概要
形式番号GAT-01A2R。ダガーを改修し、性能向上を図った機体。
第81独立機動群「ファントムペイン」の主力機として配備された。
配備された部隊の性質上、機体色はカモフラージュ効果を高める為に黒を基本とし、背部には飛行可能なエールストライカーを標準装備している。
ラミネート装甲も健在だが、2年後の時代に為って大幅に向上したビームの出力にはほとんど対応出来ておらず、実質無用の長物と化している。
同時代、ダガーと同等の性能を持ちながら、製造コストはそれを下回るダガーLが連合軍全体の主力機として採用されて久しく、本来のストライクの正規量産機で在った筈のダガーの出る幕は無かった。
しかし、その優秀な基本性能を埋もれさせる事を惜しんだ当時の連合軍により、非正規部隊の主力機として改修・再利用されたのが本機である。
ダガーでは通称として「105」を付けていたが、本機が開発された時点で「105シリーズ」として開発された為、正式名称を「105スローターダガー」としている。
なお、『スローター』とは「虐殺、殺戮、屠殺」と言った意味で在り、実際にアニメの劇中で、難民キャンプの住民達を脚部に内蔵している対人用機銃で無差別攻撃する描写がある。
コミック版『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』にて、オーブ軍所属のパイロットによるマーシャン追撃部隊にて多彩なストライカーパックを装備して登場。
- I.W.S.P.装備のワイド・ラビ・ナダガ
- エールストライカー装備のファンフェルト・リア・リンゼイ
- ランチャーストライカー装備のサース・セム・イーリア
- ソードストライカー装備のホースキン・ジラ・サカト
- ライトニングストライカー装備のガルド・デル・ホクハ
この内、ワイド機とガルド機の本来の装備はジェットストライカー装備とドッペルホルン連装無反動砲でオーブ軍に配備されていた。
前者は活躍して名声を得るという目的で指揮官のスウェンに打診して許可されたものの、その本心を見透かされた挙句に彼のストライクノワールが戦闘を継続する為のバックアップとして利用されてしまった。後者は仲間のサポートという理由で使用している。
立体物
2006年8月に「SEED HG」で発売。
SEED MSVシリーズとして2004年に発売された105ダガーのバリエーション商品で、元キットに付属していたガンバレルストライカーと専用台座をオミットした代わりにエールストライカーが付属する。
機体の成形色も劇中通り黒色ベースに変更され、ビームサーベルのクリアーパーツもピンクからイエローに変更された。
2024年2024年3月22日に「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」で予約開始(発送は9月予定)
ストライクガンダムの量産機105ダガーをベースにした派生機体という設定を受け、ROBOT魂ではストライクガンダムのフレームを流用している。
付属品としてエールストライカー一式、他にもエフェクトパーツとして、ビームライフル射撃エフェクト、“機関砲射撃エフェクト”なども付属している。
関連動画
※登場は0:51辺りから
関連タグ
ジム・クゥエル……黒い量産機かつ似た目的で使用されていた機体。