概要
上エジプト(現在のカイロ南部からアスワンあたり)の守護神であり、下エジプト(現在のカイロ南部から地中海までのナイル川デルタ地帯)を守護するウアジェトと共にファラオの守護者、王権の象徴(ウアジェトが太陽、ネクベトは月)とされていたといわれる。
ラーの娘の一人で女性、あるいは上エジプトの白い王冠を被ったハゲワシの姿をしている。
また、ファラオの守護者としては翼をファラオの上に広げ、ファラオの環または髪を編んだ姿として表現される事もある。
ラーの右目とも呼ばれ、ケンティ・アメンティウ、あるいはハピの妻ともされており、出産を司る女神であり、現在の王位についているファラオを守護し、王家の子供を養う女神としても捉えられていたとされている。