ロシュオ「大人しく去れ。さすれば命までは奪うまい」
「ふざけんなぁ!もう二度と、誰の言いなりにもならねぇ!誰にも、舐めた口は聞かせねぇ!俺は、俺は、人間を超えるんだぁぁぁぁ!!」
概要
初瀬亮二の悲劇、角居裕也の末路、黒化していくミッチなど、展開の残酷さがさらに加速していく「仮面ライダー鎧武」であったが、犠牲者はそれでは終わらなかった。
第31話にて、「禁断の果実」を手に入れるべくシグルドに変身しロシュオ(一応立ち去るなら命までは奪わないと警告されたにも関わらずそれを無視して)に迫るシド。
しかし、ロシュオの圧倒的力によりゲネシスドライバーとチェリーエナジーロックシードは破壊され、変身は解除。
なおも上記の台詞を叫びながら執念で立ち向かおうとするも……
ロシュオ「ふん、自らの愚かさに命まで捧げたか。よろしい。それが貴様の覚悟なら…」
「その過ち、死を以って贖え!」
ロシュオの一蹴と共に吹き飛ばされ、岩壁に押し潰されて死ぬという無惨な最期を遂げた。残っていたのは、吹き飛ばされたシドの帽子のみ……
考えようによっては、散々ビートライダーズのことを見下し、冷酷かつ残忍な本性を視聴者に見せ付けてきた彼に相応しい幕切れであったが、その余りの壮絶な最期が視聴者に与えたインパクトは絶大。
初瀬ちゃんに続いて今回もそれを受け、さっそくtwitterなどで「シドる」という言葉が多数出回った。
「RIDER TIME ディケイドVSジオウ」では同じく浪岡氏が演じるヤクザが登場し、デスゲームに真面目に参加しようとしなかった事から敗者と見なされ、真っ先に退場してしまった(こちらは岩に挟まるというものではなく、アナザー龍騎に生命エネルギーを吸い取られて死亡するというものだったが)。どちらにせよ、周囲に威張り散らしていた態度から一転、情けなく逃げるという姿はどことなくシドを思い出させるのに充分なものであった。
関連タグ
緋道蓮/仮面ライダー剣斬:『仮面ライダーセイバー』第14話でレジエルにより岩に挟まれる攻撃を受けた折に思い出した人多数。こちらは死を免れた。
振騎玄蕃/ブンオレンジ:『爆上戦隊ブンブンジャー』第7話でブロックベイグルマーの生成したブロック塀の壁に挟まれそうになるも、加速して紙一重で脱出。今回は岩ではなくブロック塀であったためか、そこまで言及はされることはなかった。