スペック
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概要
ヘリック共和国軍のアロサウルス型汎用歩兵ゾイドで、サイズは中型ゾイドに相当。共和国軍の主力小型ゾイドであるゴドスの後継機として開発された。直立姿勢だった先代と比べて屈んでいるような姿勢で、先代には無かった強そうな口があり、より恐竜に近い姿となっている。
- 後に、ティガゴドスがアロザウラー寄りの造形を再現している。
小型ゴジュラスと呼ばれた先代の能力を引き継ぎつつ、より格闘戦能力を伸ばしている。更に、火炎放射器、背部には2連ビーム砲を装備。口内には何も装備していないのに拳に火器があるのは珍しいケースである。
- 旧シリーズでは、火炎放射器は咥内にあったが、新シリーズでは拳部に変更されている。
中央大陸戦争末期から運用され、続く大陸間戦争でも活躍していたがその戦いとZAC2056年のグランドカタストロフによって激減し一度は絶滅の危機に瀕する(その為か第二次大陸間戦争では再びゴドスが運用された)が、汎用性が高いアロザウラーを欲していた共和国軍は野生体の保護やゾイドコアの培養によって個体数を増やす事に成功させ、ヘリック共和国滅亡後にゴジュラスギガの護衛機として戦線に復帰させた。
カラーリングは、旧世代版は白と青、新世代版はレイノスに近い緑とグレーを基調としたものとなっている。FZ版は青とグレー。
バリエーション機として寒冷地タイプや前後姿勢にしたSタイプ、ブロックスゾイドカノンダイバーのパーツで強化したアロランチャー等が存在する。
活躍
バトルストーリー
- 旧シリーズ
ZACAC2047年に変わり者将校として名高いルイス大尉の駆る機体が「かまどとツバメ作戦」で大活躍したり、ZAC2053年10月にギル・ベイダーがヘリックシティを空襲した際にはベアファイターとともに応戦した。
- 新シリーズ
クック要塞攻略戦では、ゴジュラスギガの護衛として登場。特に鉄竜騎兵団の中央大陸侵攻で愛機ゴジュラスを失ったデュー・エルドの機体は、ゴジュラスギガを追い詰めたデスザウラーに単身挑み翻弄。
撃破されたものの大きなダメージを与え、ゴジュラスギガの逆転につないでいる。
ゾイドフューザーズ
ブルーシティ治安局の機体として多数が登場し、特に局員のチャオが搭乗。同組織に配備されているゴルヘックスと共にゴジュラスギガの僚機として活躍する。カラーリングは水色とグレーを主体としたカラーリングになっており、肩部にはパトランプを装備。
腕部の火炎放射器はバルカン砲のような実弾系の武装として描写されていた。
第9話「がんばれ治安局」では、治安局と窃盗団によるアロザウラー同士の戦闘もあった。
窃盗団のアロザウラーは背部にブースターキャノンを増設したものを使用している。
ゲーム
ファミコン用RPG『ゾイド2ゼネバスの逆襲』では、プレイヤーが最初に受領する主人公機な立ち位置で登場。専用装備として2連速射砲と2連ビーム砲が装備可能。
キット
コマンドウルフやベアファイターに次ぐ共和国軍のHiパワーユニット搭載型ゾイドで、ゼンマイを巻くと口を開閉させながら腕を振りつつ歩行する。更に膝は歩行に連動して屈伸するようになっている。また、背部の2連ビーム砲や爪は手動で角度を付ける事が可能。
その後は海外でもカラーリングなどを変えて発売されており、ヨーロッパ諸国では1993年に『ZOIDS2』シリーズとしてRAPTORの名称で発売。成型色はグレーや黒などの暗めの色使いとなり、頭部や2連ビーム砲などのランナーが銀メッキとなった。同シリーズの特徴的なファイヤーパターン風のシールも付属している。
翌年の1994年にはアメリカにて『TECHNO ZOIDS』シリーズとして「STRIKE ZILLA」の名称で発売されたが、こちらは日本の旧ゾイドシリーズとほぼ同じカラーリングとなっている。