概要
マスクド三冠バとは、2016年3月26日発表の『ウマ娘プリティーダービー』のPVに登場しているマスクを付けたウマ娘の愛称である。
PVを見る限りマスクをしている時こそぼーっとした顔をしているが、マスクが取れると豹変し走り出す二重人格的なキャラと思われる。なおラストカットの集合シーンでは皆が手のひら側を向けて天高く人差し指を立ててる中、一人だけ手の甲を向けているため遠目だと中指立てに見えると指摘されもした。
普段は大人しいがレース中に豹変するという二面性がある性格や、身に着けている金色の鎖や勝負服に大きく描かれているバツ印等の特徴や髪の色などから、モデル馬はオルフェーヴルと推測されているが、PVで名前が表記されたわけではなく、公式発表もないのであくまでも推測である。
2016年8月以降は登場せず、松井恵理子はフジキセキの声を担当している。
これらについて公式からは「諸々があって調整をかけた」と語られるのみで、詳細な理由は発表されていない。
公式から名実共に正規ウマ娘が登場するまでは、マスク娘という唯一無二の個性とオルフェーヴルらしい秀逸なデザインからウマ娘ファンから彼女は「ウマ娘のオルフェーヴル」と認識され、二次創作が数多く作られてきた。
そのように長年培われてきた愛着から。SNS、掲示板等ではボツになったのかと嘆く声もある。
新しいデザインの「ウマ娘のオルフェーヴル」が登場したことから今後、名前が明かされぬままフェードアウトしたウマ娘たちも、必ずしも過去のキャラデザが流用されるわけではないだろう、というのには前例がある。同じフェードアウト組のブエナビスタ(仮)は、ナカヤマフェスタのSSRサポートカード[43、8、1]に同一人物と思しきウマ娘の後ろ姿が写り込んでいるが、キャラデザがところどころ変更されている。また、アニメ1期最終回に登場する茶色い服を着たモブウマ娘がキタサンブラックではないかという推測がされていたが、実際に登場したキタサンは当然全くの別人として登場している。
なまじオルフェーヴルの場合は公式から原画デザイン(と思われる可能性の高いデザイン)を出されていたこと、その原画デザインから一部が変わる事はあっても大幅に変更される事は前例にないものだったため、ショックの波及も大きくなったと考えられる。
ちなみに幻のデザインでは「マスク」という唯一無二すぎる特徴があるためか、「マスクド三冠馬」といった通称や「😷(マスクの絵文字)」が代名詞とされることが多かった。
特に本キャラは長らく「二次創作キャラ」に近い存在で、モデルに迷惑かけないよう検索除けをマナーとして入れることが暗黙の了解みたいなところもあるが、このおかげでボカさずに文面で表現できてしまえる…というこの上ない強みを持っていた。
なお、没ウマ娘4人の中ではイラスト数が桁外れに多い。
これも史実における三冠馬の実績と「金色の暴君」とまで謳われたキャラの濃さや、ゴールドシップやメジロマックイーンといった、作品の主要キャラと血縁があるためなのか。
二次創作でも何かと出番が多く、「幼駒時代はいじめられていた」「トーセンジョーダンの舎弟」「普段は大人しい」等の要素から公式のオルフェーヴルと真逆と言ってもいいくらいの舎弟キャラとしてのイメージが強かった。
関連イラスト
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カレンチャン(ウマ娘)…実馬に絡みはないが、主戦騎手繋がりで彼女の舎弟になっている創作も散見される。