レイノス
れいのす
ヘリック共和国軍が、ゼネバス帝国軍の飛行ゾイドのレドラーに対抗し、プテラスに代わる航空戦力として開発したプテラノドン型戦闘機ゾイド。
ヒットアンドアウェイを得意とするレドラーに比べ、このレイノスはドッグファイトに特化した機体となっている。
機体は大幅な軽量化がなされており、それにより多数の武装の搭載に成功した。
さらに後部に搭載されたジャイロ・Dシステムという姿勢制御機構により、優れた旋回性を発揮し、アフターバーナーの推進力は機体を一気に最高速まで加速させる事が出来る。
『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では、HMM版のプテラスと同様に強烈なキックを繰り出すことができる。
こちらも惑星Zi大異変の影響で絶滅寸前に追い込まれ、ほとんどの機体が使用不能に陥っていたが、性能、コストともに優秀な機体ということで復活計画が進められ、ZAC2100年代には個体数も安定、強力だが量産しづらいストームソーダーやサラマンダーの代替として多数再配備された。
ゾイド新世紀/ゼロ
ジェミー・ヘメロスの搭乗機として出演。
トロス博士がレイノスを購入するために、それまでの乗機であり、非常に愛着を持っていたプテラスボマーを勝手に売り飛ばしてしまっため、この機体に乗る羽目になった。
当初は通常通りにレイノスを操縦していたが、博士に(実の父親の生死を半分捏造されかけながらも)その血に眠る「荒鷲」を目覚めさせようとスパルタ的にアクロバットをさせられた。
- ジェミーは性格の為に穏やかな飛行を好むが、操縦技術そのものは非常に高く、覚醒前でもとんでもないアクロバットをさらりとやってのけており、チームのメンバーからも「ある意味すごい」と言われていた。
その後、バックドラフト団のザバット部隊とのバトルで窮地に陥った際に、ジェミーは血が覚醒し、本来の気弱な性格から自信溢れた強気な性格に変わり、普段は性格のせいで隠れている高い操縦技術を発揮し、大活躍した。
- この時見た目と声調も大きく変わるだけでなく、女性に対する免疫も上昇する。
かなり好戦的になり、後でストームソーダーとドッグファイトを繰り広げたりバーサークフューラーに正面から突っ込んでいくなど、格闘戦がお好みになる。
そのドッグファイトの技量と超高速飛行、射撃の正確さには定評があり、プテラスの主力であったミサイルを一切もたず(キットの設定にある格納式ミサイルは使用しなかった)、系統の違うビームガンとバルカン砲のみしか装備していないのにも関わらず、デビュー戦にて
- ソニックブームで無人機のザバットを多数破壊
- 非常に長距離から(あまり砲塔が自由に動かないはずの)ビームガンだけでやはりザバット数十機を瞬殺
- 高速空中戦のプロが見失うほどの制動力と機動性を発揮
- 改造機であるホエールキングの対空砲火を潜り抜けタッチダウンを決めて暴れまわり撤退を余儀なくさせる
- 上空からのヘッドランディングで無事に着陸する
など、この回だけで伝説を作り上げてしまった。