概要
2018年10月にPS4用ソフトとして発売された。「ガラパゴスRPG」シリーズ第5弾。
ジャンルは「生きるために竜を喰らうRPG」とのこと。CEROはC(15歳以上対象)。
ふとしたきっかけで魔女の力を得た主人公が、竜と魔女を巡る過酷で哀しき運命に巻き込まれてゆく…。
ストーリー
舞台は巨大竜が跋扈する世界「ヴァーネリア」。
「魔女」と呼ばれる存在の少女たちは、竜を生み出す存在として忌み嫌われていた。
主人公である騎士ゼフィは、魔女狩りの最中に巨大竜に襲われ危機に陥るが、魔女であるミネッサに救われる。
その際竜の血を飲んだことで魔女としての力に目覚めたゼフィは、魔女たちと行動を共にすることになる。
そんな彼らの行く手に待ち受けるのは、世界統治機関である「奉皇庁」や、魔女を狩る「鎮魂騎士団」、竜狩りの集団「エビルレイヴン」などさまざまな勢力であった。
哀しき運命を背負った魔女たちと、その力を得た少年。彼らが辿る運命とは…。
キャラクター
CV:阿部大樹
本作の主人公。元々は鎮魂騎士団の一員で魔女狩りを行っていたが、竜の血を摂取したことで魔力が覚醒する。
真面目な堅物だが、お人好しな面も。
- ミネッサ
CV:千本木彩花
本作のヒロイン。薔薇の花や茨をモチーフにした衣装の銀髪の魔女。
魔女の呪いを解くための手がかりを探し求めている。
幼い頃、魔女の大量虐殺事件に巻き込まれたことが強いトラウマになっている。
- カリカロ
CV:福原綾香
堅物でドライな性格の魔女。しかし思考が極端で少々抜けており、何かとすぐ「殺そう」と口にする。
かなりのメシマズ。
- ラポネット
CV:東城日沙子
清楚でどこか哀しげな瞳をした魔女。
千里眼の魔力をもつが、それによって他者の不幸な未来が見えてしまうことがあるため、本人は能力を良く思っていない。
- シャルロッタ
CV:三澤紗千香
10年前の魔女の大虐殺事件、「獄炎の謝肉祭」を引き起こした張本人とされる魔女。
無邪気さの中に他者を翻弄するような妖艶さを垣間見せる。
- ファル
CV:赤崎千夏
魔女たちが隠れ住む「ネグラ」で暮らしている、妹と呼ばれる年少の魔女のひとり。
妹たちの中では一番年上というだけあって責任感が強く背伸びしがち。
ゼフィに対してはわかりやすいツンデレ。
- モネ
CV:吉岡麻耶
ネグラで暮らす妹魔女のひとり。タレ耳兎のようなフードを被っている。
おっとり天然で、外部の人間に対しても警戒心がない。なのです口調。
- チキータ
CV:佐々木李子
妹魔女のひとり。コウモリのようなフードを被っている。
非常に口が悪いひねくれ者で、外部の人間に対して露骨に嫌悪感を露わにする。
- プチトット
CV:桃河りか
妹魔女のひとり。ロールケーキのような巻き毛が特徴的。
トラネコのようなフードを被っている。最年少だが聡明でな読書家。
- ズバァハ
CV:古川由利奈
ネグラで暮らす研究者の魔女。素材を持っていくと報酬をくれる。
ペストマスクを身に着け、全身に薬剤の瓶を括り付けた奇妙な風貌と、老婆のような口調が特徴。
魔道人形のコゼッティアと使い魔のニャルモを従えている。
- コーベリア
CV:笹本菜津枝
鎮魂騎士団の団長で、厳格かつ冷酷な女傑。
魔女を虐げることに快感を覚えるサディスト。
- ルビーアイ
CV:江口育美
竜狩り集団「エビルレイヴン」のリーダー。
本名は不明。右目がルビーになっており、そのためこの名前で呼ばれている。
- デュランドル
CV:綿貫竜之介
エビルレイヴンの一員。竜を狩ることに生きがいを感じている戦闘狂。
- ペルゼン
CV:上別府仁資
世界を統治する奉皇庁の奉皇。聖神ヴァルニールを崇拝している。
- シャルド
CV:泰勇気
枢機卿。奉皇の側近を務めている。
システム
バトルシステム自体は割とオーソドックスなRPGであり、魔女の力で浮遊しながら戦うため敵と高度を合わせて攻撃することが重要である。
その他特徴的なシステムとして、ヒロインである魔女たち(その力を受け継ぐゼフィも含む)に「狂気度」なるパラメータがある。
ゲーム中の選択肢などで溜まってゆき、限界値を越えるとバッドエンドとなってしまうというもの。
これは本作における「魔女」は竜の種を孕んでおり、その昂る衝動によって狂気に染まってしまうという設定があるため。
竜の血肉を喰らうことで狂気を抑えることができるのだが、その場合胎内の竜の種が育ち、やがて腹を食い破って這い出てくるというえげつない設定がある。
魔女の隠れ家にいる「妹」と呼ばれる幼魔女たちが狂わないよう竜の血肉を与えることができるのだが、与えすぎると妹たちの胎内から竜が誕生してしまう(当然妹は死亡する)。
しかしその竜はレアスキルを持っているため攻略上は有用だったりする。そのため、妹を生かすか殺すかはプレイヤー次第…というわけ。
以上のような背徳的なシステムが目白押しであるため開発の性癖が濃すぎると一部で話題になったことがある。
ゲームオーバーになるとどうなるかは第1章と第2章以降とは違う。
第1章では、何事なくタイトル画面に戻されるが、第2章以降からは狂気度が増える代わりに魔女のねぐらに戻される。
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パンドラの塔…ヒロインに血肉を与えられたり、またそのヒロインが化け物に変貌してしまうなど本作と似たような要素がある。