ゴルヘックス
ごるへっくす
スペック
概要
ヘリック共和国軍のステゴサウルス型電子戦ゾイド。
サイズは中型ゾイドに相当し、ゴルドスの後継機として開発された。
大型ゾイドであるため狙われやすいゴルドスと比べて小型化・軽量化されており、迅速な作戦行動および遂行が出来る。
また、機体構造に頑強な新型フレーム(デルタフレーム)を使用しているため、当時としては最新鋭の電子機器を大量に搭載する事ができ、何よりそのシステムにはガラス状のアンテナプレートを使用した「クリスタルレーダー」と呼ばれる独自の技術を採用し、より正確な電波探査が可能になっている。
そのため、共和国軍ゾイド史上最高の電子戦ゾイドと評されており、ゲーターは愚かディメトロドンにも負けないレベルである。
一時期は隕石落下の大異変のせいでクリスタルレーダーの製造技術が失われてしまったため再生産が不可能になっていたが、後にCRの技術復興が叶ったことで復活に成功。同時に電子戦能力と機体出力が更に強化された事によりネオゼネバス帝国軍の強力な電子戦ゾイド・ダークスパイナーの妨害電波ジャミングウェーブを無効化出来るようになった。
ダークスパイナーのジャミングウェーブは共和国のあらゆるゾイドを完封してデスザウラー以上に共和国に恐れられており、誇張抜きで無敵のゾイドとして君臨していた。そんなダークスパイナーの妨害電波を無力化できるのは画期的であった。
ダークスパイナーの妨害電波に耐性があるのは他にゴジュラスギガがいるのだが、ゴジュラスギガは特殊な事情で大量配備できず、戦局を左右するほどのゾイドではなかった。そのため、単純な戦闘能力は極めて低いものの、ある意味ではゴジュラスギガよりもずっと共和国に貢献した機体である。単機でダークスパイナーとデスザウラーに対抗できるゴジュラスギガと、本機の大量配備により共和国は帝国を押し返すきっかけを作り出すことが出来た。
後継機はブロックスゾイドのディメトロプテラで、TB8機構により飛行タイプのプテラノドン型と電子戦タイプのディメトロドン型に変形可能となっている。
アニメ『ゾイドフューザーズ』では治安局の機体として登場。背部にはパトランプが取り付けられており、アロザウラーと共にゴジュラスギガの僚機として活躍した。
盗賊団の機体として通常仕様の機体も登場し、治安局機と直接対決を繰り広げた事もある。