三つ編みの少女
みつあみのしょうじょ
概要
着物を着て髪をおさげにした少女。彼女自身は普通の人間であり、洗脳や催眠などで操られているわけでもないが、魘夢の見せる「幸せな夢」によって完全に懐柔されている様子である。
作中では、侵入する前に他の人間たちに縄の繋ぎ方を教え、場を仕切っていたことから、リーダー格として振る舞っている。
活躍
彼を討伐しに来たかまぼこ隊&煉獄杏寿郎と敵対し、魘夢の指示を受けて鬼殺隊の「精神の核」を破壊するべく動き出した。煉獄の精神の核を見た際に「赤いのは初めて見た。精神の核は硝子細工のように脆いからどんなものだったとしても簡単に壊せる」といった独白から、他人の精神の核を破壊するのはそれなりに経験してきたようだ。そのため、既に何度か鬼殺隊士を手に掛けてきた模様でもある。夢の中にある「無意識領域」に侵入する……が、目的である精神の核を前に本能で危険を察知した(まだ無意識状態の)煉獄に頚を掴まれて膠着状態になってしまった。
※煉獄は相手が人間である事を本能的に察し、拘束程度の首絞めに留めていた。
結末
その後は禰豆子の爆血により、煉獄の意識と自身を繋ぐ縄が焼かれて「精神の核」の破壊は失敗に終わった。
目を覚ました炭治郎に対しては「邪魔しないでよ!!あんた達が来たせいで夢を見せてもらえないじゃない!!」と恨み言を叫びながら錐で襲い掛かり、害意がなくなった結核の青年を叱咤して加勢を強制する姿勢を見せたものの(冒頭のセリフがこれ)、炭治郎に手刀で気絶させられた。
魘夢が討たれた事で汽車脱線後は、脱線の際の衝撃で負傷した上に右目が潰れてしまったらしく、同じく負傷した結核の青年に助けられ、涙を流していた。おそらく魘夢が死んだことでもう夢が見られないことを嘆いていたと思われる。
余談
配下になった理由は不明だが、魘夢の見せる幸せな夢にすがっている辺り結核の青年や車掌と同様に相当不幸な人生を送っていたと思われる。実際魘夢が人間を喰う鬼と知りながら「あの人」と呼ぶなど完全に依存しきっている模様である。
その後、煉獄が猗窩座に人間の儚さと美しさを説くシーンで姿が確認できる。
実際、小説版では“魘夢に命じられて何度も夢に入ってきた”という記述がある事から、既に幾つかの核を破壊してきた手練れである事が改めて確定した。
また、行方不明になった乗客40名や鬼殺隊士数名の中にも、「彼女に精神の核を破壊され、そのまま魘夢や他の鬼に食われた」者は少なからずいたと思われる。
人気
第二回鬼滅の刃キャラクター人気投票では「煉獄の無意識領域に侵入した少女」と表記されていた。
結果は112票獲得の46位であり、名無しのキャラとしては3位という好順位である。
上位2名がコラで人気なサイコロステーキ先輩と半天狗を裁いた奉行であるのに対し、彼女はそのような物は無いどころか劇場版予告編にも登場していない。
ネット上では、彼女のことを「おさげの少女」とか「バイトリーダー」等とも呼ばれる。
キメツ学園
キメツ学園!にて、変態鉄道オタク・魘夢民尾の変態行為に驚愕する乗客として初登場。