノーガがバンデルフォン王国を滅ぼしたのは約30年前なのだが、その時既に海軍将校であったとすると、現在推定30代のシルビアよりも間違いなく年上である。
「将校」とは少尉以上の階級を持つ軍人のことであり、フィクション作品ならば20歳以下の尉官も珍しくはない(例:『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ少尉は16歳、『サクラ大戦』の大神一郎少尉は20歳)。
バンデルフォン王国の軍制度がこれらに準ずるとは限らないが、これらの要素から推定するとアリスの年齢は少なくとも40代末~50代。あるいは60~70歳程度の可能性もある。
余談
その一人称や喋り方、年下の男に憧れて子分になるという経緯などは明らかにDQ8のヤンガスを意識したものであり、DQ11Sでは中の人まで同じになってしまった。
また、シルビアの実家にはセザールという執事がいるが、そちらもかつてはあらくれであり、シルビアの父ジエーゴと出会って丸くなったとされる。親子そろって、改心したあらくれを従者としているあたり血は争えないということか。