概要
生物学上の分類において交配も問題なくできる為生物学上は同一種とみなさざるを得ないが「一括りにするには違いが多すぎる」という理由で「種の下位分類」として設けられるものを指す。
- 一例をあげるとカブトムシは「タイリクカブト(原名亜種)」「ヤマトカブトムシ(亜種の指定がない場合、大概はこの亜種を差す)」と「ツノボソカブト」「オキナワカブト」「クメジマカブト」といった亜種では体型に違いがあるものの、交配は起こるため、同じ種である。なお、亜種の下位分類はキングやカブト丸などといった「個体」だけ。
- 学名は種小名の後に亜種名をつけて表示する。
ペット・家畜などの「品種」もこれとほぼ同じようなもの。これはペットや家畜などは生物学上の分類は「亜種」の為、下位分類を設けられない為であるが。
- むしろ同一種の別亜種間のほうが遺伝子汚染が起こりやすく、別種の外来種より問題視される事もある。
ゲームなどでは以前登場した敵キャラ(主にモンスター)の色違い・装備や細部デザインの違う同系統モンスター(例えばおどるほうせき↔わらいぶくろなど)を指すことが多いが、RPG系辺りだと「上位種・下位種」と呼ばれることも多い模様。
- モンスターハンターシリーズにおける「亜種」は「亜種(モンスターハンター)」を参照。