『ドレッドライバー』
CV:置鮎龍太郎
概要
仮面ライダードレッドが使用する変身ベルト。
冥黒の三姉妹が錬金術で製造したベルト。ケミーの成分と人間の悪意を凝縮したマルガムの欠片と、レベルナンバー10のケミーが持つエネルギーを混ぜ合わせることで完成した。ドライバー自体は第10話で登場していたが、全体が銀色の未完成状態で、第11話で完成。赤や黒の配色が加わった。
ガッチャードライバーと同様に高等物質錬成機能を備え、ライドケミーカードの模造品であるレプリケミーカードを消費して多重錬成を実行する。
そして、これを持つ者には「仮面ライダードレッド」の字が与えられる。
外見・機能
メインカラーは黒・銀・赤。
タブレット端末のような形状をしているガッチャードライバーとは打って変わって本体が分厚く、武骨な形状をしている。右側にはレプリケミーカードの必要能力のみを強制的に分離・吸収するスロット「コンススティラー」、その左隣には大型のレバー型錬金術発動装置「ネクベトヴォーク」を備えている。
バックルの状態で腰に当てると戒律帯「ドゥアトレンジ」が展開し、装着した変身者をその影響下に拘束する。変身後にはヴァルバラドローバックルのバックル部と同型のホルダー「ドローホルダー」が左側に装備される。
中央のディスプレイは光彩錬成陣展開円盤「アトゥムサーキュラー」で、中心に据えられたレプリケミーカードに数百万色の光彩を用いた高等錬成陣を展開する。
上部にはレプリケミーカード狂化装置「ヴェヴェルセッター」があり、レプリケミーカードをスラッシュすることで中にいるレプリケミーを狂化して理性を奪い、錬金術式展開準備状態にする。ヴェヴェルセッターの後ろには変身用のスロットがある。
小ネタ
なお、各部位の名称は錬金術とも関連のあるエジプト神話やオカルト関連のワードから取られている。
- コンススティラー:エジプト神話の月神「コンス」
- アトゥムサーキュラー:エジプト神話の創造神「アテン」
- ドゥアトレンジ:エジプト神話における冥界「ドゥアト」
- ネクベトヴォーク:エジプト神話におけるラーの娘「ネクベト」
変身
ヴェヴェルセッターにレプリケミーカードをスラッシュし、後部のスロットに装填。ネクベトヴォークを左側へ開くことでドレッドへと変身する。
なおドレッド全形態の基幹システムに列車モチーフのレプリスチームライナーを用いるためか、カード装填時には踏切の警報音をオカルティックにした待機音が発声される。
特殊能力
『○○(レプリケミー名)』
『ドレイン』
レプリケミーカードをヴェヴェルセッターにスラッシュ後、コンススティラーに装填することで発動。
レプリケミーに応じた特殊能力の発動や武器の錬成を行う。コンススティラーには複数枚のカードを溜め込むことができ、溜め込んだ枚数に応じて下記のように必殺技が変化する。
必殺技
コンススティラーにレプリケミーカードを装填していない状態でネクベトヴォークを操作すると通常必殺技「ドレッドブレイキング」を発動する。
また、特殊能力発動後にネクベトヴォークを操作すると強化必殺技「ブラッドレイン」を発動し、コンススティラーに4枚以上のレプリカードを溜め込んだ状態で発動すると超必殺技「ブラッドサクリファイス」を放てる。
立体物
プレミアムバンダイから発売。2023年11月27日予約開始、2024年3月発送予定。レプリケミーカード4枚が付属。
前作、前々作のドライバー達同様複数のLEDを用いたアニメーションが特徴的である。また、レプリケミーカードの上にLEDが発光するという変わった見た目が売り。
これの仕組みはシンプルで、ドライバー内部の横側で鏡写しにしたアニメーションをプラスチック板と鏡で反射してレプリケミーカードに投映するというもの。玩具版ゲーマドライバーやビヨンドライバーを想像していただけると分かりやすいだろう。
余談
- これで3年連続で複数のLEDギミックが玩具版に用いられたドライバーが登場したことになる。
- 「レバーを展開して変身する」という変身ベルト自体は前例があるが、今回は珍しく左側に展開する仕様になっている。
- システムボイスはガッチャードライバーやヴァルバラッシャーなどの小西克幸氏とは異なり置鮎龍太郎氏が担当している。
- 判明したのも公式からではなく本人のSNSから。置鮎氏曰く公式からは「特にアナウンスする期日は設けていないので、発表はご自由にどうぞ」と言われたとのこと。
- 置鮎氏は本作への出演をもってニチアサ三作品を制覇することとなった。