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解説

を三本使用する流儀。

持ち方は使用者によって違う。

日本において三本の刀剣を使用する描写は室町時代後期には既にみられる。

『鈴鹿の草子』『田村の草子』などに登場する鈴鹿御前立烏帽子)が三明の剣顕明連大通連小通連)を操る。

ロロノア・ゾロの三刀流

ONE PIECEロロノア・ゾロが使用する剣術のこと。刀を両手にそれぞれ1本ずつ持ち、口にもう1本咥えて使用する。恐らく世界で最も有名な「三刀流」である。

元は幼少期のゾロが道場破りの試合で披露した我流剣術である。この時はとにかく武器は多いほど強いと言わんばかりに、両手・口で計十何本もの竹刀を握っており、悪い意味で子供じみたメチャクチャなスタイルだった。当然、試合相手のくいなには通じず、試合を見ていた門下生にも「バカみてぇ」と呆れられ、ゾロ本人も見掛け倒しと悟ったのか入門後には刀一本に改めた。

その後、打倒くいなを目指し修行を重ね、二刀流に移行する。しかしくいなとの試合は全敗で、本物の刀を用いた真剣勝負でも勝てなかったため、二本で駄目なら三本として顎を鍛える特訓のもと、三刀流へと行き付いた。

下述するほか三刀流と異なり、超能力者や異形でなくとも形だけなら再現可能なスタイルだが、ゾロと全く同じようなスタイルは24年現在のところ確認できていない。余りに特徴的すぎて、リスペクトで登場させてもパクリと批難されかねないからだろうか。

なお口に武器を咥えるという発想自体は、ジャンプの大先輩である銀牙シリーズが実演している。後発でもダークソウル灰色の大狼シフがいる。ただしこれらは手が使えないワンコで、口以外で武器を持てないため仕方ない描写ではある。

ネタ

作中で門下生も呆れていたように非現実的なスタイルであり、読者からもよくネタにされる。

まず首は両腕と比べて可動域が狭いため、狙った位置を斬るためには身体全体を回転させないといけない。加えてこの状態で腕または刀を振り上げると、口に咥えた刀にぶつかってしまう。この時点で使い勝手が悪いと予想が付く。

また口で咥えた刀身の先に力が加わると、テコの原理によって当人の顎に凄まじい負担がかかる。普通なら耐えられないし、無理に固定しようものな顎の骨が外れてしまう。物理エンジンを用いた検証動画によると、ゾロは最低でも2000トンもの咬合力を持っているとのこと。

(比較対象として、ワニの咬合力が1~2トンである)

なお擁護すると、ゾロが三刀流を目指したのは「(二刀流で)くいなと2001試合やったが一度も勝てなかった」という戦績に基づくもので、どうしたら勝てるかを真剣に考えた結果である。要は奇策としての採用で、本人も始めは正統派スタイルで勝つつもりだったのだ。くいな以外の門下生も二刀流のゾロを「男で一番強い」と称していた。

また思いついた際もすぐ実行に移すのではなく、顎を鍛える修行から始めており、それを八年後の旅立ちの日まで続けていた。初期の時点で自分より大きな岩石(推定2~3トン)を支えており、そこから八年の修行で成長したと考えれば、なのでゾロが異常な咬合力を持っているのも説明がつく(それでも2000トンはちょっと無理があるが・・・)

ちなみに口が塞がっているのに声がどもらないのは彼の心意気によるものだとかなんとか。

ほかの三刀流

三本の腕にそれぞれ武器を持つ。

片手で三本持って使用。六爪流の片手のみ版。

背後に二本の剣が浮いており、自動的に追撃を行う。

7巻で構えを見せる。ただし3本目の剣は尻で持つ。

神通力三明の剣を巧みに操る。

こちらは剣士ではなくドラマーではあるが、弟に人数や誕生日等縁のある3という数字に掛けて、ゾロのように口に3本目のスティックを咥えて演奏する。二つ名も「三刀流」。

本人は一刀流だが、エクステンションラインを用いることでマントを「シルバーマント」というモンスターに変え、そのマントが二刀を操ることで、合計三刀での戦闘を行える。

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親記事

三刀流の編集履歴2024/06/02 23:42:04 版