惑星コーネリア
わくせいこーねりあ
概要
自然と科学が調和したライラット系第4惑星で、64版以降ではライラット系内で唯一の知的生命体の発祥地とされ、他の惑星への移住者や宇宙労働者を除くライラット系の総人口の8割以上がこの惑星に集中しており、ライラット系の首都として栄えている。
ペパー将軍率いるコーネリア防衛軍がこの惑星の防衛に当たっているものの、長年の平和から大きな軍備を必要としていなかったため、毎回敵軍の襲撃を自力で防ぎ切れずにまともに受けており、その度に駆け付けたスターフォックスによって何度も危機を救われている。
ベノムへ追放されたアンドルフもコーネリアで生まれ育った住人であり、科学者としてコーネリア防衛軍科学研究所に勤め、若い頃から様々な研究開発で成果を挙げていた。
大抵の作品では最初のステージに登場するが、『スターフォックスアサルト』では中盤で登場する。『スターフォックスアドベンチャー』には登場しないが、逆にいえば敵軍の襲撃をシリーズで唯一受けていないということになる。
64
ペパー将軍「待っていたぞ、フォックス。この惑星を救えるのは君達だけだ!頼む」
フォックス「この仕事、引き受けましょう!アンドルフの好きにはさせません」
作戦No.1
〜宇宙平和の要 惑星コーネリア〜
スターフォックス出撃!!
フォックス「主翼展開!全機、G-ディフューザーシステム確認!」
ファルコ「こちらファルコ。少々ずれてるが問題はない」
ペッピー「こちらペッピー。ワシも、OKだ」
スリッピー「こちらスリッピー。大丈夫、大丈夫!」
フォックス「前方に敵確認!スターフォックス、突撃!」
アンドルフ軍への攻撃体勢に入ったスターフォックス。
ペッピー「コラ!スリッピー、無茶をするな!」
ペッピー「スリッピー、危ない!敵が後ろにいるぞ!」
ペッピーの心配が的中し、敵に追われるスリッピー。
スリッピー「ひえ〜!ヤベー!」
スリッピー「サンキュー、フォックス。もうダメかと思ったよ」
フォックスに救われ、流石に懲りたのか、後方へと撤退するスリッピー。
海から山間部を抜け都市へ入る。
フォックス「これよりコーネリアの都市へと入る」
ファルコ「こいつは ひでェ……」
ペッピー「気をひきしめてかかれよ」
アンドルフ軍の攻撃により見るも無惨な姿となった都市のあまりの光景にさしものファルコも絶句する。
中間ポイントを過ぎると
ファルコ「フォックス、俺が前にでる!後ろのヤツを頼む」
しかし、先行した直後
ファルコ「クソー!調子が変だ。思い通りに操れねぇ!」
3機の敵機に攻撃される。
ペッピー「ブーストで追いかけろ!」
ファルコ「フォックス、早く後ろのハエを追い払ってくれ!」
ファルコ「助かったぜフォックス。これは借りにしとくぜ」
再び海を抜けると
スリッピー「前方に巨大ロボット確認!」
ファルコ「いくぞ!!」
フォックス「オールレンジモードに切り替える!」
草原に巨大なロボット都市占領兵器 グランガがその姿を見せた。
ボス「貴様らがスターフォックスか! アンドルフ様に逆らう者は死ぬのだ!」
スリッピー「敵シールド分析完了!!モニターに表示するよ」
ペッピー「背中を狙うんだ!」
弱点の背中を攻撃され続け
グランガは爆発炎上するのだった。
フォックス「待ってろよアンドルフ。全機報告せよ!」
ベノムを目指し、小惑星帯メテオへと進路を取るのであった。
ファルコが敵に追われるあたりで初見では多くのプレイヤーが
ファルコ「チッ!悪いが戦線より、離脱する」
となっただろう。アーウィンの不調はオープニングデモで
「こちらファルコ。少々ずれてるが問題はない」
と、G-ディフューザーシステムの確認を怠るという、フラグを建てているのであった。
さて、このステージの作戦完了条件は
ファルコを離脱させること無く、海上の岩でできた7つのアーチを全てくぐる
というもの。3つくぐると「上手いもんだな、フォックス」とファルコから褒められ、全てくぐると
ファルコ「フォックス、俺について来い!」
フォックス「待てファルコ!どこに行く!?」
ファルコ「獲物を見つけた!足手まといになるなよ」
と、海を抜けると瀧へ方向転換するファルコを追跡する形となる。
ボス「まだ我々に逆らうヤツラがいたのか!?」
ペッピー「後方から敵?高度を下げろ」
惑星間移動空母 アタック・キャリアがその姿を見せる。
ボス「艦載機発進!コレでもくらえ!」
ペッピー「開いたところを狙うんだ!」
ボス「えぇぇぇい!」
3つのコンテナ全てを破壊され、本体からの光弾攻撃もむなしく撃墜される。
ボス「キサマたちは一体……?」
フォックス「スターフォックスだ!」
ボス「そうだったのかぁ〜」
爆発し墜落するアタック・キャリア。
フォックス「待ってろよアンドルフ。全機報告せよ!」
ベノムを目指し、コーネリア軍とアンドルフ軍が激戦を繰り広げるセクターYへと進路を取るのであった。
最初のステージだけあって、敵の攻撃は激しくはないものの破壊されたビルの隙間や橋桁、レーザーで開くゲートなど、くぐることでアイテムや敵が増加する隠しポイントが多数設置されている。
作戦完了条件は初見ではまず見抜けない上に、教えられてもなんでそれが条件なのかイマイチわからない。
このステージではくぐると何かが起こる隠しポイントが多数ある点と、ゲームのトリ扱い説遺書でファルコの解説が「ルート分岐の鍵を握る男」とされてる点から、彼にいいトコロを魅せられるか、が鍵なのだろう。
……ほっといたらやられるところだったくせに、とか言わない。
勲章獲得の規定HIT数は150。
くりかえしになるが、くぐると敵が増加するポイントが多いのでそれの活用。しかし、ファルコが追われるあたりでは彼の救助を優先したい。
チャージ弾の誘爆を使うと、それだけボーナスが増えるが、最初のレーザーエナジーを落とす5機編隊は、縦に並んだ3機のいずれかにチャージ弾を当てれば一発で全滅させられるのでロックオンするのはそのいずれかに。
裏技的なテクニックをあげると
・ビルを倒壊させるロボット(ガルーダ)を破壊後、その足元
・海上のアーチや小島
をチャージ弾で撃つと+1HITになる。
なんで地表を撃ってペパー将軍が報奨をくれるのかは考えないこと。
余談
- ステージ開始直後、調子に乗ったスリッピーがペッピーに叱られるや否や敵に背後を取られるが、仲間の救援サインのチュートリアルにもなっているので、大目に見てあげよう。
- ファルコが敵機に追われるイベントの後、ボムとレーザーエナジーが塔を挟んで並んでいるが、宙返りで両方取れる。
- 折れたウイングを修復できるウイングリペアに変化している時に、確実にそちらを取りたい人もいるかもしれないが、ウイングリペアに限りこの直後に海上エリアに入る前に再び現れるため、ボムを優先して構わない。
- 表ボスのグランガは脚部を撃つと股間部に様々なアイテムが現れるが、股間をくぐって本体とぶつかることなく宙返りすると1UPアイテムが現れる。ボス戦開始直後が狙い目だが、脚部を撃てば一瞬動きを止めるので、正面から向き合った時も試してみよう。これも股いやまた「くぐる隠しポイント」の1つであろう。
- 裏ボスのアタック・キャリアはSFC版にも登場している。そのためかはわからないが、N64版の通信画面は他キャラよりも荒いドット絵風。またガイドブックでは最弱のボス扱いされている。
- このアタック・キャリアによってグランガは惑星間移動しているとされる。ファルコが「獲物を見つけた」と言っているように、作戦終了ルートでも煙を上げながら航行する姿を目にすることができる。
- 「くぐる」事で何かが起こるのは後のステージでも度々登場するが、このコーネリアが最も多い。
- バトルゲームのステージにもなっているが、N64版における敵機の撃墜数を競うルールのみ、何故か惑星カタリナと差し替えになっている。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降(『for WiiU』を除く)の作品でステージとして登場している。
アーウィンの飛び交うグレートフォックスの上で戦うことになる。初代『スマブラ』のセクターZと違って、グレートフォックスも主砲のレーザーで攻撃してくるため注意が必要(但し、普通に戦っていればそこには行かない場所である)。
ちなみに、この主砲は一定ダメージで破壊可能で、破壊するとその試合中は二度と復活しない。
BGMはSFC版スターフォックスの惑星ベノムのテーマ曲になっている。また、フォックスかファルコを使用していると、スマッシュアピールで無線会話を聞くことができる。
F-ZERO ファルコン伝説
「バートのF-ZERO教室」にて、ジェームズ・マクラウドの出身地として名前のみ登場する。ただし、こちらはライラット系の第3惑星であるため原典とは微妙に異なっている。