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G-バードの編集履歴

2024-04-08 15:05:35 バージョン

G-バード

じーばーど

プラモデル企画及び漫画作品および小説作品『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』などに登場するビーム兵装。

概要

アナハイム・エレクトロニクス社が、ネオガンダムの専用装備として開発したジェネレータ内蔵式兵器『Generative Beam Rifle Device(独立稼働式ビームライフルデバイス)』の略称である(G-B.R.D)。


ヴェスバーを手持ち式火器として再構成し、本体と独立したジェネレータ内蔵ビームライフル兼機動補助ユニットとなっている。通常のビームライフルよりは大型だが、独立稼動に必要なジェネレーターを搭載し、メガ粒子の可変速機能を導入した上で推進用スラスターを備えた複合ユニットとしては、徹底的な小型化がなされている。そのため系譜としてはどちらかと言えばビームライフルの規模拡張型銃器というよりは「ハイパーメガランチャーを最新技術で小型高性能化した武装」と言った方が近い。

なおネオガンダムの機体諸元上の総推力はバックパックであるコアファイターの四発のスラスター分しか計上されておらず、G-バード単体での推力は不明。


極めて微細な出力調整が可能(対MS用高速ビームから対艦用の超高威力ビームまで撃ち分けが可能)であり、その最大出力射撃時はGバード内内蔵ジェネレータのみならずネオガンダム側コアファイター内メインジェネレータ及びMS本体内のサブジェネレータと合計3基のジェネレータからエネルギー供給が行われ、そのメガ粒子ビームはコロニーミラーに3分の1ほどの直径の大穴を穿ち貫通し、向かい側に居たラー・カイラム級戦艦エイジャクスの艦橋を蒸発させ轟沈せしめる。

固定にはハードポイントやウェポンラックの様なものを介せず、腕部に固定ハンガーとグリップで保持する形を取る。その関係上、レールマウント式を採用したF91のヴェスバー程の射角制限が無い。

本武装自体は長距離の射撃を重視した仕様ではあるが、通常のビームライフルとしても使用可能である。ビームライフル、ヴェスバーを基本としてメガネビームランチャーを追加装備し、状況に応じて使い分けるF91とは異なるコンセプトに基づいていると言える。


また、MS本体を介さずにこの兵器単体でもネオガンダム用のコア・ファイターとのドッキング機構を有しており、この状態ではコアファイター内ジェネレータからの高出力かつ供給アシストが可能な為、大火力・高加速力を併せ持った航宙戦闘機としての運用も可能となっている。こうしたMS全体をシステムとして構築し、多用途に運用する機能は、かつてのZZガンダムSガンダムの系譜に見られるものであり、機構的には後年のVダッシュガンダムが装備するオーバーハングキャノンに近いものといえる。


上記のような高性能と同時に欠点も発生しており、手持ち武装としては大型なため、必然的に被弾面積も増加し、双発式であったヴェスバーに比べ武装喪失時の火力低下のリスクが高い。また通常のビームライフルと比べれば大型で、かつ前腕部固定式であり他部位のマウントに付け替えることもできないため取り回しは控えめに言っても良いと言いがたい。例えばビームサーベルを用いた格闘戦への移行する際には場合によっては投棄する必要が出てくる。


ただしGバード自体が独自のジェネレーターを搭載し、航宙艦艇として運用可能な機動性能を備えており、進行方向に向けることで加速性能を強化したり、意図的に推力軸をずらすことでのトリッキーな急旋回等も可能と思われる。実際の戦闘においては、ネオガンダム自体の非常に高い運動性と相まって、F91を超えるスペックを持つビギナ・ゼラすら翻弄する機動性能を発揮している。


Gバードは、ネオガンダム用の武装としてプレゼンされたものの、手持ち式かつ独立したジェネレーターを内蔵(MS側からの動力供給がなくても使用可能)するため、他の機種による運用が可能。このため、ヴェスバーよりもMSを選ばない武装となっている(メイン画像のにジャベリンクラスのMSでも使用可能)。


その後

その後もジェネレータ内蔵のビーム兵器デバイスは数こそ少ないもののクジャクなどの兵器も開発されている。ただしクジャクは利便性や量産性を度外視したワンオフに近い性格の兵器であった。一説では同年代に製造され150年代レジスタンスで運用され日の目を見た『メガビームライフル』にG-バードの技術が転用されたとされているが、真相は不明。

また、連邦軍の高威力ビーム系オプション武装としてはサナリィで同時期にF90Ⅲによって開発・運用テストされていた、メガビームバズーカという大容量メガコンデンサ方式の可変速ビーム兵器がある。これは後にアナハイム・エレクトロニクスが生産を担当することとなり、連邦軍内に流通しているものは低コスト化の観点から一部の構造が簡略化されている。


関連タグ

シルエットフォーミュラ91 ネオガンダム

アナハイム・エレクトロニクス

ヴェスバー

メガ・バズーカ・ランチャー

メガライダー

ハイメガキャノン

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