テッポウムシ
てっぽうむし
カミキリムシの幼虫の通称。
特徴
幹に穴を開けて周囲に木くずと糞を残すので、見つけたらすぐに駆除しないと食害された樹木は枯死して倒伏してしまう。
なお、日本では地方名で「トッコムシ」や「ゴトウムシ」とも呼ばれ、薪の中などから採取されたものが重要な動物性タンパク質としてたき火などで炙られて食料とされていたという歴史があり、その味はとても美味であるといわれている。
また、古くはローマ帝国ではコッコスと呼ばれ、食用として小麦粉を餌に養殖されていたとプリニウスの『博物誌』に記述されており、森林と共に生きる民族にとっても重要な食料であった。
脚注
- 出典等
※a1 「鉄砲虫」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典』
※a2 「鉄砲虫」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』
※a3 「鉄砲虫」 コトバンク > ブリタニカ・ジャパン『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』
外部リンク
- 「鉄砲虫をみんなでつまんで食べてきた」 野食ハンター茸本朗ch(cf.Wikipedia|YouTubeチャンネル)、2024年4月13日投稿。